おそうじ革命京都右京西院店】冬の油は固くなる
更新日:2025年12月03日
冬になるとカチコチに!固着した換気扇の油汚れを撃退する3つの方法
冬の油汚れが手強い理由
冬の寒さが厳しくなると、キッチンで一番手強い敵が登場します。それが、レンジフード(換気扇)に溜まった「カチコチの油汚れ」です。
掃除をしようにも、まるでセメントのように固まってスポンジでこすってもビクともしない…そんな経験はありませんか?
なぜ冬の油は固まるのか?
夏場はベタベタなだけの油が冬になると固着してしまうのには、明確な理由があります。
最大の原因は「気温の低下」による油の凝固です。
油には種類によって固まる温度(凝固点)が違いますが、一般的に動物性の油や調理でよく使う油は、
キッチン内の温度が下がると粘度が高くなり、文字通り固体化してしまいます。
こうなると、いつもの中性洗剤では歯が立たなくなってしまうのです。
しかし、ご安心ください!
この記事では、この厄介な「固着した油汚れ」を力を入れずにスルッと落とすための決定的な対策を3つご紹介します。
もう冬の換気扇掃除に怯える必要はありません!
対策1:熱の力で油を「溶かして緩める」
固まった油汚れを撃退するうえで、最も重要で、最も効果的なのが**「熱を加える」**ことです。
油は温めれば必ず液体に戻ります。その性質を利用して、洗剤が浸透しやすい状態を作りましょう。
1. フィルターやパーツは「50℃のお湯」に浸け置き
取り外せるフィルターやファンなどのパーツは、シンクやバケツを使って50℃〜60℃のお湯に浸け置きします。この温度帯が油を効率よく溶かし始めるポイントです。
【手順】
大きめの容器に50℃〜60℃のお湯を張ります。
換気扇用のアルカリ性洗剤、またはセスキ炭酸ソーダを溶かします。
パーツを沈め、30分〜1時間ほど放置します。
油が浮いて緩んだら、スポンジや古歯ブラシで軽くこするだけで驚くほど簡単に汚れが落ちます。
2. 本体には「ホットタオル」で蒸しパック
取り外せない本体や、油が垂れるのが心配な場所には、熱い蒸気の力を使います。
【手順】
タオルやキッチンペーパーを水に濡らし、軽く絞ります。
電子レンジで40秒〜1分ほど加熱し、熱々のホットタオル(やけど注意!)を作ります。
火傷しないよう注意しながら、固着した汚れの上にホットタオルを貼り付け、5分〜10分放置します。
油が緩んで浮き上がってきたら、次の対策でご紹介する洗剤をスプレーし、拭き取ります。
2. アルカリ性の洗剤を使う
油汚れは酸性なので、反対の性質を持つアルカリ性の洗剤を使うと中和されて分解されます。
強力な洗剤: 換気扇用や油汚れ用と書かれたアルカリ性の洗剤(例:マジックリン、セスキ炭酸ソーダ水など)をたっぷりスプレーします。
浸け置き/放置: スプレーした後、すぐにこすらずに5分〜10分ほど放置して、洗剤成分が油に浸透するのを待つと効果が格段に上がります。汚れがひどい場合は、洗剤をスプレーした上からキッチンペーパーやラップでパックするのもおすすめです。
3. 「こする」道具の工夫
油が緩んでいても、スポンジだけでは落ちにくいことがあります。
スクレーパーやヘラ: 大量の固まった油を剥がすのに役立ちます。ただし、パーツの表面を傷つけないように、プラスチック製のものを優しく使いましょう。
古歯ブラシ: 細かい網目や角の汚れをかき出すのに便利です。
✨ 普段からできる予防策
掃除を楽にするためには、日頃からの予防も大切です。
定期的な拭き掃除
揚げ物などをした日は、温かいうちに外側の見える部分だけでもサッと拭き取る習慣をつけると、固まるのを防げます。
フィルターの活用
市販のレンジフードフィルターを付けると、フィルター自体が油をキャッチしてくれるため、本体内部への油の侵入を大幅に減らすことができます。
これらの方法で、冬場のレンジフードのお掃除が少しでも楽になることを願っています。