5月のお掃除について
更新日:2025年05月12日 ご家庭向け
梅雨前にやっておきたい!カビ対策クリーニング術
こんにちは、おそうじ革命防府西店 森本です。
5月に入り、気温も湿度も少しずつ上がってきましたね。
この時期くらいから「ちょっとジメジメしてきたかも…」と感じる方も多くなるのではないでしょうか。
そんなときに気をつけたいのが、カビの発生です。
実は、カビが最も繁殖しやすくなるのは湿度70%以上・気温20〜30℃の環境。
梅雨の季節はカビにとって絶好のシーズン。
ですが、今この5月のうちにしっかりとおそうじ&予防をしておけば、カビの大量発生を防ぐことができます!
今回は、「梅雨本番前にやっておくべきカビ対策掃除」を、ご紹介してみますね。
■ カビが好む場所は「湿気+ホコリ+栄養源」があるところ
まずは、カビが好む条件をおさらいしましょう。
◯湿気(70%以上)
◯温度(20〜30℃)
◯ホコリや皮脂などの栄養分
◯空気の流れが悪い場所
水まわり・押入れ・エアコン・窓際などが特に危険エリア。
5月中に重点的に掃除したい場所を、場所別に解説します。
■ 1.お風呂場の「天井」と「ゴムパッキン」
お風呂場のカビ対策といえば床や壁をイメージしがちですが、実は“天井”が一番重要なんです。
天井にカビがあると、目に見えない胞子が空中に広がって、床や壁にもどんどん再発生してしまいます。
おすすめ掃除方法:
柄の長いフロアワイパーにアルコールを染み込ませたペーパーを付け、天井を拭き取る
ゴムパッキンの黒カビには、カビ取り剤を塗布 → ラップをして30分放置 → 洗い流す
※天井にスプレーはNG。垂れて目に入ると危険なので、拭き掃除が基本です。
■ 2.洗面所やキッチン下の収納スペース
洗面台やシンク下の収納スペースは、湿気がこもりやすく空気の流れも悪いため、カビが好む環境です。
対策掃除:
中のものを一度全部出し、アルコールまたは重曹水でしっかり拭き掃除
完全に乾かしてから戻す
除湿剤や新聞紙を敷いて湿気予防
※特に洗面台の排水管周辺は湿気が集中するので、念入りに。
■ 3.エアコンの内部
「エアコンのカビ」は、運転時に室内にカビを撒き散らすため非常に危険です。
使用頻度が増える前の5月が、内部クリーニングのベストタイミング!
自分でできる範囲:
フィルターを外して、ぬるま湯+中性洗剤で洗浄・乾燥
吹き出し口に黒カビが見える場合は、要注意(プロのクリーニングがおすすめ)
※内部のファンや熱交換器部分にカビが付着している場合、家庭用スプレーでは届かず、かえって悪化させることも。
■ 4.押入れ・クローゼット
湿気がこもりやすく、洋服や布団のホコリがカビの栄養源になりやすい場所。
梅雨前の掃除ポイント:
中身を出して空っぽにする
壁面をアルコールで拭き掃除
布団の間にすのこを敷いて空気の通り道を確保
湿気取りや除湿機を活用
※扉を定期的に開けて換気する習慣をつけると◎
■ 5.窓・サッシ・カーテン
朝晩の結露や湿気が溜まりやすく、サッシの隅やカーテンの裏側にカビが発生しやすい場所。
掃除のポイント:
サッシの隅は古歯ブラシ+重曹でこすり洗い
カーテンは5月中に一度洗濯(レースカーテンは意外とカビやすい)
結露が出る季節は、こまめに拭き取りを
■ プロのおすすめ:カビ予防には「乾燥」と「アルコール」
カビ予防の基本は、「湿気を減らす」こと。そして、「カビの胞子を殺す」ことです。
水気のある場所は、使った後にタオルで拭き取り習慣
アルコール(70〜80%)で拭き掃除をするとカビ胞子を不活化できます
湿度は、60%以下に保つのが理想
※乾燥剤・除湿機・サーキュレーターの併用も効果的!
■ 最後に:5月のひと手間が、夏を快適にします
梅雨に入ってからのカビ取りは、手間も時間もかかりますし、健康被害のリスクも高まります。
だからこそ、「今」のうちに、カビが好む場所を見直し、しっかりと掃除・予防しておくことが大切です。
「時間がない…」という方も、まずは週末に1か所だけでも始めてみませんか。