松下幸之助一日一話

１１月２２日

「弁解より反省」

仕事でもなんでも、物事がいまくいかない場合、必ずこそに原因があるはずである。

だからうまくいかなかったときには、その原因を考えることは、同じ失敗を重ねないためにも

きわめて大切なことである。

そのことは誰もが承認しているのであるが、人間というものは往々にしてうまくいかない原因を

究明し反省するよりも、「こういう情況だったからうまくいかなかったのだ」

「あんな思いがけないことが起こって、それで失敗したのだ」というように弁解し

自分を納得させてしまう。原因は自分が招いたことである、という思いに徹してこそ

失敗の経験も生かされるのではないだろうが。