間違った掃除機のかけ方していませんか?元メーカー相談員が解説!
更新日:2025年09月15日 ご家庭向け
おそうじ革命 東京吉祥寺駅前店の佐藤です。
突然ですが、「掃除機なんて、ただかけるだけでしょ?」と思っていませんか?
掃除機は正しい使い方を意識するだけで、仕上がりも掃除の効率も大きく変わります。
実は私、過去に某掃除機メーカーのお客様相談室で10年間働いていました。
その経験から、よくある誤解や効果的なかけ方を数えきれないほど耳にしてきました。
今日はその知識をもとに、掃除機のかけ方のコツをお伝えします。
掃除機は、かける前の準備が大事なんです。
まず、床に散らばった大きめのゴミやおもちゃは、あらかじめ拾っておきましょう。
更に言うと、掃除機をかける前にフローリングシートなどを使って軽く拭き掃除をしておくと、掃除機をかけた時の空気でホコリが舞い上がりにくくなります。
あれ?さっき掃除機かけたのに床にホコリが…ってこと、ありませんか?
あれは、掃除機の排気が部屋の空気を巻き上げ、その際に床に落ちているホコリも一緒に巻き上げてしまっていることが原因です。
面倒でも、掃除機をかける前に一度拭き掃除をしておくとこういうことが減るので、このひと手間がとても重要だったりします。
可能であれば、掃除機本体を部屋の外の廊下などに出して掃除機をかけ始めると、より効果があります。
ちなみに、カーペットなら、毛並みを軽く手で整えておくと吸い込み効率が良くなりますよ。
次に、掃除機の正しい動かし方をご存知ですか?
掃除機をかける時、前後に早く動かしていないでしょうか?
正しくは、ゆっくり前に出して、さらにゆっくり引くということです。
吸い込みは「引く動作」のときが最も強いんです。
なので、同じ場所を「前後にゆっくり2回以上動かす」を基本の動作と覚えておいてください。
あと、壁際や部屋の隅はヘッドの前面ではあまり吸い込めません。ヘッドの側面を使ったり、付属のノズルを活用した方が、仕上がりに大きく差が出ますよ。
私がメーカーの相談員をしていた時も、隅のゴミが取れないという内容の相談は、本当に多かったんです。
まぁ、ノズルを付け替えて部屋の隅を掃除するなんて、高い掃除機を購入した方からしたら、なんでそんな面倒くさいことしなきゃいけないの⁉️って思いますよね。。納得できない気持ちも分かります。
お叱りも何度もいただきましたが、そのちょっと面倒なことをひとつクリアしてしまえば、結果は驚くほど違いますよ。
そして、掃除機のメンテナンスもとても重要です。
掃除機なんてスイッチ入れてかけるだけと思われてる方が多いので、買ってから一度も説明書を見ていないから、フィルターの掃除が必要なんて知らなかった!って方、結構多いです。
メーカーや機種によっても異なりますが、掃除機にはだいたいフィルターがついていて、メーカー推奨のお掃除時期も決まっています。
もちろん使用頻度によっても変わりますので、あれ?なんか吸引力落ちたかも?と思ったら、まずは説明書を読んで、フィルターを確認してみてください。水洗いしてしっかり乾かす必要のあるフィルター、結構多いはずです。
次に、ヘッドの回転ブラシに髪の毛や糸くずがついていたら、そこもお掃除してみてください。
たくさんの髪の毛や糸くずがブラシに巻き付いていると、そこにゴミがどんどん引っかかってしまうので、ちゃんと吸い込みができなくなります。
お家に髪の長い方がいらっしゃる場合などは、特にこまめにチェックしてみてください。
掃除機は“ただかける”のではなく、“正しくかける”ことで効率も仕上がりも大きく変わります。
お客様相談室で10年分の声を聞いてきた私の結論は「掃除機はゆっくり、丁寧に、こまめなメンテナンスが最強」です。
おそうじ革命 東京吉祥寺駅前店、どうぞよろしくお願いします。