トイレのがんこな汚れの落とし方

トイレ掃除で一番手ごわい汚れをご存じですか？

そのかんたんな落とし方を、おそうじのプロとしてご説明したいと思います。

尿が便器のふちに飛びはねて残り、水分が失われてかわいていくと、カチカチの石のように固まっていきます。

鍾乳洞にできる鍾乳石のようなもの、だと思っていただけるとわかりやすいかもしれません。

便器のふちの内側をのぞきこんで茶色い汚れの固まりを見つけたら、尿石だと思ってまずまちがいありません。

私が知る限り一番簡単な落とし方は、まず尿石のある部分にトイレットペーパーをくしゃくしゃにしてしきつめます。

そこに強い酸性の洗剤(市販のものならサンポールとか)をしみこませて、しばらくの間つけ置きをします。　この時ラップで全体をおおうとさらに効果的です。

すると尿石が柔らかくなり簡単に落とせるようになるのですが、ここで使う洗剤がプロが使う専門の洗剤であれば、さらに効果が高まります。しかし一般の方がそれを手にいれるのは難しいでしょう。

市販の洗剤でこの方法をやってみるとわかりますが、固い尿石のかたまりは非常に手ごわい汚れなので、なかなか落ちてくれないものです。

わたしたちプロが使う洗剤はペーハー値が14近い洗剤で、においをかぐだけでスッパイむせるような匂いがします。(もちろん劇薬などではありません)

ただこの洗剤を使えば、どんなに固くなった尿石も簡単に落とすことができるので、プロの私達に依頼していただくのが、実は一番簡単な落とし方といえるのかもしれません。

市販の洗剤で尿石をゴシゴシこすりながら落とすのは大変な作業ですし、わたしもお勧めいたしません。お金は必要ですが、プロにまかせて一番ラクな方法をお試しください。

依頼していただいたお客様からは、あきらめていた汚れがこんなにきれいに落ちるとは思っていなかったと、うれしい声をいただいております。ピカピカにおそうじされたトイレは、幸せな気持ちにしてくれます。