エアコンの寿命
更新日:2025年05月03日
エアコンの寿命は、一体何年なのだろうと考えたことはありませんか。
家電製品でもあるエアコンは、壊れるまで使うという方も多いかもしれません。
そのため、実際に寿命がどのくらいなのか知らないのではないのでしょうか。
しかし、エアコンが壊れてしまってから買い替えるとなると、一時的にエアコンが使えなくなるので暑さや寒さが厳しい季節は特に危険です。
内閣府による消費動向調査による調査結果では、2人以上の世帯のエアコンの使用年数は約13年となっています。
これに対して単身世帯の場合は、14年となり2人以上の世帯よりも若干長くなっています。
エアコンの寿命を見る指標として、メーカーが提示する使用年数というものもあります。
一般的に電化製品には、標準使用期間というものがあり、これが電化製品の寿命年数ということになります。
エアコンの場合、メーカーの標準使用期間、つまり寿命となる年数の目安は10年となっています。
このことから、メーカーによる寿命の目安は一般的に10年と考えておくべきでしょう。
では、寿命を迎える前に何かのサインが現れるのでしょうか。
次のような兆候が表れた場合は、修理かそろそろエアコンの買い替えタイミングと考えておくべきかもしれません。
冷暖房の効きが悪くなった
まずわかりやすい兆候として表れるのが、冷房、暖房の効きが悪くなるという症状です。
ただし、この症状は寿命に関係なくエアコンが不調になった場合や、施行不良が原因の場合もあります。
そのため、使用年数10年を目安に判断し、もし新品で取り行け工事をしてから2~3年であれば、施行不良の可能性もあります。
その他に、エアコン内部のフィルター掃除で改善される場合もあるため、まずはフィルター掃除をして再度効きを確認してください。
それでも症状が改善されない場合は、冷媒ガスの不足の可能性が考えられます。
ガスの補充や交換は、専門的な知識が必要になってくるため、自分で行うことは出来ないので、専門の業者に依頼することとなります。
エアコンの本体から水漏れしている
エアコンの寿命が近づいてきた時に起こる症状として、エアコン本体から水漏れするというものもあります。
この水漏れも、使用年数10年を目安に寿命を判断してください。
もしそこまで使っていない場合、まずはドレンホースの詰まりやフィルター、熱交換器の汚れが水漏れの原因になっているかもしれません。
これらのパーツの汚れを掃除しても治らない場合は、エアコンの故障や寿命の可能性があります。
水漏れの症状が出るのが、エアコンを新品で取り付け工事をしてから2~3年であれば、施行不備が考えられます。
エアコンから異音がする
エアコンからの異音も寿命のサインです。
室内機、室外機からカタカタと音がする場合は、空気を圧縮するコンプレッサーの故障の可能性があります。
この異音に関しても、使用年数10年を目安として寿命かどうかを判断してください。
もし取り付け後2~3年くらいで異音が発生したら、エアコン本体の異常が考えられます。
その様な場合は、メーカーに問い合わせてください。
エアコンからの臭いが気になる
エアコンからの風が臭いにおいになっている場合、熱交換器の異常が考えられます。
10年程度使ったエアコンの場合、この熱交換器が寿命を迎えている可能性もありますので、状況に合わせて新品に買い替えるかメーカーに問い合わせてください。
特に、異音に関しては健康に被害が及ぶ恐れもあるため、早急に対処をする必要が出てきます。
修理をしなければいけない症状
電源コードや電源プラグが異常に熱い
電源コードや電源プラグが異常に熱い場合、制御基板の異常か、エアコンが寿命を迎えている可能性があります。
これは、エアコンの定格容量がオーバーし、配線に負荷がかかってしまい熱が発生するからです。
そのままにしておくと、加熱によって火災の原因となってしまいます。
電源コードと連動している電源プラグは金属製のため、より熱を発生しやすいので要注意です。
電源コードや電源プラグが異常に熱くなっている場合は、いずれにしても修理か新品への交換が必須となりますので、メーカーや修理店に問い合わせてください。