ちょっとしたお掃除の豆知識!
更新日:2025年12月02日
【家の汚れとウイルスの関係性】
寒いこの時期に流行してくるのが、ノロウイルスやインフルエンザといったウイルスによる風邪や感染症。
家の汚れはウイルスを付着、停留させ感染ウイルスを高める原因となる。ウイルス自体が増殖するわけではないが、ホコリや飛沫などの「汚れ」がウイルスの生存場所となり、接触感染や空気感染のリスクを増大させる。
・ウイルス付着と生存場所
1. ウイルスは、物の表面(プラスチック、布、紙幣など)に付着し、種類によっては長時間感染力を保持します(ノロウイルスは1週間以上、新型コロナウイルスは数日間など)
2.ホコリはこれらのウイルスを吸着し、室内を浮遊したり、床や家具に堆積したりする。
・感染経路の形成
1.汚れた手で触ったドアノブ、電気のスイッチ、リモコン、洗面所の蛇口などは、家庭内でのウイルスの「ホットスポット」となる。
2.これらの汚染された表面を介して、家族間でウイルスが広がる「接触感染」のリスクが高まる。
3. ホコリが舞い上がると、それに付着したウイルスが空気中を漂い、吸引されることで感染するリスクも考えられる。
・清掃によるリスク低減
1.定期的な清掃は、ウイルスが存在する可能性のある飛沫やホコリを取り除く上で非常に重要。
2. 洗剤で汚れを物理的に除去し、その後に消毒剤(アルコールや次亜塩素酸ナトリウムなど)を使用することで、より効果的にウイルスを除去できる。
・対策のポイント
1.こまめな手洗いと手指消毒
→ 外出から戻った際や、汚れた場所を触った後は、石鹸と流水でしっかりと手洗いすることが基本。
2.高頻度接触面の清掃と消毒
→ ドアノブ、スイッチ、テーブル、リモコンなど、多くの人が触れる場所は意識的に清掃・消毒することが大切。
3.ホコリを立てない清掃
→ 掃除機をかける前に、フローリングワイパーなどで静かにホコリを除去するなど、ホコリを舞い上げない工夫が効果的。
4.換気
→ 適切な換気も室内環境を清潔に保ち、ウイルス濃度を下げるのに役立つ。
・おまけ
⚠️正解で一番危険なウイルス⚠️
1.エボラウイルス
・致死率は驚異の90%超えと言われている。
・感染経路は感染した動物(コウモリ、霊長類など)や、感染した人の体液(血液、分泌物、吐物など)に、皮膚の傷や粘膜から接触することで感染する。
・症状は突然の激しい発熱、筋肉痛、頭痛、喉の痛み、嘔吐、下痢、発疹などが出現し、進行すると出血や意識障害を引き起こすことがある。
・特徴的なのは発症初期はインフルエンザと間違えられやすく、気づかないうちに感染を広げてしまうことがある。
2.狂犬病ウイルス
・致死率は100%。感染して発症するとほぼ100%の確率で死に至る。
・感染経路は感染した動物(イヌ、ネコ、コウモリ、キツネなど)に咬まれたりして、傷口からウイルスが侵入することで感染する。
・特徴としてはワクチン接種が有効な予防法。