部屋のホコリ
更新日:2025年06月20日 ご家庭向け
日常生活の中で、気づかないうちに溜まってしまうホコリ。
見た目にも悪く、アレルギーの原因にもなるため、定期的に取り除くことが重要です。
日々の掃除習慣を見直し、清潔で快適な空間を維持しましょう。
部屋を清潔に保つ為には、ホコリを発生させないことやホコリを排出する工夫などが必要です。
部屋のホコリを無くす具体的な方法
空気清浄機の活用
空気清浄機は室内の空気を吸い込み、機械の中でろ過し、キレイな空気に変えて排出します。
空気中のホコリの除去は、空気清浄機を活用すると良いでしょう。
ホコリセンサーが付いている空気清浄機であれば、空気中のホコリを感知し、適したモードに変換して効率的にホコリを吸入します。
また、風量が大きい空気清浄機ほどたくさんの空気が循環するため、より短時間で空気中のホコリを取り除くことができます。
物は扉付きの収納の中にしまう
動かす機会が少ない家具やオブジェの上は、ホコリが溜まりやすい場所です。
出しっぱなしになりがちな物は扉付き収納の中にしまうことでホコリが蓄積されるのを防げます。
また、物が多いと掃除もしにくくなりますので、ホコリを無くしたいのなら、なるべく部屋の物を減らすことを意識してみましょう。
柔軟剤を使って掃除をする
柔軟剤には静電気を予防する効果があります。
静電気はホコリが溜まる原因になるため、柔軟剤で予防しましょう。
ホコリの対策として使用する柔軟剤は、水で薄めてください。
薄めた柔軟剤はスプレーボトルに移し替え布に吹きかけ拭き掃除をします。
これで家具や家電を傷めずに静電気対策が出来ます。
ただし、オイル塗装やラッカー塗装の家具に柔軟剤を使用した拭き掃除は避けた方が良いです。
これらの塗料が使用された家具に柔軟剤を塗布すると、色あせやシミが発生する可能性があります。
帰宅前に体のホコリを払う
ホコリは衣類に付着します。
帰宅前に玄関でホコリを払うことで、家の中にホコリを持ち込むのを防げます。
手で払うだけでも効果的ですが、玄関の横にホコリを払うブラシや粘着テープのホコリ取りグッズなどを設置しておくと、より効率的にホコリを落とせるでしょう。
こまめに換気をする
空気中のホコリを外に排出するのには換気が有効です。
窓を開けて部屋の空気を入れ替えることで、見えないホコリを排出できます。
ただし、風の強い日に換気をすると、外気のホコリが部屋に侵入する可能性もあります。
また、交通量が多い通りに面した部屋もホコリが入ってきやすいため注意が必要です。
換気の時間を短くしたり、窓を少しだけ開けて空気を入れ替えたりし、外からのホコリの侵入を防ぎつつ空気の入れ替えをしましょう。
ホコリの正体とは、服やカーテン、ソファーなどの布製品から落ちた繊維などです。
そこに人の髪や皮膚、カビなどが混ざっています。
これらが風に流されて部屋の角など空気が滞留する場所に集まり、一塊になります。
そして、普段目にする灰色のホコリになります。
ホコリをそのままにしておくと、喘息やアレルギーなど、身体疾患を発症させる原因になります。
ホコリは溜めないことはもちろん、発生したらすぐに掃除をして取り除くことが健康な暮らしを守る上で大切なことです。
掃除のタイミングは朝か帰宅時
ホコリ掃除のタイミングは、朝か仕事から帰ってきたタイミングで行うと良いでしょう。
家の中で人の動きがある時間帯は、空気中にホコリが舞っています。
空気中のホコリは、拭き掃除や掃き掃除では除去できません。
掃除をしても時間が経てば、空気中のホコリは家具や床に付着してしまいます。
人の動きがない時間帯は、空気の流れも生じないためホコリは静かに落下していきます。
朝や仕事から帰宅したタイミングは、ホコリが床や家具に付着している状態のため、効率的に掃除が出来ます。
上から下、奥から手前に拭く
ホコリ掃除は、上から下、奥から手前の順で行います。
逆の手順で掃除をしてしまうと、掃除の手間が増えるため注意が必要です。
床から掃除をし、その後に電気の傘のホコリを取り除いた場合、上から落ちたホコリが床を汚してしまいます。
棚の手前のホコリを取り除き、その後に奥のホコリを綺麗にした場合も同様です。
せっかくきれいにした手前側に奥にあったホコリが溜まってしまうため、再度掃除が必要になります。
手間を増やさないために、ホコリを綺麗にする際は掃除の順番に注意しましょう。
掃除機をかける際は十字方向に
掃除機を使って掃除をする際は、部屋の縦方向に掃除機をまんべんなくかけた後、横方向に移動してゴミを吸い取ります。
掃除機をかける場所に対して、十字方向を意識することでホコリを取りこぼすことなく床を綺麗にできます。
特に、カーペットや畳はホコリやダニが入り込みやすいため、丁寧な掃除機がけが必要です。
電化製品、家具はドライシートを活用
電化製品や家具は、濡れた雑巾や布巾などは使用しないほうが良いでしょう。
電化製品は濡れると感電のリスクが生じます。
また、家具の性質によっては水分に触れることで色落ちやシミが出来てしまう事もあります。
照明や家具のホコリを掃除する際は、乾いた布巾や雑巾、ドライシートなどを活用しましょう。
窓周りのホコリは水洗い
窓のサッシ部分は、ホコリが蓄積されやすい場所です。
ホコリだけでなく結露も溜まりやすいため、水分を吸ったホコリがこびり付いてしまうこともあります。
サッシ部分に溜まったホコリは、水洗いできれいにしましょう。
水を流し古い歯ブラシを使うと、ホコリが浮いて落としやすくなります。
隙間に溜まったホコリ汚れは、爪楊枝や綿棒などの細い道具を活用するのがおすすめです。
部屋にホコリが溜まると、喘息やアレルギーなどの身体疾患を引き起こす可能性があります。
小さなお子さんや高齢のご家族がいるご家庭では、ホコリが特に気になるのではないのでしょうか。
ご家庭の健康を守るために、ホコリを部屋から取り除き清潔な環境を保つことが大切です。