無償の愛とおそうじ
更新日:2020年08月24日 その他コラム
無償の愛を理解している人がおそうじをすると、そのおそうじをした場所がその人のオーラでコーティングされて輝いて見えるという話を聞いたことがあります。わたしのおそうじもそうですと言い切るほど、わたしは厚かましい人間ではありませんが、では無償の愛とは何でしょう? 無償の愛の例として、若くして母親となったある女性の手記をご紹介したいと思います。
このお話は、18歳でシングルマザーとなった女性が1920年代に新聞に送った手紙が元となっています。
彼女の子供は胎内で頭蓋骨が正常に形成されず、不治の病にかかったまま生まれてきました。18歳の彼女は子供を神様のように崇め、かぎりなく愛しました。そしてこのかわいそうなおちびちゃんを助けるために、あらゆることをしたのです。しかし子供は歩くことも話すこともできませんでした。彼女は昼も夜も働きました。それはかわいい娘に栄養食品や薬を買ってやるためでした。
手紙の中で彼女はこう書いています。「娘のやせた小さな手をわたしの首に回してやって、『お母さんのこと好き?おちびちゃん』と聞くと、娘はわたしにしっかり抱きついてほほ笑み、小さな手で不器用にわたしの顔をなでるのでした。そんな時、わたしはしあわせでした。どんなに辛いことがあっても、限りなくしあわせだったのです。」
これ以上の例をあげる必要はないと思います。わたしのおそうじも、いつかはオーラで輝かせることができようになりたいものです。