エアコンクリーニングってどのくらいの頻度でやればいいの?
公開日:2026/07/06
更新日:2026/09/25
暑さも本番!
エアコンクリーニング商戦真っ盛りのおそうじ革命湖北長浜店、オーナー芳士戸でございます。
エアコンクリーニングの繁忙期は毎年ゴールデンウィーク終了後〜8月頭の約3ヶ月間がピークとなります。
梅雨時に少し落ち着き、梅雨明けと同時に堰を切ったかのように再びご注文が殺到いたします。
8月はお盆を控え、水回りのクリーニング依頼が多くなってくる時期と重なり、
恐らくお盆を超えたあたりから少し余裕が出てくるかと予想しております。
さて、最近毎日様々なメーカー、機種のエアコンを拝見しております。
その中でお客様より一番多いご質問の例をご紹介いたします。
質問:エアコンクリーニングって何年に一回やれば良いのでしょう?
確かに知っておきたいですよね。
ですが、正確な回答を出すことが難しいご質問だったりします。
回答:エアコンの使用環境により変動します。
モヤっとした回答ですね。
具体的な期間という考え方では正確に表現できないからです。
何故このような回答になるかご説明いたしまします。
※要因が少し長くなりますが、文末で結論を回答しております。
・視点1:カビ汚れ
カビ増殖の原因→胞子 + 水分 + 温度 + 栄養(その他の汚れ) + 時間です。
原因となる胞子は室内外問わずどこにでも存在している為、エアコンへの侵入を防ぐことはほぼ不可能と考えています。
彼らは、「ここ水あるし、栄養あるし、住みやすいやん」と思ったらそこを寝ぐらに仲間を増やします。
水分、湿気が溜まる要因として、
1.冷房を使うことで、内部の熱交換器に結露水が発生。
それが「ドレンパン」と呼ばれる下のお皿に溜まる。
一部は滞留し、その場で蒸発する為、エアコン内部は高湿度になる。
2.エアコンの近くで洗濯物を干す。
※これにより、湿気の高い空気を取り込み続けることになる。(エアコンを動かしていなくとも、湿気は滞留します)
3.エアコンの近くで加湿器を炊く。(上記同様、より湿度の高い空気がエアコンに滞留します)
4.複数名で同じ部屋で寝ている。(人から排出された水分は換気しなければ部屋に滞留します)
水はカビの育成を後押しする材料になります。
後述する要因と合わさると、カビはより勢いを増して増殖することになります。
・視点2:取り入れる空気量
多くの人が行き交うリビングや、寝具を置く部屋などは埃が舞い上がり、必然とエアコンへ流入する量も多くなります。
ではホコリの何が問題なのか?
・ホコリがフィルターに詰まることにより、本来取り入れたい風の量が減る。
(これにより、エアコン内部の乾燥速度が下がり、カビが活発化する時間が伸びます)
・ホコリやその他の汚れが熱交換器に付着すると、そこにカビの胞子が付着・定着し、増殖しやすい環境になる。
(これにより増殖し肥大化したカビがさらにホコリを取り込み、より大きくなることで、空気の取り込み量が減ります)
エアコンの管理で大切なことの第一歩は、フィルターにホコリを溜めないことです。
あまりにフィルターや熱交換器が詰まりすぎますと、エアコンは自動的に出力を下げ、冷えにくくなっていきます。
※そのロジックはまた後日お届けしようと思います。
取り込む空気が減ると、エアコンの性能が落ちます。
乾燥しにくくなるのでカビが活性化している時間が伸びてしまいます。
視点3:汚れ
特に「リビング」または、キッチンに近い場所に設置されたエアコンには、「油汚れ」が溜まっていることが多く見受けられます。
油にはホコリや浮遊物が付着しやすく、タバコの煙や食品の油煙などには有機物を由来とした栄養が含まれています。
生物由来、空気中から運ばれてくる有機物。
これらは水分と重ねることによりカビの成長を大きく加速させます。
エアコンの油汚れが多いご家庭の特徴として、
・レンジフードにフィルターを取り付けている。
・油料理をするときにレンジフードを「強」以外の強さで使っている。
・食卓でホットプレートで焼き肉などを調理する。
・換気の設計がその環境に適していない。
こういった傾向が見られました。
レンジフードはそもそも油や煙を排出すること専門に開発された機械です。
各メーカー様が一般的にフィルターの使用を推奨していないのは、
空気を取り入れる能力が下がる為となります。
霧散した油煙などは、壁や床に付着したり、
近くのエアコンや換気扇などに引っ張られることになります。
これらのことを明確に実感するようになったのもこのお仕事を始めてからとなります。
もう少し早く知れていればと思ったものです。
エアコンの話に戻りますが、
特に有機物が多ければ多いほど、カビが多く増殖し、広がっていきます。
ではエアコンクリーニングを行うにあたり、良い目安は?
・ライトを当て、カビが吹き出し口に点在し始めた頃合い
・つけた瞬間明らかにカビ臭い
恐らく「うわっ」と思う瞬間が良い頃合いではないかと考えております。
私のようにカビアレルギーをお持ちの方は毎年「秋」に実施をおすすめいたします。
結論:2年に一回ぐらいが良い頃合いになることが多い。実施は秋。
より適正な時期を追求したい方へ
・1年に1回毎年10月頃(秋)にアラームなどでスケジュールを組み、ライトを持って実際に吹き出し口などを確認しましょう。
※一般型エアコンであれば、フィルターとフィルターを外した先にある銀色の熱交換器、その下のお皿(ドレンパン)を確認します。
※ユーザーマニュアルにないメンテナンス、分解は故障、破損リスクを高めます。行わないようにしましょう。
・一度クリーニングを行う際は、業者様に事前写真を見せてもらいましょう。
1年後にまた中の様子を確認することで、設置環境下でのカビの発生スピードが推測できるようになります。
・思った以上に「匂わず」「汚れていなければ」1年後倒しにするイメージで良いかと考えています。
・2年経過したら、一度業者様にご相談し、確認していただくと良いと思います。
(分解を要する確認の場合は出張料が必要になると思われます)
※秋に確認する理由
夏に冷房を使用することで、どうしてもカビは発生します。
前提として10月以降は冷房を使わないとし、ここで洗浄することで夏のカビの増殖をリセットします。
暖房運転では、冷房時のように室内機の熱交換器で大量の結露水が発生する状況になりにくいため、一般的にはカビが増殖しやすい環境から離れます。
高湿度など、カビが増殖しやすい条件を作らなければ、比較的綺麗な状態で次の夏を迎えることができます。
〜〜〜〜〜
エアコンは、ただ「何年に一度クリーニングする」というよりも、
そのご家庭の使い方や設置環境によって、汚れ方もカビの増え方も違います。
私は、実際にたくさんのエアコンを拝見するようになって、そう強く感じるようになりました。
「2年に1回」というのも、あくまで一つの目安です。
毎年必ずクリーニングする必要がないご家庭もあれば、環境によっては1年も経たずに汚れが目立ってくるご家庭もあります。
だからこそ、
「そろそろかな?」と思ったときに、ご自身でエアコンの状態を確認してみる。
これが一番無駄のない管理方法なのではないかと思っています。
そして、もし確認してみても、
「この状態って洗ったほうがいいのかな?」
「ここにカビがあるけど、どこまでなら大丈夫?」
「自分で掃除できるところと、業者に頼んだほうがいいところが分からない」
そんな疑問が出てきたら、ぜひご相談ください。
当店では、通常のエアコンクリーニングだけではなく、
【お客様ご自身のエアコンを教材にした「エアコンクリーニングの家庭教師」】も承っております。
せっかくお金を払ってクリーニングするのであれば、
「ただ綺麗になった」だけではなく、
「自分のエアコンのことが少し分かるようになった」
そんなクリーニングにしたい。
そんなことを思いながら独自のメニューとして作ってみました。
暑い夏を乗り切ったエアコン。
今年の秋は、一度ライトを当てて中を覗いてみてはいかがでしょうか。
もしかすると、今まで気付かなかった「うわっ」が見つかるかもしれません(笑)
そのときは、どうぞお気軽にご相談ください。
