掃除のプロになるための研修日記
更新日:2025年11月07日
11月6日、OJT研修最後の講義日を迎えた。午前中は「本部理解」についての講義が行われ、会社全体の仕組みや理念、そして「おそうじ革命」というブランドの存在意義を改めて学んだ。日々の清掃業務の一つひとつが、全国に広がる仲間たちの信頼やブランド価値を支えているという事実を知り、自分の行動が組織全体に影響を与えるという責任を感じた。清掃は単なる作業ではなく、お客様に安心と信頼を届ける仕事であり、それを形にするのが自分たち一人ひとりなのだと実感した。
午後は二班に分かれて、会議室とラボの清掃を行った。これまで多くの時間を過ごした場所を、自らの手できれいに整える作業は、卒業を前にした感謝の気持ちを込めた時間でもあった。モップを動かしながら、研修初日の緊張や失敗、仲間と励まし合った瞬間が思い出され、学びの積み重ねが今の自分をつくってきたことをしみじみと感じた。現場の汚れを落とすだけでなく、「学びの場をきれいにする」という体験そのものが、自分の心を整える時間となった。
清掃後は、バリューサポートの方から「開業後のサポート」「情報発信の重要性」「クレーム・事故対応」についての講話があった。特に印象に残ったのは、「経営者は発信者である」という言葉。お客様に安心して選んでいただくためには、技術力だけでなく、自分の仕事への姿勢や思いを発信し続けることが欠かせない。また、トラブル対応こそ誠実さが問われる場面であり、誠意をもって向き合うことが信頼を守る最も大切な行動だと学んだ。
いよいよ明日は認定式。これまでの研修を共に乗り越えた仲間たちが、それぞれの地域で“一国一城の主”として新しい一歩を踏み出す日だ。身が引き締まる思いと同時に、期待と責任を感じている。講師の方々、仲間、そして支えてくれた家族への感謝を忘れず、ここで学んだすべてを糧に行動していきたい。
1年目はとにかく行動あるのみ。完璧を求めすぎず、まずは現場に立ち、経験を重ねることが大切だ。品質・誠実さ・感謝の心を軸に、地域に愛される店舗を目指して一歩ずつ前へ進む決意を新たにした。