群馬・宝徳寺の床もみじに感動!職人磨きの鏡床と新緑の美しさ
更新日:2025年05月07日 ご家庭向け
群馬県桐生市にある宝徳寺へ行ってきました。ここは「床もみじ」と呼ばれる、本堂の床に映り込むもみじの景色で有名なお寺。実際に行ってみたら、想像以上の美しさにびっくり!
本堂に足を踏み入れると、磨き上げられた床に、新緑のもみじがまるで鏡のように映り込み、息をのむ光景が広がっていました。今の時期は青もみじと傘の展示が行われていて、緑とカラフルな傘の組み合わせもとても風情があって素敵。
実は私、普段ハウスクリーニングの仕事をしていて、床のワックスがけや磨きもしますが、職業柄どうしてもこういう床を見ると「どうやって仕上げてるんだろう?」と気になってしまうんです(笑)
最初は「きっとワックスでピカピカにしてるんだろうな」と思ったんですが、これがなんとワックスは一切使わず、毎日職人さんが手作業で磨いているとのこと。木目に沿って乾拭きと水拭きを繰り返し、さらに特別公開前にはより丁寧に磨き上げるんだそう。自然光の入り方まで計算して、床に映り込むもみじを一番美しく見せるという徹底ぶり。
この話を聞いて、プロとして本当に感動しました。道具や薬剤に頼るのではなく、手間をかけて木の艶を引き出す。まさに職人の心意気。自分の仕事にも通じるところがあって、もっと丁寧に磨き上げようって思わされるいい機会でした。
今回は新緑の床もみじでしたが、今度はぜひ秋の紅葉の床もみじも見に行きたい。赤や黄色に染まったもみじが鏡床に映り込む景色は、きっとさらに感動的なんだろうな。
床磨きのプロ目線でも心からおすすめできる、素敵なスポットです。気になる方はぜひ足を運んでみてください。