公開日:2021/02/14

更新日:2021/02/14

2月14日

「顔も商品」

私は従来あまり容貌に注意せず、ぞんざいな点が多かった。

ところがたまたま銀座のある有名な理髪店に行ったところ  

そこのお店の人から次のように言われたことがあった。

「あなたは自分で自分の顔を粗末にしているが、これは商品を汚くしているのと同じだ。

会社を代表するあなたがこんなことでは、会社の商品も売れません。散髪のためだけでも

東京に出てくるというような心がけがなければ、とても大を成せない」

まことにもっとも千万で、至言なると大いに感心し

それ以来、多少容貌に意を用いるようにもなった。

私はその人から貴重な当世哲学を教えられたのである。