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エアコンの効きが悪い

公開日:2025年05月23日
更新日:2025年05月23日
ご家庭向け

冷房運転では、室内機が取り込んだ部屋の空気から熱交換器で熱を取り除き、冷たい風にして部屋へと戻していきます。

この熱を運ぶのが、室内機と室外機をつなぐパイプに充填された冷媒ガス。

この冷媒ガスは、効率よく熱を排出できるように室外機のコンプレッサーで圧縮されて高温となり、室外機側の熱交換器を通じて大気中に放出されます。

こうした熱の移動が行われるのは、熱は多いところから少ないところへ移動する性質をもつためです。

なお、暖房運転時にはこの逆で、室外機が集めた大気中の熱を冷媒ガスが乗せて室内機へと移動し、室内機側の熱交換器を通ることで暖かい空気を部屋へと送ります。

コンプレッサーや冷媒ガスがうまく働かないと、当然ながらエアコンの効きも悪くなってしまうものです。

その場合は、私たちの手に負えないので、専門業者に修理を依頼するのがおすすめです。

冷房にしているのに涼しくならない場合は、コンプレッサーが故障していたということはありがちです。

原因は、経年劣化によるものが多いようです。

また、冷媒ガスの漏れによってエアコンが効かなくなるケースもあります。

漏れの原因は、パイプの接続不良や破損です。

室外機を動かしてしまうと、室内機とつながるパイプに影響が出ることがあるので注意しましょう。

 

エアコンの不調は、使い始める時期になってようやく気付くことも多いので、本格的なシーズンになる前に試運転をしておくといいでしょう。

また、室内機の不調でありがちなのが、フィルターが汚れていたというケースです。

ホコリが溜まっていると、空気が通りにくくなり、効きが悪くなってしまうので、フィルターの掃除を行いましょう。

また、模様替えで棚を室内機の下に移動したりすると、棚が障害物となって風が届きにくくなることもあります。

吹き込み口や吹き出し口付近は、物などで塞がないようにしてください。

 

室外機の周囲に障害物があると、放熱妨害が起こり熱交換器がきちんとできなくなります。

植木鉢やバケツを近くに置いているなら、別の場所に移動しましょう。

戸建ての場合は、生い茂った草にも注意が必要です。

冷房を使い始める時期は特に、雑草などが室外機の周りを覆っていないか確認してみてください。

また、室外機を隠すケースやカバーなどもありますが、製品によっては熱交換器を妨げる要因となるので、各メーカーが発売している純正部材を使用すると安心です。

また、夏に室外機に直射日光が当たっているのも冷房が効きずらくなる要因です。

室外機や周囲が熱くなって放熱が滞るため、よしずなどで日陰を作るのが効果的です。

最近は住宅の事情で、室外機の設置スペースが南側にしかとれないお宅もあるので、その場合は特に注意してください。

 

 

エアコンの効きが悪い要因として、エアコンの能力が部屋に見合っていないケースもあります。

今まで使っていたエアコンを再利用しようとしても、以前より部屋が広かったり断熱性能が低かったりすると、効きが悪くなってしまいます。

また、寒い地方なら暖房能力の高い寒冷地向けエアコンが必要になるなど、転居地によっても条件が変わってくるので注意してください。

基本的は、エアコンのスペックを確認したうえで、見合った場所に設置することです。

カタログなどには12畳用といった形で適用畳数が記載されていますが、冷房時と暖房時に差があります。

暖房時の方が畳数の目安が小さくなりますので、暖房時を基準にした方が確実です。

また、木造住宅の方が鉄筋住宅よりも気密性が落ちますので適用する畳数は小さくなります。

畳数の目安に幅があるのはこのためです。

なお、大きな窓や吹き抜けがある、あるいは天井が高いといった部屋の場合も、よりパワーが必要になるので適用畳数よりも、大きめのサイズを選ぶといいでしょう。

 

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