エアコンが冷えない?そんなときの対処方法をプロが解説!
更新日:2025年07月08日 ご家庭向け
エアコンが冷えない?
こんばんは!おそうじ革命の山路です!
最近はかなり暑い日が続いていますね。もうこれだけ暑いと
エアコンは欠かせないもの。
しかし、「エアコンが冷えなくて困っている」とのご相談が跡を絶ちません。
今回はエアコンが冷えない理由を徹底解説!
エアコンが冷えない主な原因
・冷媒ガスの減少・漏れ
室内機と室外機をつなぐ配管には、冷房時に熱を奪う「冷媒ガス」が封入されています。このガスが漏れると、そもそもの冷やす力が落ち、設定温度に達しづらくなります。冷媒漏れは目で確認しづらいため、不調を感じたら早めに業者に点検を依頼しましょう。
・コンプレッサーの不調
室外機内部で熱交換を担うコンプレッサーが故障すると、冷媒ガスを循環させる力が弱まり、十分な冷却が行えなくなります。運転中に「カタカタ」「ゴーッ」という異音がする場合は、コンプレッサーの劣化や故障が疑われます。
・フィルターの目詰まり
室内機のフィルターにホコリや汚れが溜まると、吸い込む空気量が減少し、冷気の吹き出し量もダウン。電気代が上がるだけでなく、冷えムラや運転時間の長期化の原因にもなります。月に一度を目安に、フィルターを外して掃除機や水洗いで汚れを落としましょう。
・エアコン内部の汚れ
長期間お手入れをしていないと、アルミフィンにホコリや油汚れが付着。熱交換効率が低下し、冷媒ガスから空気への熱移動がうまくいかなくなります。
セルフチェックポイント:室外機編
- 障害物の有無
室外機まわりに植木鉢や段ボール、雑草などがあると、排熱が妨げられて冷却効率が落ちます。周囲をすっきりさせるだけでもパフォーマンスが向上します。 - カバーの使用状態
市販の不適切なカバーは熱交換を邪魔することがあります。純正品のカバー以外は取り外すか、通気性のよい専用シートに切り替えましょう。 - 直射日光の影響
室外機が強い日差しを浴びると、本来排出すべき熱がこもり、冷房能力が低下します。遮熱シートやシェードで日陰を作ると効果的です(吹出口をふさがないよう注意)。 - 異音チェック
運転中に「ガー」「キュルキュル」といった音がしないか確認してください。異音は内部の摩耗やガス圧低下のサインかもしれません。
適用畳数と設置環境の確認
エアコン本体には、「〇~〇畳向け」という適用畳数が設定されています。部屋が大きすぎると、能力不足で冷却に時間がかかります。特に天井が高い、窓が多い、といった条件では実質の冷却負荷が上がるため、表示よりワンランク上の機種を選ぶのがおすすめです。
冷房効率をグッと上げる運転テクニック
- カーテンで直射日光をブロック
遮光カーテンやすだれで窓からの熱侵入を防ぎ、エアコンの稼働時間を短縮します。 - サーキュレーター併用
冷気は床付近に溜まりやすいので、サーキュレーターで部屋全体へ送風すると効率よく涼しさが広がります。エアコンの背面に向けて風を当てると、室外機からの排熱も促進されます。 - 適切な温度設定
冷房時の理想は室温と外気温の差が5℃以内とされます。設定温度を低くしすぎると過剰稼働になり、電気代が跳ね上がるので要注意です。
まとめ
「エアコンが冷えない」と感じたら、まずはフィルターや室外機周りのセルフチェックを。原因がはっきりしないときや、ガス漏れ・コンプレッサー故障が疑われるときは、専門業者による点検・クリーニングをおすすめします。定期的なメンテナンスで、効率よく快適な冷房をキープしましょう。