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その他コラム

風の谷のナウシカと新型コロナウィルス

公開日:2020年08月05日
更新日:2020年08月04日
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わたしはジブリ映画と久石譲さんの音楽が大好きです。今NHKで宮崎駿さんが初めて手がけたアニメ『未来少年コナン』の再放送をやってますが、いまの子供達に見て欲しいと思います。

映画『風の谷のナウシカ』の中で、毒を出す植物と人を襲う巨大な虫が登場しますが、その植物は人間が汚染した地上を浄化するために存在し、虫は植物を人間から守るために存在することをナウシカが説明します。しかし、それを聞いた青年は「だとしたら人間は滅びるしかない」とつぶやきます。いつ終わるかもしれない植物の浄化を、毒と虫におびえながら生き続けることはできないと考えたからです。

いま多くの人がコロナウィルスを恐れています。経済への打撃も大きく、この瞬間にも困っていらっしゃる方が大勢いらっしゃると思います。わたしがこれから書くことで、気分を害される方もいらっしゃるかもしれませんが、変な考え方をする変な人間のタワゴトだと思って無視していただければありがたいです。

ヒトゲノム(人間の遺伝子)の45%がウィルス由来であることがわかっています。科学者は人がウィルスに感染するとき、DNAのレベルで考えるとウィルスの遺伝情報が入りこむことで、それが長いスパンで見ると進化の引き金になりうることを指摘しています。ウィルスが人の進化を促進する存在であるという側面があるのです。

例えば、哺乳類がお腹の中で子供を育てるために必要な胎盤は、ウィルス由来の遺伝子がその形成に重要な役割をはたしていることがわかっていて、その遺伝子がなければ胎盤を作ることはできないのです。恐竜が絶滅したあとに哺乳類が繁栄したのは、子供をお腹の中で大きく育てて産む能力があったからだとも言われていますが、その能力はウィルスに感染して獲得したものなのです。

わたしはコロナウィルスを怖がらずにどんどん感染しましょうと言っている訳ではありません。ナウシカがただ恐れるのではなく植物や虫と人間とが共存することを訴えたように、私たちは新型ウィルスとの共存を前向きにとらえることが重要だと思うのです。恐怖からは、生産的なものは何も生まれません。急激な感染拡大は防がなければいけませんが、恐れることなく、あきらめて無気力になることもなく、どうすればゆるやかな感染となるようにコントロールできるかに、人類の知恵とエネルギーを集中させれば、解決策が必ず見つかると確信しています。

 

 

 

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