公開日:2023/04/30

更新日:2023/04/30

4月30日

「困難から力が生まれる」

 人間というものは恵まれた順境が続けば、どうしても知らず識らずのうちにそれに馴れて、安易

になりやすい。昔から  "治にいて乱を忘れず" ということが言われ、それはきわめて大切な心構え

であるけれども、そういうことがほんとうに百パーセントできる人はおそらくいない。やはりどん

な立派な人でも無事泰平な状態が続けば、つい安易になる。安心感が生じ、進歩がとまってしま

う。

 それが、困難に出会い、逆境に陥ると、そこで目覚める。気持ちを引き締めて事に当たる。そこ

から、順調なときに出なかったような知恵が湧き、考えつかなかったことを考えつく。画期的な

進歩、革新もはじめて生まれてくる。