清掃業の独立に「資格」は必要なのか?|その他独立で準備しておきたいこと
公開日:2026/04/20
更新日:2026/04/20
「清掃業を始めるのに資格がいるの?」
——結論から言うと、ハウスクリーニングや定期清掃の現場では、業務に必須な資格というものは存在しません。
では、「ハウスクリーニング技能士」などの清掃に関する資格を取る人は、どういった目的で取得しているのでしょうか?
また、資格を取ることで何か有利になることはあるのでしょうか?
今回の記事では、こうした「清掃業の資格にまつわる疑問」にフォーカスするとともに、「開業にあたって必要なこと」「失敗しないための準備」など、清掃業で独立するために必要な準備などについても解説していきます。
清掃業での独立に「資格」は必須なのか?
清掃業で独立するに先立って、多くの人が最初に抱く疑問が、「清掃に資格はいるのか」です。
清掃業にまつわる資格には、「ハウスクリーニング技能士」や「ビルクリーニング技能士」などがあります。
これらの資格が必須となる場合はあるのでしょうか?
また、どういったスキルを証明するのに役立つのでしょうか?
この章では、清掃業の資格について簡単に説明していきます。
清掃業に関する主な資格一覧
清掃業に関係する資格には、主に以下のようなものがあります。
| 資格名 | 種別 | 開業に必要? | 受験資格 | 受験料 | 内容 |
|---|---|---|---|---|---|
| ハウスクリーニング技能士 | 国家資格 | 不要 | 実務経験3年以上 | 【学科】11,400円 【実技】35,400円 |
ハウスクリーニング業界唯一の国家レベルの技能を有することを証明できる。 |
| ビルクリーニング技能士 | 国家資格 | 官公庁入札には有利 | 級に応じて細かく設定されている |
【学科】 1級3,700 円 2級3,500 円 3級3,000 円 1級 20,000 円 2級 18,000 円 3級 15,000 円 |
ビル・商業施設清掃の専門技能を証明できる。官公庁案件への対応力がアップ。 |
| 清掃作業監督者 | 国家資格 | 登録する際に必要 ※注 | ビルクリーニング1級など | 42,000円 | 建築物清掃業の監督・管理能力を証明する。都道府県への事業者登録資格。 |
| ハウスクリーニングアドバイザー | 民間資格 | 不要 | 特になし | 10,000円 | 掃除道具の扱い方・場所に応じた清掃方法の知識と技術を表す。 |
| クリンネスト(1級・2級) | 民間資格 | 不要 | 認定校を修了 | 1級 44,000円 2級 25,300円 |
お掃除のプロとしての体系的な知識・実践スキルを表す(1級のみ看板・名刺に記載可)。 |
| エアコンクリーニング士 | 民間資格 | 不要 | 日本エアコンクリーニング協会(JACA)認定スクール修了または協会入会 | 24,000円 | エアコン分解洗浄の専門技術を持っていることを証明できる。 |
※注 特定建築物の清掃作業は都道府県知事への登録が必須で、登録条件の1つが「清掃作業監督者の有資格者を事業所に1名以上配置すること」
※年度によって内容が改訂される場合があります。詳しくは各講座のホームページ等でご確認ください。
ハウスクリーニングは資格不要!未経験でも始められる
清掃業の中でも、個人宅を対象にしたハウスクリーニングの場合は、開業に許認可や国家資格は必要ありません。
役所に「開業届」を提出するだけで、翌日から仕事を始めることができます。
「とりあえずすぐに始めたい」という方は、資格の必要ないハウスクリーニングで開業するのがおすすめです。
一方で、「ビルや官公庁の清掃」に進みたい場合は、ビルクリーニング技能士の資格を持つと官公庁の入札に参加できるようになるので、事業規模を広げたい方は取得を検討してみるのもいいかもしれません。
清掃業の資格はとったほうがいい?とらなくていい?
前の章では、個人宅相手の清掃業を開業する場合、必要な資格はないということがわかりました。
では、なぜ清掃業の資格を取る人がいるのでしょうか?
ここでは、清掃業の資格を取る人はどんな目的で取得しているのか、また、どんな場面で資格が役に立つのか、などについてみていきましょう。
ハウスクリーニング系の資格は「技能を証明する」目的で取る人が多い
資格は、大まかに「宅地建物取引士」などの「仕事をする上で必須となる資格」と、「ハウスクリーニングアドバイザー」などの「自分の技能を証明するための資格」に分けることができます。
清掃業にまつわる資格のほとんどは、“それがなければ仕事ができない”という資格ではないため、後者に当てはまります。
こうした「自分の技能を証明するための資格」には、
- 自分の能力や技術を端的に証明できる
- 第三者から技術を認められている
- 自分のキャリアの見栄えがよくなる
などのメリットがあります。
清掃業の資格を取る人の多くは、「自分にはこういった技術・能力があります」ということを顧客にアピールするため、いわゆる「箔をつける」という目的で取得する人が多いようです。
決め手になるのは「口コミ」と「実績」
ハウスクリーニングの予約サイト「おうちにプロ」が実施した2025年のアンケート(【おうちにプロ】ハウスクリーニングへの信頼感に関するアンケート調査)では、「ハウスクリーニング業者を信頼できる点は?」という項目で、「利用者からの口コミ・評価が高い」、「作業実績が豊富」という選択肢がそれぞれ1位と2位を獲得しています。
このアンケート結果から、清掃業を頼む際に、顧客の多くは「作業品質の高さ」や「業者の実績」を重要視していることがわかります。
また、清掃業の資格は、こうした「信頼性」を補強するのに役に立つことはありますが、資格それ自体が決め手となることはほとんどないこともわかります。
無資格でも「この人に頼みたい」と思わせられたら強い
清掃業にまつわる資格のほとんどは、キャリアをアピールするための補強にはなりますが、それ自体が決め手になることはほとんどありません。逆に、無資格でも有資格者以上に売上を伸ばしている店舗も多く存在します。
売上を伸ばしているお店に共通しているのは、顧客に「この人に頼みたい」と思わせるようなアクションをしていることです。
【顧客の信頼を獲得する3つのアクション】
- 施工前・後の写真をSNSやGoogleビジネスプロフィールに継続投稿する
- 作業後にお客様へ丁寧なフォローをして、口コミを書いてもらえるよう働きかける
- 名刺・チラシ・ウェブサイトで「清潔感」と「誠実さ」が伝わるデザインにする
資格はあくまで「プラスアルファ」の武器。実績と信頼をまずはつくることが先決です。
資格はあとからいつでも取れますが、信頼と実績は開業初期から時間をかけてじっくり積み上げる必要があります。
失敗を避ける準備術!資格の勉強よりも優先すべき「独立の準備」とは?
清掃業は未経験・無資格でも始められますが、準備が不十分なまま開業しても成功する確率は高くありません。「知らずに始めて損した」という事態を防ぐためにも、準備をしっかりしておくことが重要です。
ここでは、資格を取得するよりも先に実施しておきたい、「失敗を割けるための独立準備」について解説していきます。
集客の仕組みづくり|腕が良くても仕事がなければ続けられない
清掃業で独立した人が最初にぶつかる壁が「集客」です。
どれだけ腕が良くても、お客様が来なければ売上はゼロです。
集客を伸ばすためにも、開業前に以下のような布石をしっかり打って準備しておきましょう。
準備①Googleビジネスプロフィールの登録
無料で始められる最強の集客ツール。
登録すると検索エンジンやGoogleマップ上に自店が表示されるようになります。
地域名+ハウスクリーニングの検索で上位表示を狙えます。
準備②SNS(InstagramやX)の活用
施工事例を写真で発信できるツールです。
フォロワーが増えると、仕事の問い合わせにつながりやすくなります。
準備③マッチングサイトへの登録
くらしのマーケットなどのマッチングサイトに登録しておくと、問い合わせがきやすくなります。
既存の集客プラットフォームに掲載するだけで、開業直後でも仕事を取りやすくなります。
営業の仕組みづくり|開業前に必ず揃えておくべきもの
事業を運営する際の税金対策や、各種保険の準備、および営業に必要となる資機材も、独立前にしっかりと整備しておくことが重要です。
| 準備すべきもの | 理由・ポイント |
|---|---|
| 開業届(税務署へ提出) | 青色申告を使うための必須手続き。節税効果が大きい。 |
| 請負業者賠償責任保険 | 作業中の破損・事故に備える保険。加入しておけばお客様にも安心してもらえる。 |
| 基本的な清掃道具・洗剤 | 業務用のポリッシャーや専用洗剤は最初から必要。品質が仕上がりに直結する。 |
| 作業着・名刺・チラシ | 第一印象は見た目で決まる。清潔感ある作業着と名刺は必須。 |
FC(フランチャイズ)の活用もおすすめ!未経験の不安を「仕組み」で解決できる
「技術も集客も保険も……全部自分でやるのは大変」と感じる方には、フランチャイズという選択肢もおすすめです。
【フランチャイズ加盟のメリット】
- ブランド力を借りられる…知名度のあるブランド名で営業できるので、開業当初からアドバンテージを持って集客できます。
- しっかりした研修を受けられる…体系的なカリキュラムで技術を習得できる。未経験の場合でも、現場に出られる水準まで育成してもらえます。
- 集客サポート…本部のウェブ集客・予約システムを活用することが可能です。自分で1から集客の仕組みを作る必要がなくなります。
資格取得に数ヶ月〜数年かけるより、フランチャイズの研修で実践的なスキルと集客の仕組みを一気に手に入れる方が、事業が軌道に乗るまでの期間が短くなることも多いです。
【FAQ】よくある質問
最後に、清掃業での独立を考えている方から、おそうじ革命のFC加盟開発部によく寄せられる質問をまとめてみました。
Q.ハウスクリーニングは無資格で開業できますか?
はい、できます。個人宅を対象にしたハウスクリーニング業に、国家資格や行政の許可は必要ありません。役所に開業届を出すだけで翌日から営業できます。ただし、ビル清掃や官公庁の案件を取りたい場合は、ビルクリーニング技能士などの資格があると有利です。
Q.ハウスクリーニング技能士を取るとどんないいことがありますか?
ハウスクリーニング技能士は、2012年(平成24年)からスタートした業界唯一の国家資格です。取得していると名刺やウェブサイトに記載でき、「技術を持つプロ」として信頼を得やすくなります。ただし、受験には3年以上の実務経験が必要なため、開業後に実績を積みながら取得を目指す流れが一般的です。
Q.40代・未経験でも独立できますか?
十分に可能です。ハウスクリーニング業は体力と丁寧さがあれば始められる仕事で、40代から独立される方も多くいます。フランチャイズに加盟すれば研修で技術を習得できるため、「未経験で心配」という方でも安心です。むしろ、社会人経験のある40代は「接客の丁寧さ」「段取りの良さ」という面でお客様から高く評価されるケースも多いです。
Q.独立後の収入はどのくらいですか?
個人差はありますが、ハウスクリーニングの1件あたりの相場は1〜3万円程度が一般的です。月に20〜30件をこなせれば、会社員時代の収入を上回ることも十分に見込めます。安定した収入を早期に確保したい場合は、フランチャイズの集客サポートを活用するのがおすすめです。
未経験でも安心!徹底した技術研修であなたをプロに育てます|おそうじ革命
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おそうじ革命がおすすめの理由②接客・集客ノウハウも学べる
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独立には、大きな不安や疑問がつきまとうものです。
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