エアコン
更新日:2025年05月20日
5月も終わりに近づいてきましたね。そして、ここ毎年かな?暑い、、、暑い、、、暑い。とにかく暑いですよね。そろそろ、虫も飛んでくる、夕方には蚊がいるし。この前、蚊?ブヨ?どっちか知らんけど、刺されてかゆいです。
それはさておき、今回は、この暑くなってくるのに合われて、使用頻度が増える、エアコンについて書いていきます。エアコンは我々ハウスクリーニング業者はこの時期、超多忙になるのですが、エアコンを掃除しなきゃ。でも自分ひとりではできないなあ。しなきゃとわかっているが、どうやってやるんだろう?脚立にのぼっても届かない!フィルターってどれ?外し方が分からない。など、エアコンって、使用不可欠になったここ最近の地球温暖化によってますます普及率が高くなった一方で、そのメンテナンス方法については謎だらけですよね?今回はそんなエアコンの謎(?_?)を少しでも解決させていただきたいと思います!
では、まず、エアコンってメンテナンスといっても、めんどくさいし謎だらけ。そんなもの放っておけばいいじゃん。実際今はちゃんと使えるし。そう思う方も多いと思います。でも実際、放っておいて、いいことより悪いことの方が多いんです。
今回は、エアコンフィルターの重要性を書いていきます。
まずは、エアコンは室内機、室外機って2種類あります。室内にある壁掛けの本体が家庭では一般です。それと外にある四角い本体で中でファンが回っているのが室外機です。この室内機、室外機、両方がしっかり機能していてエアコンは役割を果たしているんですが(当然ですけど)室内機は室内の空気を吸って外の室外機で暖かくしたり冷たくして、室内に送り設定した温度にしてくれます。この時、空気中にあるホコリ、これが室内機に入っていってしまうのを防ぐのがフィルターです。網の四角いヤツです。これはご自身で清掃可能で行ったことがある方も多いと思います。まず、フィルターを掃除していれば、その奥にある銀色で縦の線がいっぱいあるヤツ、これを熱交換器っていいます。(左画像参照)これにホコリがついて内部に入っていかないようにするのがフィルターです。約1~2か月に一度は清掃してもらうと本当はいいです。どのメーカーもカバーを外した後、すぐに取り外しやすくなっていると思います。お手入れ方法は、表面にほこりがついているので、柔らかいハケで力を入れずなでるようにホコリを除去する、掃除機のハケで吸い取る、シャワーで軽く洗い流す、など。長期、お手入れしていないフィルターは場合によってはカビが付着していることがあります。そのような時はカビ取り剤をつけ置いてからシャワーで流してください。
フィルターを放っておくことで、フィルターでは取り切れず、中にホコリが浸入し熱交換器に付着してしまいます。こうなると簡単にホコリを除去するのは難しくなります。熱交換器は、薄いアルミが細かく縦に何本もあり構成されています。非常に薄いので指で触ったりしなだけで曲がってしまいます。非常にデリケートな部分です。掃除機のハケでホコリを取ろうとするとフィンが曲がってしまうのです。慎重にハケやブラシで除去しなければなりません。まず完全にホコリを取ることは難しいです。
そもそもこの熱交換器、その名の通り、役割は室内の空気を取り入れ、暖かい空気と冷たい空気、交換する為に重要な役割を担っています。これが表面が曲がっていたり、ホコリが詰まっている状態だと何が起こるか、空気を交換できないので、しっかり冷えない、温まらい、本来のエアコンの機能が果たせません。それから、空気を設定した温度に頑張ってしようとするエアコンなので、余計に頑張ってエネルギーを消費します。消費電力を多く使用し結果、電気代が爆上がりです。
もう一つ。特に夏。冷房を付けると暖かい空気を取り入れ、冷たい空気を交換し出します。すると熱交換表面に結露が発生し水分が出ます。ちょうど、夏に冷たいグラスにビールを注ぐと表面が濡れますよね?あれです。ホコリまみの状態で水分が発生します。なので ほこり+水分=カビ となるわけです。
では、夏、熱交換器に水分がでるなら、垂れてくるんでは?そう思いますよね。その為に熱交換の下には、「ドレンパン」というものがあります。左画像参照
このドレンパン、付着した水分を受け止め、外へ排出してくれる役割があるんです。横に長ーいお皿見たいやつです。その先にドレンホースという外に繋がっているホースを通り結露の水分を排出してくれるんです。エアコンはこういった構造になっているんです。
が、しかしまたしてもホコリがジャマをします。ホコリは濡れてやがて下のドレンパンに落ちます。ある程度少量のほこり程度なら結露水と共に下に流れてくれるはず。しかしホコリまみれであれば、流れずドレンにとどまりやがてカビが発生します。フィルター、熱交換器、ドレンパンすべてにカビ発生です。やがて、ドレンパン下にある空気を部屋全体に送る丸い筒状のファン、これにもカビが付着。いい方悪いですが「カビ送風機」と化してしまいます。
エアコンのよくある症状、モワッとカビの匂い。これですね。匂いは特にドレンパン内にホコリ、カビがあると匂いやすく、匂いだけではありません。ドレン内につまったホコリ+カビはいずれ、太いとは言いがたいドレンホースに詰まり排出できない結露水はドレンパンにたまり、水漏れが発生します。当然、カビを部屋中に送るのでアレルギー体質の方がいれば、症状の原因の一つは、これがあるかもしれません。
エアコン異常のよくある症状、匂い、水漏れこの2つ、原因のほとんどは、ホコリ、カビここから来る症状なのです。フィルターをホコリをできるだけ少ない状態で除去できるか否か、これによりエアコンをより快適に使用できるかがかかってきます。たかが、フィルターと思いきや、こうして考えると重要な役割を担っていると思いませんか?