水漏れの原因?ドレンホースのスライム対処法
公開日:2025年09月28日
更新日:2025年09月29日 ご家庭向け
更新日:2025年09月29日 ご家庭向け
エアコンのドレンホースに詰まるスライム汚れとは?原因と家庭でできる対処法
エアコンを使っていると、ある日突然「水がポタポタと室内に漏れてきた!」というトラブルに見舞われることがあります。原因の一つとして挙げられるのは、室外へ水を排出するための「ドレンホース」が詰まってしまうこと。その中でも特に厄介なのが、ヌルヌルしたスライム状の汚れによる詰まりです。今回は、このスライム汚れの正体と、一般家庭でできる簡単な対処方法をご紹介します!
スライム汚れの正体と発生原因
エアコンが冷房運転をすると、室内機の熱交換器で空気中の水分が結露し、アルミフィンを伝って水がドレンパンに溜まります。この水はドレンホースを通って外に排出されますがホース内は常に湿気と水分があり、微生物が繁殖しやすい環境となります。
スライム汚れの正体は、主にカビやバクテリアなどの微生物が繁殖して作るバイオフィルムです。これらがホース内で増殖するとぬめり状の膜となり、排水の流れを妨げてしまいます。さらに、ホコリやゴミが混ざることで、詰まりが悪化することがあります。一般的にピンクカビのような色になります。
スライム詰まりが引き起こすトラブル
スライムによって起こるデメリットには次のようなものが考えられます。
◆室内機からの水漏れ
◆排水不良による悪臭の発生
◆カビの繁殖による室内空気環境の悪化
放置するとエアコンの効率低下や健康被害にもつながるため、早めの対策が重要です。
家庭でできる簡単な対処方法
専門業者に依頼する前に、家庭でもできる対処方法があります。代表的なものを3つご紹介します。
1. ドレンホースクリーナーを使う
市販されている「ドレンホース用ポンプ(ドレンホースクリーナー)」を使う方法です。ホースの先端に差し込み、ハンドルを引いて真空圧で詰まりを吸い出します。物理的に汚れを除去できるため、最も手軽で効果的です。2,000~3,000円程で売っています。
2. ホース内を水で洗浄する
バケツに水を入れ、ジョウロやホースを使ってドレンホースの出口から水を流す方法もあります。ただし、詰まりがひどい場合は逆流して室内機に水が戻る恐れがあるため、注意が必要です。
3. ドレンホースの先端を清掃する
ホース出口が土の上にある場合に泥やゴミが付着しているケースも少なくありません。雑巾やブラシで清掃し、排出口が塞がれないようにしておくことで再発防止につながります。
再発防止のポイント
スライム汚れは一度除去しても、環境が整えば再び発生します。以下の習慣を取り入れることで、再発を抑えられます。
◆冷房シーズン前にホースの点検・清掃をする
◆ドレンホースの先端を地面から少し浮かせる(泥やゴミの侵入防止)
◆市販の「防止キャップ」や「防虫ドレンキャップ」を取り付ける
エアコンのドレンホースに発生するスライム汚れは、微生物が原因で自然に発生する現象です。放置すると水漏れや悪臭の原因となるため、早めの対処が肝心です。市販のクリーナーや簡単な清掃で対応できるケースも多いため、ぜひ家庭でも定期的なメンテナンスを心がけましょう。快適なエアコンライフのために、ドレンホースの点検を習慣化してみてはいかがでしょうか。
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