外壁塗装 金具塗装
更新日:2025年06月05日
今回は、外壁塗装の続編です。前回は、外壁の洗浄についての話でした。そして、今回は、高圧洗浄後、ようやく、ここで塗装が出来る!そう思っていました。いざ、下地のシリコンシーラー、好みの色の塗料を購入し、塗っていくぞーっと意気込んでいました・・・
が、ここでまた勉強不足。外壁自体はそれでよいのですが、外壁以外の部分、金属の部分があるんですね。下地は、なんでもシーラー塗れば、いいじゃん!そう思ってましたが、間違いのようで。外壁で金属の部分。まず「水切り」(画像左)これは、外壁の土台の部分、基礎と外壁の間にある金属の部分ですね。我が家は黒の塗装がされており、所どころ、塗装が取れちゃってました。同じく黒で塗装し直す予定です。この「水切り」なんであるの?ってことなんですが、非常に大事な役割を担っています。
まず、外壁材の構造を説明します。一番外にあって雨風を防いでいます。その奥に下地材がありさらに奥に防湿シート、断熱材があり家屋への防水、防湿を担っています。現在、日本の建築では、通気構法という技術が用いられていて、外壁、断熱材の間にわざと空間を設け空気の通り道を作ります。これは結露や地上からの湿気で外壁材、下地を傷めないようにするためです。そして、結露などでできた水分を下にためずに逃がす働きがあるのがこの「水切り」です。外壁内にできた水分が下に溜まらないように基礎の外側に逃がす働きをして外壁材の防水、防湿に役立っています。この水切りは放っておくことで、塗料がはがれ(我が家の水切り)やがて錆びて駆逐してしまいます。こうなると役割を果たせず外壁に影響が!?塗装だけではきかなくなり、水切りを交換!という事態に。水切りを交換するということは、構造的に、外壁を剥がす必要が出てきます。大変な出費!悲惨ですわ(´;ω;`)ウゥゥ
ということで、この水切り塗装は、一般的に外壁塗装と一緒に行うことが多いそうです。その水切りについて、知ったのは、いざ外壁を塗装するから塗料を買った時でした。塗料を購入したホームセンターの店員さんに水切りにもシリコンシーラーがよいのか聞いたら違ったようで。油性の鉄用下地と黒の塗料を購入しました。もう一つ、鉄製の部分、これが「ジョイナー」です。ジョイナー!?名前にびっくりです。あの「ジョイナー!?」世代的にギリギリ?わかる!なんとも速そうな名前。ソウルオリンピック、女子陸上三冠女王の、あの!?もちろん、関係ありません、、、すみません((+_+))
ジョイナーは、軒天という屋根の下の天板、これの目地のところにある金具です。ケイカル板という板と板の間をつなぐ金具です。(画像真ん中)当然、我が家のジョイナーは全く走れそうにない、ボロボロで塗料がとれて無残なもんでした。ケレン(ヤスリでこする)ではなく、ボロボロの塗料だったので、サンダーで削りました。その後、しっかりと下地を塗って塗装しました。これで、またトラックを軽快に走れる選手に、、、、もうええわ( ゚Д゚)
今回はこの「水切り」「ジョイナー」この二つの役割、塗装についての話でした。壁の塗装になるまで、先が長い。 もうちょっと!
まとめ
外壁材を湿気から守る 大切な役割 「水切り」
軒天の部分の板、ケイカル板のつなぎ目 「ジョイナー」
塗装をするにあたり、素材によって、塗る下地、上塗りの塗料は違う
以上、日々勉強ですね。