蛇口の掃除
更新日:2025年04月01日
今回は、水道蛇口のおそうじについて書いていきます。みなさん、水回りの掃除をしていて、ここがきれいになった!って、実感できる場所ってどこでしょう?キッチンや、浴室でいうと、シンクや浴槽はもちろんきれいになったらうれしいですね。でも、もっとキレイになると実感できる場所、筆者は個人的に蛇口かなあと。この蛇口が、ピッカピカに輝いていると、なんか掃除をした甲斐があったと実感できるような気がします。そこで、今回は、蛇口の掃除、蛇口ってなんで汚れていくの?ピカピカが消えていくのか?どんな汚れなのか?その汚れの落とし方を載せていきたいと思います。
蛇口に限らず、水回りは、シンクや、浴槽、浴室床、壁、トイレのトイレタンク内など水が流れる場所は、必ず「水垢」が存在します。なぜ、水垢ってできてしまうのでしょうか?水垢の原因は、水に含まれるカルシウム、マグネシウムなどミネラル成分が含まれているからなんですね。水は、蒸発すると気体になるんですが含まれているミネラルが個体として残り、ほんのわずかなんですが、これが積み重なって、指で触ると、ざらっとするやつになり、見た目も白く色がついてくるので、水垢とわかるようになります。日々の水の使用の積み重ねが、水垢の層として蓄積していくわけです。
この水垢が重なっていき、ケイ酸っていうものと化合して、より頑丈な水垢に変身してしまいます。これが、ケイ酸カルシウムっていうものになるんです。こうなると先ほどの水垢、これとは、見た目は同じなんですが、汚れの落とし方が違い、厄介なんですね。そして、また水垢には、金属せっけんと言われる石けんや洗剤と結合してできる水垢も存在します。他には、自動車の話ですが、大気中の汚れと洗剤が混ざってできる水垢もあります。要は、水垢は水とその周りの物質によって変化してできるもので、その落とし方も変わってくるってことですね。
では、蛇口の水垢に話を戻しましょう。蛇口の水垢は、放っておくとどうなるのか?金属部分の劣化がが早まってしまうので、厄介になる前に除去していくのが大切ですね。
では、汚れの落とし方、大きく分け、2つあります。一つ目は、薬剤で落とす。水垢は、アルカリ性なので、酸性のものと合わせることで、中和し軟らかくなります。炭酸カルシウムが翌使用されます。もう一つは、削り落とす。水垢は金属の塊なので、力を加えて削り落とす、酸では解けない汚れに使用する方法です。ただ、表面、対称面へのダメージを考慮する必要があります。慎重に水垢のみを削るよう技術が必要です。
では、薬剤を使用すると話しましたが、薬剤って?となりますね。ここでは、市販で売っているものでいくと、クエン酸です。ドラックストアで購入できるものです。しかし、においがあり、金属を溶かす、いわゆる対称面が薬剤焼けが起こるので使用には注意しましょう。ずっとつけ置きしっぱなしにしないことです。しっかり水で流し残りがないようにする必要があります。もう一つ、削るのに使用するもの代表的なのはクレンザーです。こちらもドラックストアで売っている一般的なものです。これは、細かな粒子が入っている洗剤なので水垢を落とすのに効果的と言えます。ただ、力加減を間違えると対称面を傷つけてしまうことがあるので注意してスポンジで擦り汚れを落としましょう。ちなみに、クレンザーの代替えができるものが、歯磨き粉です。細かい部分の汚れを落とすのに有効なのは歯磨き粉と歯ブラシの組み合わせです。ふつうに歯磨きじゃない?歯を磨く道具で、歯ではなく蛇口やスポンジでは届かない部分の水垢除去に適しています。
最後に、手軽に手に入るもの、薬剤を使用せず、水のみで汚れを落とせるメラミンスポンジ{例:激落〇くん}も有効ですね。
まとめ
水垢は、水まわりでは、どうしても避けられない汚れのひとつです。今回は、水垢の原理、性質、落とす為に必要な道具、薬剤、一般のドラックストアで手に入るものを紹介しました。水垢は、汚れが重なれば重なるほど、厄介で落とし方も大変になっていくので、予防のひとつとして、水分を自然乾燥させず、できるだけ、乾いたタオルなどでふき取る。こうすることで水垢の成分を最小限にすることができます。できるだけ、蓄積しないように心掛けが重要なんですね。