エアコンの送風機能とは
更新日:2025年05月11日
エアコンには、冷房、暖房機能の他に送風という機能があります。
日常的にはあまり使わないこの送風機能ですが、有効に活用すれば電気代の節約にも繋がります。
まずは、エアコンの送風機能について説明していきましょう。
送風とは、室内の温度や湿度を変えずに空気を循環させる機能です。
冷房、暖房のように熱交換器を使わないため、運転時の電気代が安いというメリットがあります。
気になるのは、送風機能と除湿機能との違いです。
送風機能と除湿機能は、異なる機能となります。
送風機能は、単に風を送るための機能で、一方の除湿機能は取り込んだ空気を冷やし、空気中の水分を結露で水にして室外に放出する機能となります。
エアコンの送風にかかる電気代は、どのくらいになるのでしょうか。
実は、送風で1日中エアコンを運転しても必要な電気代はわずか10~13円程度です。
比較するために扇風機の電気代を見てみると、扇風機は24時間使用すると風量により異なりますが、おおよそ6.5~26円程度も電気代がかかってしまいます。
実際に送風機能を使用する用途には、どのようなものがあるのでしょうか。
まずは、電気代を節約したい場合です。
送風機能は冷暖房機能に比べ消費電力が低いため、電気代が節約できます。
ですから、冷暖房が必要でない程度の温度で風だけで部屋が涼しくなるようであれば、送風を使えば電気代を大きく節約できます。
さらに送風機能は、エアコンの内部のカビの繁殖を防止します。
冷暖房を使用すると、エアコンの内部に結露が発生し、カビが発生しやすくなってしまいます。
そんな時に送風機能を使えば、エアコン内部の水分を飛ばしてカビの発生を抑制できるようになります。
冷暖房運転後に1~2時間程度送風運転をすれば、カビの増殖を防止できるのです。
状況によっては室温の調整ではなく、室内の換気をしたいという時もあるはずです。
そんな時に送風機能を活用すれば、室内の空気を循環できるため、室内を換気したいときにも役立ちます。
では、送風機能を使うときに何か注意しなければならないことはあるのでしょうか。
まずは送風機能は、設定温度が使えないということです。
送風機能は、冷暖房のように指定した温度になるよう運転を調整する温度設定がありませんので、部屋を冷やしたり暖めたりすることはできません。
同様に、送風機能は温度設定が出来ませんから、湿度を下げることもできません。
気を付けなければならないのが、エアコンの内部に既にカビがある場合、洗濯物を部屋干ししているケースです。
送風運転は、カビの増殖を抑制することは出来ますが、殺菌作用はありません。
そのため、もしエアコン本体内に既にカビが発生してしまっている場合は、エアコンの送風運転を使って洗濯物の部屋干しなどをした場合、洗濯物にカビが付着してしまう可能性があるため避けた方がいいでしょう。
送風機能についてのまとめ
・エアコンの送風機能は風だけを吹き出す機能
・除湿は結露を水にするが送風は除湿しない
・冷暖房より送風の方が電気代は圧倒的に安い
送風機能の使用用途は
・冬場の洗濯物の部屋干しに
・カビの繁殖を防止する
・室内の換気をしたいとき
送風使用時の注意点とは
・設定温度にならない
・湿度は下がらない
・既にカビがある場合の部屋干し
送風運転は、風を吹き出すだけの機能ですから、冷暖房運転のように室温の調整はできません。
ただし、その分電気代は安く上がります。
ですから、送風機能は温度調整が必要ないときに換気したかったり、洗濯物を部屋干ししたいとき、あるいは冷房運転後に本体内のカビ発生を防ぎたいときなどに利用するのが効果的です。