冷房・除湿・送風の違い、知ってますか?
更新日:2025年07月27日 ご家庭向け
夏の暑い日、エアコンのリモコンを見てみると、「冷房」「除湿」「送風」といった運転モードが並んでいますよね。
なんとなく「涼しくなるモード」というイメージはあっても、それぞれの違いをしっかり理解して使い分けている人は、意外と少ないかもしれません。
今回は、それぞれのモードの違いと使い分けのコツについて、わかりやすくご紹介します!
冷房モード(クーラー)
室内の温度を下げるための基本モードです。
設定温度よりも室温が高いときに、エアコン内部の冷媒を使って空気を冷やし、冷風を送り出します。
同時に、空気中の水分(湿気)もある程度除去されますが、**目的は「温度を下げること」**です。
こんなときにおすすめ:
✔ 真夏の暑さ対策に
✔ 室温をしっかり下げたいときに
✔ 体をしっかり冷やしたいときに
除湿モード(ドライ)
空気中の湿度(湿気)を下げるのが目的のモード。
エアコンは空気を冷やすことで水分を結露させて取り除くため、除湿でも空気は少し冷たくなります。
ただし、冷房に比べて冷却力は弱め。除湿の方法はメーカーによって異なり、
・弱冷房除湿(弱い冷房で除湿)
・再熱除湿(冷やした空気を再加熱して快適な温度で除湿)
の2種類があります。
こんなときにおすすめ:
✔ 湿気でムシムシするとき
✔ 梅雨時の寝苦しい夜に
✔ 室温をあまり下げたくないけど、湿度を下げたいときに
送風モード(ファン)
室内の空気を循環させるだけのモードです。
空気を冷やす機能はありません。つまり、電気代は安く済みます。
「扇風機」のような役割をするので、部屋の空気を動かして体感温度を下げたり、エアコン内部を乾燥させる目的でも使えます。
こんなときにおすすめ:
✔ 涼しい外気を取り入れたいとき(窓を開けて)
✔ 冷房を使ったあとに、エアコン内部の乾燥目的で
✔ 扇風機代わりに使いたいとき
上手な使い分けで快適&節電!
それぞれのモードには特徴があり、目的によって使い分けるのがポイントです。
「とにかく暑い!」ときは冷房、「ムシムシするけど温度はそこまでじゃない」なら除湿、
電気代を抑えつつ空気を循環させたいなら送風…と、使い分けることで快適性も電気代も大きく変わります。
そして、どのモードも快適に使うためには、エアコン内部が清潔であることが大前提。
汚れやカビが溜まっていると、風のニオイが気になったり、効きが悪くなったりすることも…。
「最近、効きが悪いかも…」「ニオイが気になる…」という方は、ぜひプロのエアコンクリーニングもご検討ください!