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猫アレルギーについて

公開日:2025年04月29日
更新日:2025年04月29日

私の家には猫がいます。

13年前に家の前で生後数週間の仔猫を保護しましたが里親が見つからず、うちで飼うことにしました。

子供達も猫を可愛がり、家ではずっとそばにいるのですが、長女がどうやら猫アレルギーのようで長時間一緒にいると鼻水とくしゃみが止まらなくなります。

それでも、猫を飼いたいというので、誰かに里親をお願いすることなく今でも家族の一員です。

 

そこで、いまさらですが猫アレルギーは何とかして改善できないものかと思い、ちょっと調べてみましたので、猫アレルギーに悩む方の参考になればと思います。

 

【猫アレルギーの原因】

猫アレルギーは、猫の体から出る特定のたんぱく質に対して免疫系が過剰反応することで起こります。

主な原因物質は「Fel d 1(フェル・ディー・ワン)」というたんぱく質です。

これは猫の唾液、皮脂、フケなどに含まれていて、猫が毛づくろいをすると毛に付着し、それが空気中に飛び散ります。

人がこれを吸い込んだり皮膚に触れたりすると、免疫システムが「異物だ!」と認識して、くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、咳、喘息などのアレルギー反応を起こすのです。

ちなみに、猫の毛そのものではなく、毛に付着したたんぱく質がアレルゲンなのです。

【猫アレルギーを改善するためには】

簡単に言うと、免疫が「これはそんなに危ないものじゃないな」と学習すれば過剰反応しなくなる可能性がある。

例えば…

1 幼少期から猫と一緒に生活していた場合

小さいうち(特に生後1年以内)に猫と接していると、免疫が過剰に反応しにくくなるといわれています。

これを「ハイジーン仮説(衛生仮説:清潔すぎると逆にアレルギー体質になりやすい)」と関連付ける考え方もあります。

2 継続的に少量ずつアレルゲンにさらされる場合

アレルギー治療で「減感作療法(げんかんさりょうほう)」というのがあり、これはごく少量のアレルゲンを体に慣らしていって反応を弱くする治療法。それと似たことが自然に起きる場合があるんです。

 ただし注意もあって、

 • 体質的にどうしても無理な人もいる(むしろ症状が悪化する)

 • 喘息持ちや重度のアレルギー体質の人は危険(命に関わることも)

 

「慣れれば大丈夫!」と無理をするのは危ない場合もあります。

 

最近注目されているのは、猫の体から出るアレルゲン(Fel d 1)自体を減らすアプローチ。

Purina(ピュリナ)という会社が出している「プロプラン リブクリア」っていうキャットフードが有名。

これは、猫に食べさせると、猫の唾液に含まれるFel d 1の量を自然に減らしてくれる設計になっています。

(仕組み)

 • このフードには特別な卵由来の成分(Fel d 1を中和する抗体)が入ってる

 • 猫がこれを食べると、その抗体が猫の唾液に混ざる

 • 毛づくろいしたときにアレルゲンの働きが弱まる

 • 結果、人に飛んでくるFel d 1の量が平均47%減る(公式データ)

  つまり、猫は普通に暮らしていて、人間側がアレルゲンの影響を受けにくくなるということ。

 

 これ以外にも

 • アレルゲンを「分解するスプレー」を部屋に使う

 • HEPAフィルター付き空気清浄機を回す

 • 猫のブラッシングやシャンプー頻度を調整する(※猫の負担に注意)

  このような「生活の中でアレルゲンを減らす工夫」も組み合わせると、猫アレルギー持ちでも一緒に暮らしやすくなります。

 

【まとめ】

これらをまとめると、「猫と触れ合い続ければ慣れることもある」それに加えて「アレルゲンを減らす工夫」もするとかなりラクになる。

しかし、体質的なこともあり悪化することもあるので注意が必要。

 

結局のところ、現実的には猫アレルギーを完全に治すことは難しいんですねー

しかし、うちの長女のようにそれでも一緒に暮らしたい人は、空気清浄機(HEPAフィルター付き)、こまめな掃除などでアレルゲンを減らすとだいぶ改善されます。(我が家でもそうでした。)

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