プロフェッショナル〜仕事の有意義〜　おそうじ屋は儲かるのか…。一人一人のお客様を大切に

皆さん、こんにちは。

「一人一人のお客様を大切に」

おそうじ革命【石川金沢西店】です。

 

今回は、（ぶっ壊すでおなじみの）某全国放送局さんのパロディーとして、「おそうじのプロとは儲かるのか」をテーマにお話ししたいと思います。

 

私は、清掃業でもハウスクリーニング（主に一般住宅の清掃）と空室清掃（マンション．アパートの入退去に伴う清掃）を中心に営業しております。

その他にも、ビル清掃や店舗清掃。公共施設の清掃や美装。下水や配管清掃など清掃業は様々ありますが、私はこれらは専門外ですので、ハウスクリーニングなどについてお話ししたいと思います。

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ハウスクリーニングを営んでいる、

おそうじ革命【石川金沢西店】のオーナー

青木氏に同行して、現場の様子を伺う事が出来た。

8月金沢市内某所。午前9時。現場集合して、これからエアコンクリーニングの依頼があったお宅に向かう。

この日は最高気温36℃予想。朝だというのにすでに30℃近く気温が上がっていた。

お客に挨拶して一通り説明すると、青木は慣れた手つきでエアコンクリーニングの作業を始める。

青木は、ハウスクリーニングに伺うと、かなりの頻度で聞かれる事がある。

「すぐ予約を取れないので仕事は忙しいくらいですか？儲かりますよね。」

青木は…お客に背を向けて作業をしながら笑顔でこう言った。

「お陰様で忙しくしていますが、全然儲かりません（笑）」

お客は食い下がる。

「またまた、エアコンクリーニングとか儲かるじゃないの？！」

青木は作業の手を止めずに、笑顔でこう切り出す。

「いやいや、エアコンクリーニングは残念ながら夏だけ忙しいです。その他はあんまり。特に石川県など地方は人口がね…。東京とかは儲かるんじゃないですか？冬は閑散期で仕事は殆ど無いです。だから、春は空室のお仕事でなんとか食いつないで、夏は休み無く働いて稼いで、冬は仕事無くてもなんとか食べていけるようにしています。」

お客は不思議そうに尋ねる。

「じゃあ、何で会社員辞めてまでこの仕事始めたの？」

青木は、やっと振り返り、やっとお客に目を合わせてこう答えた。

「やっぱり掃除が好きなんですよ。そう。それなんですよね。キレイにすればするほど、ビックリするほど喜んでいただける。感動していただける。会社員ではこんなに間近でストレートに感謝されることなんて無いですからね？もう、中毒なんですね。こんなの見たらそんな感動していただける姿を見れない仕事なんてできなくなるんですよ。」

 

青木は、仕事を終えて満足げだった。シャツは汗でびしょ濡れで、額は汗が滝のように滴りおちていた。

道具を車に積み込みこう言う。

「もちろん、すべてのお客様に感動していただけていないです。それは自分の技術不足。だから、次こそは！どうしたら皆感動していただけるのか、毎日必死で考えるんですよね。そのために、技術．知識を磨く。だから、毎日新鮮で楽しんですよ。じゃあ、次行きますんで。」

青木はそう伝えると、車に乗り込み颯爽と次の現場に向かって行った。

♪スガシカオ「progress」

最後にあなたにとってプロフェッショナルとは？

「求められる者ですね。自分で精一杯持てる技術、サービスをしてお客様に、次も来てほしいと思ってもらえる。そう思っていただけたらそれで満足なんですよ。どんな仕事でもそうなんだろうけど。それが全てなんですよね。」

 

「プロフェッショナル　〜仕事の有意義〜」

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いかがでしょうか。パロってますね〜。あの代表曲が聞こえてくるようですよね。

 

そんなわけで、

「おそうじのプロは儲かるのか？」

の答えは、NO！ですね。

ハッキリ言って儲かりません！（笑）

下手したらボーナスとか社会保険を考えると、会社員の頃のほうが儲かっていたと思います。

 

しかも、作業はすべての3Kです。

一昔前に流行った仕事の過酷な内容を表す頭文字「キツイ、キタナイ、キケン」そして、儲からないので「カネにならない」で4Kです笑。

 

夏はエアコンなど使えないので猛暑の中作業。脚立を踏み外して捻挫、風邪、体が動かない病気をすれば仕事にならない。キッチン、レンジフードなど油や焦げまみれ気持悪い。浴室はカビ、水垢だらけ汗まみれ。家族ではなく他人が汚したモノをキレイにしなければなりません。しかも、毎日です！毎日3Kです。

空室清掃では、賃貸なので何年もまともに掃除なんかしたことのない現場が続きます。

浴室は、こんな所で体洗えるのか？というくらいヘドロまみれ、カビまみれ。キッチンから黒光りのアノ虫が出てくるなんてしょっちゅうです。

 

では、何でこんな仕事を続けるのか？と疑問に思うかもしれませんが、理由は上記の通りですね。

さらに、「掃除が好き」とありましたが、ちょっと違っていて、もっと詳しく言うと、「汚れたものをキレイにしていくのが好き。たまらない。ゾクゾクする。愉悦を感じる」です。

そう、ヘンタイです。

いくら汚くても「キレイにしてやる。こんなにキレイになった！」と自分で楽しんでいるのです。その結果、延長線で「お客様に感動していただける」です。そして、その感動が欲しくなって次もまたキレイにする。（愉悦と感動）中毒です。

（法律に引っかかるダメな中毒者ではなく、良い方の）

そう！ヘンタイじゃないと務まりません。毎日、3Kで儲からない仕事は続きません（笑）。

私は毎日楽しいです！もちろん、辛い時大変な時は他の仕事並みにありますが、圧倒的に楽しいです。

そして、ちゃんとご飯を食べれて道具のメンテやもしもの蓄えのために少しだけ儲らせていただける料金をいただいております。だから、続けることができるのです。

 

もし、これを読んでいる「ハウスクリーニング」を始めようと、興味をもっている方は、自分がヘンタイかどうか真剣にお考えください。マジでっ！3Kですから（笑）

この業界はすぐ始められるので、起業する方も多いですが、辞める方も圧倒的に多いです。

続けられないんですね…。単に「儲けよう！」「掃除が好き」では。

私の周りにも、理由はそれぞれですが、同業者10人中5.6人辞めています。せっかく会社員を辞めて独立するリスクを負ったけれども…。

本当に覚悟（3Kで一生働く。儲からなくても何か生きがいを感じる）がなければ、安月給で多少ブラックでも断然会社員の方がいいです。怪我病気しても有給・社会保険が使えますし、会社がつぶれない限り食べられないことはない。私が起業したときは仕事が無さ過ぎて、精神が正気ではいられませんでした（泣）起業したらすべて自己責任ですからね。お客様がリピートしてくれないから。怪我したから。経済が悪いから。フランチャイズ本部が何もしてくれないから。災害があったから。などなど不満や愚痴を言っても売り上げは上がりませんっ。どんな理由があろうが自己責任です。そういうものです。

でも、本当の本当に「キレイにするのがたまらない！ツラくてもお客様が喜ぶ姿を見るのがたまらない！」

という本物のヘンタイであると思うならば、始めてみられたらいかがでしょうか？

そして、ぜひ、そんなヘンタイ同士一緒にお仕事できたらと思います！

本物のヘンタイさんには相談乗ります（笑）

 

以上、おそうじのプロのここだけの話でした。

 

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