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洗剤を混ぜたら大惨事!塩素ガス発生の危険と対処法は?

公開日:2024年04月13日
更新日:2024年04月26日
ご家庭向け

「カビ取り用洗剤」とトイレ用「酸性洗剤」。

上記の洗剤には「混ぜるな危険」という文字が目立つようにパッケージがされています。

それは、混ぜるととても「ヤバイ」、恐ろしい塩素ガスが発生するからです。

洗剤を混ぜることで、致命的な事故が発生する可能性があります。

しかし、その恐怖に圧倒される必要はありません。

対処は意外と簡単です。

この記事では、塩素ガスの特性と、混合時に取るべき対処法について詳しく解説します。

 

「洗剤を混ぜたら大惨事!塩素ガス発生の危険と対処法は?」

1.そもそも「塩素ガス」ってなに?

2.実際混ぜるとどうなる?

3.実は簡単!!「塩素ガス」対処方法

※ヒントは「ヤバイ臭い」「空気より重い」「水に溶けやすい」です。

1.そもそも「塩素ガス」ってなに?

 「塩素ガス」や「Cl₂(シーエルツー)」そして「二塩素」は、中学や高校の授業で習う「塩素」のことです。

食塩水(塩化ナトリウム水溶液)から、電気を使って作られます。

純度100%の塩素は気体で、それが「塩素ガス」と呼ばれます。

普段の生活では気体まま使うことは難しいので、「水酸化ナトリウム水溶液」と反応させて「次亜塩素酸ナトリウム」っていう形で使われています。

それが「カビ取り用洗剤」の中に入っているですね。

洗剤の成分表にも書いてあるから、見てみてください。

2.実際混ぜるとどうなる?

「カビ取り洗剤」の主成分である「次亜塩素酸ナトリウム」と、トイレ用の酸性洗剤の主成分である「塩酸」を混ぜると、次のような化学式になります。

次亜塩素酸ナトリウム + 塩酸 = 塩化ナトリウム(塩) + 水 + 塩素

 NaClO + 2HCl = NaCl + H₂O + Cl₂

元々は塩化ナトリウム(食塩)から分解して、水酸化ナトリウム水溶液に反応させて生成した「次亜塩素酸ナトリウム」

しかし、酸性洗剤と混ぜると元の食塩に戻ってしまいます。

そして、有毒な塩素ガスが発生してしまいます。

化学式だけで見ると、せっかく「カビ取り洗剤」を作ったのに…何となくもったいない気がしますね。

3.実は簡単!!「塩素ガス」対処方法

さて、最後に「塩素ガス」の対処方法をご紹介します。

塩素ガスには3つの特徴がありますので、それを考慮して対処していきましょう。

 

まず、塩素ガスの最初の特徴は「ヤバイ臭いがする」ということです。

昔は化学兵器として使われていたこともあるそうですが、強い臭いで気づかれるので兵器としては開発されなくなったとか。

ですから、ヤバイ臭いを感じたら、すぐにその場から遠ざかりましょう。

 

第2の特徴は「空気より重い」ということ。

塩素ガスは床に近いところを流れていくので、座っていたら立ち上がることで対処できます。

また、重たいといっても、換気さえしてしまえば空気で薄まってしまうので、恐れる必要なしです。

 

第3の特徴は、「水に溶けやすい」ということです。

もしお風呂でカビ取り洗剤を混ぜてしまって、ヤバイ臭いがする場合は、シャワーの水を使いましょう。

塩素ガスが水に溶けて、排水溝に流れていきます。

また水の流せないと頃であれば、霧吹きで水をまき、最後に乾拭きする方法もあります。

しかし、気を付けなければいけないのは、身長の低い子どもたちです。

塩素ガスは地を這うように流れていくので、大人の私たちは大丈夫でも、子どもたちは影響を受ける可能性があります。

特に赤ちゃんは要注意です。

床に寝かせている場合は、すぐに抱き上げて別の場所に移動しましょう。

 

最後に…

対処方法はあるものの、塩素は「毒ガス」には変わりありません。

とにかく「塩素系カビ取り洗剤」は絶対に混ぜない!ことが大切です(^^)/

ブログの閲覧ありがとうございました。おそうじ革命品川旗の台店 春原(すのはら)と申します。

ハウスクリーニング業者として「塩素ガス」の対処方法をまとめました。

私もトイレの掃除の際に洗剤が混ざってしまう場合があります。

「塩素ガス」は誤って吸い込んでしまうと、胸の奥に何か入り込んで、せき込んでも吐き出せないという苦しい状況になります。

「ヤバイ臭い」が発生した場合は直ちに立ち上がり、その場から遠ざかり、新鮮な空気を吸い込みましょう。

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