トイレの尿石

いつものトイレ掃除、「なんか最近臭うな」と思ったら、ちょっと便器を覗き込んで見てください。

きっと「え、こんなに黒かったっけ⁉︎」「うわぁ、黄色くなってる〜」という声が聞こえてくると思います。

今日は、そんなトイレの悪臭の原因にもなっている黄色や黒い汚れの正体、「尿石」について書いていこうと思います。

「じゃあ一体尿石って何？」と思うと思うのですが、これは尿に含まれているカルシウムイオンという成分が濃縮され、炭酸などと反応してカルシウム化合物となって沈着したもので、これが機器への悪影響、悪臭や対照面の劣化、衛生環境の悪化などの弊害を生み出す原因になっているものなのです。

さて、「では尿石の汚れってどうすれば落ちるの？」と言う話なのですが、尿石はアルカリ性の汚れなので、洗剤は酸性洗剤を使い（市販品でいう有名どころですとサンポールなど）、道具は主に研磨パッドを使用して落とします。（ホームセンターなどで茶色の研磨パッドと言えば、案内してくれると思います。）

今回は、陶器製の便器の場合で説明させていただきますね。

手順としては、まず、尿石を先の固いスクレーパー等でおおまかに削ってから、トイレットペーパーを尿石の上に敷き、酸性洗剤を染み込ませてつけ置きします。あらかじめ水抜きをしておくと作業がし易いです。

しばらくつけ置きした後、トイレットペーパーを流します。その後、研磨パッドでしっかり磨きます。落ちが悪い場合は、再び酸性洗剤をかけて擦ります。

以上の手順で、根気よく清掃すると尿石は落ち、便器は綺麗になるはずです。

・尿石とは尿に含まれているカルシウムイオンが原因の汚れ

・清掃には酸性洗剤を使う

上記の方法でやってみたけどまだ尿石や臭いが気になったり、「自分でトイレを掃除するのは抵抗がある」という場合などは、プロにご相談ください。

では、また次回の記事をお楽しみに！