読了本_民王 池井戸潤
公開日:2025年05月10日
更新日:2025年05月10日 その他コラム
更新日:2025年05月10日 その他コラム
現在研修中、2025年6月8日開業予定
おそうじ革命埼玉戸田公園店の上笹です
読書が趣味の一つですので、
直近の読了本の感想をネタバレ無しの範囲で感想をブログに載せさせていただきます
民王は、いつもの池井戸潤さんとは少し違って
入れ替わりものという奇想天外なストーリーで
(麻生太郎風の)総理大臣の武藤泰山を中心に描いた
政治エンタメ要素を持つドタバタコメディです
入れ替わりものとう非現実的でPOPな題材ではありますが
政治家として、人として、の在り方を問う心が熱くなるような内容でもあります
ドタバタコメデイなので、面白いシーンは多々あるのですが
やはり池井戸さん作品ですので痛快なシーンがいいですね
泰山が面接官を言い負かすくだりは
翔には申し訳ありませんが、読んでいてほんとに痛快です
一方の翔も、
カリヤンを庇うシーンをはじめ、翔ちゃんの言葉が泰山の心を動かすところなど
入れ替わったことで過去のバカ息子から、確実に成長をしていく姿がいいですね
登場人物が多いにもかかわらず
カリヤンや新田をはじめ、皆個性が際立っていて
最後まで楽しく読むことができる面白い作品でした