60歳から65歳の生活費はいくら?|50代から始める「年金前の空白期間」の乗り越え方
公開日:2026/03/26
更新日:2026/03/30
「定年後、年金をもらうまでのあいだ、どうやって生活すればいいんだろう」——そんな不安を感じ始めている50代の方は、決して少なくないはずです。
かつては60歳で定年を迎えれば年金が受け取れるというイメージがありました。しかし現在、公的年金の受給開始年齢は原則65歳です。つまり、多くの人に「60歳〜65歳の間は収入が大きく減る」という5年間が待っているのです。
この5年間をどう乗り越えるかが、老後の生活を大きく左右します。この記事では、60〜65歳の生活費の実態をデータで確認した上で、「いくら貯めればいいか」の目安と、50代から今すぐ始められる定年後〜年金支給開始までの期間への準備を整理していきます。
60〜65歳の生活費はいくらかかる?——「年金前の空白期間」の実態をデータで確認
60〜65歳は、定年から年金受給開始まで、収入が大きく減る「空白期間」といわれています。この空白期間を乗り切るためには、まず「実際にいくらかかるのか」を数字の上で把握することが大切です。
60代前半の月々の生活費——総務省データより
総務省「家計調査年報(家計収支編)2024年」によると、60〜69歳の二人以上世帯の消費支出は1か月あたり平均約31.1万円です。単身世帯の60歳以上は約15〜16万円前後が目安とされています。
| 世帯タイプ | 月々の生活費の目安(消費支出) |
|---|---|
| 夫婦二人(60〜69歳) | 約31.1万円 |
| 単身(60歳以上) | 約15〜16万円 |
| 高齢夫婦無職世帯(65歳〜) | 消費支出 約25.7万円+非消費支出 約3.0万円=計約28.7万円 |
出典:総務省「家計調査年報(家計収支編)2024年(令和6年)平均結果の概要」
生活費以外に見込んでおきたい支出(例)
- 医療費(加齢とともに受診頻度が上がる)
- 住宅のリフォーム、修繕費
- 子どもや孫への支援、冠婚葬祭費
- 趣味、旅行などの娯楽費
- 介護への備え(自分または親)
“ゆとりある暮らしに必要な金額は平均38万円”
「ゆとりある老後生活を送るために必要な費用」について調べた調査では、月平均約38万円が必要という結果が出ています。最低限の生活費に加えて、こうした「ゆとり分」も視野に入れて貯蓄設計をしておくと安心です。
60〜65歳の「収支ギャップ」——年金前の5年間に何が起きるか
「空白期間」で一番の問題になるのが、“生活費がかかる一方で収入が大きく変わる”点です。60歳での定年後は、再雇用や再就職をして仕事を続ける選択をしても、収入が現役時代より下がるケースがほとんどです。
「年金前の空白期間」に起きること
- 多くの企業では再雇用制度を採用しているが、定年後は年収が3〜5割程度下がるケースが多い
- 完全退職した場合は収入がゼロになり、生活費をすべて貯蓄などから賄わなければならない
- 公的年金の受給開始は原則65歳(早期受給は減額、繰下げ受給は増額)
- この5年間を「月25万円の生活費で過ごす」という設定で試算すると、貯蓄からの取り崩しは合計1,500万円になる
「いくら貯めればいいか」の目安——簡易シミュレーション
| ケース | 60〜65歳の収支 | 必要な備え(目安) |
|---|---|---|
| 完全退職・無収入 | 月25万円の支出→月25万円不足 | 5年で約1,500万円 |
| 再雇用で月10万円の収入あり | 月25万円支出→月15万円不足 | 5年で約900万円 |
| 再雇用で月20万円の収入あり | 月25万円支出→月5万円不足 | 5年で約300万円 |
| 副業・転職・起業で月25万円確保 | 収支ほぼ均衡 | 貯蓄の取り崩しを最小化できる |
※生活費・収入はあくまで目安。実際は世帯状況・住居費・医療費等により異なります。
50代から始める準備のすべて——貯める・減らす・稼ぐの3本柱
①貯める——iDeCoとNISAを50代から最大限活用する
50代は収入がピークを迎える時期といえます。収入に余裕があるうちに、iDeCoやNISAなどで資産運用をしておくのがおすすめ。税制優遇を受けながら効率よく資金を積み上げられます。
| 制度 | 50代からのポイント |
|---|---|
| iDeCo(個人型確定拠出年金) | 掛金が全額所得控除→節税しながら積立。60歳まで引き出し不可だが、65歳まで加入可能(会社員・公務員の場合)。月2〜6.2万円が目安 |
| 新NISA(つみたて投資枠) | いつでも引き出し可能で自由度が高い。生涯上限1,800万円、年間360万円まで非課税。60〜65歳の「取り崩し資金」としても使いやすい |
iDeCoとNISA 50代はどちらを優先するべきか
- 節税を最大化したい → iDeCoを優先(掛金が全額所得控除のメリットが大きい)
- 60〜65歳の生活費にゆとりを持ちたい → NISAを優先(いつでも引き出し可能)
- 資金に余裕がある → 両方を併用するのがベスト
- ※2026年以降、iDeCoの拠出限度額引き上げが予定されている
②減らす——支出の見直しで「必要貯蓄額」を下げる
| 見直しの優先度が高い固定費 | 対策の例 |
|---|---|
| 生命保険・医療保険 | 子どもが独立したら保障を見直す。子育て終了後は必要保障額が減る |
| 住宅ローン | 繰上げ返済で60歳時点の残債をゼロに近づける |
| 通信費 | 格安SIMへの切り替えで月5,000〜1万円程度削減可能 |
| 車の維持費 | 60代の生活スタイルに合わせて保有台数・車種を見直す |
| サブスクリプション | 使っていないサービスを棚卸し・解約 |
③稼ぐ——最強の老後対策
| 収入確保の選択肢 | 特徴・ポイント |
|---|---|
| 再雇用(現職を継続) | 手続きが最もスムーズ。ただし収入が3〜5割減になる場合も多い |
| 再就職(転職) | 別の企業で働く。50代の転職市場は厳しいが、専門スキルがあれば可能 |
| 副業・フリーランス | 現職を続けながら小さく始められる。定年後の収入源を事前に作る |
| 起業・独立 | うまくいけば収入の天井がない。リスクはあるが50代の経験が活きやすい |
「いくら貯めればいいか」を自分で計算する——50代が今すぐできるチェックリスト
ステップ①おおよその年金額を確認する
ねんきんネット(日本年金機構の公式サービス)に登録すると、自分の予想年金額を確認できます。
年金の受給開始時期と受取額の関係(目安)
- 60歳から受給開始(繰上げ受給)→ 65歳受給より最大24%減額
- 65歳から受給開始(原則)→ 標準の受取額
- 70歳から受給開始(繰下げ受給)→ 65歳受給より最大42%増額
ステップ②60〜65歳の「必要貯蓄額」を試算する
【簡易計算式】
60〜65歳の月間生活費 × 60か月(5年)- 再雇用・副業などで得られる月収入 × 60か月
= 貯蓄から補う必要のある金額(目安)
ステップ③50代のうちにやることリスト
| やること | タイミング・目安 |
|---|---|
| ねんきんネットで年金額を確認する | できるだけ早く(無料・15分程度) |
| 現在の生活費と定年後の生活費を試算する | 50代前半のうちに |
| 固定費(保険・ローン等)を見直す | 50代のうちに完了させる |
| iDeCoとNISAを始める(または増額する) | 今すぐ。1日でも早いほど有利 |
| 60歳以降の収入源を考える(再雇用・副業等) | 55歳頃から準備・情報収集を開始 |
| 退職金の受取額と使い方を確認する | 定年の5年前には把握しておく |
定年後も長く続けられるお仕事です|おそうじ革命FCで独立
ハウスクリーニングのおそうじ革命は、定年後のお仕事をお探しの方に、弊社のフランチャイズへの加盟をおすすめしています。
未経験者を熟練のプロへと育成するカリキュラム
おそうじ革命では、約50日間という長期の研修期間を採用しています。研修期間中は、OJT(実地訓練)を中心としたカリキュラムを組んでおり、現役のおそうじ革命FCオーナーが手厚く指導をいたします。
【おそうじ革命の研修はココがすごい】
- OJT(実地訓練)が中心…実際の現場に限りなく近い環境で何度もトレーニングできる
- 現役オーナーが講師…毎日現場に出ているオーナーが教えるので、より実践的な技術が身に付く
- 長期(約50日)研修…約2ヶ月にわたってトレーニングできるので、実務から営業、経理まで、経営に関わるあらゆる知識を包括的に学べる
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おそうじ革命には、定年後に独立され、おそうじ革命へ加盟したオーナーさんも多数いらっしゃいます。ハウスクリーニングは、その他の現場仕事に比べて体への負担が比較的小さく、長く現役を続けられる仕事といわれています。
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