エアコンクリーニングの料金相場|費用を安く抑えるコツも紹介
更新日:2025年09月26日 ご家庭向け
エアコンクリーニングを業者に依頼すると、数千円〜数万円の料金がかかることが一般的です。また、依頼する業者や時期によっても価格は変動します。
実際にエアコンクリーニングの依頼を検討している人の中には「業者によって値段が全然違うけれど基準は何なのだろう」「エアコンクリーニングの相場を知りたい」と気になっている人もいるでしょう。
そこで本記事では、エアコンの種類別にクリーニングの料金相場を一覧で紹介します。また、エアコンクリーニングの費用が決まる3つの要素や費用を抑えるコツなどもまとめているので、ぜひ最後までチェックしてください。
エアコンクリーニングの料金相場
エアコンクリーニングの料金は、自宅のエアコンがどのタイプかによって大きく変動します。まずは、基本的な料金相場を一覧で確認しましょう。
壁掛けタイプのエアコン | 8,000円~15,000円 |
---|---|
お掃除機能付きのエアコン | 15,000円~25,000円 |
窓用エアコン | 10,000円~15,000円 |
床置きタイプのエアコン | 15,000円~30,000円 |
埋め込みタイプのエアコン | 15,000円~30,000円 |
壁掛けタイプは、最も一般的な家庭用エアコンです。クリーニングを行っている業者数が多く価格競争が活発である関係で、他のタイプと比較すると料金相場はお手頃となっています。
お掃除機能付きのエアコンは、内部構造がやや複雑です。分解や組立に専門技術が必要なため、通常タイプの2倍ほどの費用が発生することもあります。
窓用エアコンは、名前の通り窓枠に設置するタイプのエアコンです。分解に手間がかかることに加えて故障のリスクも高いため、料金も高額に設定されている傾向にあります。
床置きタイプは、床に置いて使用するエアコンです。設置場所やエアコンの構造によって、作業の難易度が変わるため価格に幅があります。
埋め込みタイプは、天井や壁の内部に設置されているタイプのエアコンです。分解作業が難しいうえに高所での作業となるため、他のエアコンよりも高額であることが多いです。
エアコンクリーニングのオプション料金の相場
エアコンクリーニングに追加できる主なオプションの料金相場も以下の表にまとめました。
室外機洗浄 | 3,000円~6,000円 |
---|---|
防カビ・抗菌コート | 1,000円~3,000円 |
エコ洗浄 | 1,000円~2,000円 |
完全分解洗浄 | 8,000円~10,000円 |
スチーム除菌 | 1,000円~3,000円 |
カビの再発を抑制する「防カビ・抗菌コート」や天然由来の洗剤を使用して洗浄する「エコ洗浄」などは、他のオプションと比較すると安価に設定されていることが多いです。
対して、「室外機洗浄」や「完全分解洗浄」などは手間や時間がかかるため、そのぶん料金も高額に設定されている傾向にあります。
エアコンクリーニングの価格が決まる3つの要素
エアコンクリーニングの価格は、主に以下の3つの要素によって決まります。
- エアコンの機種や機能
- 業者の種類
- 依頼する時期
1.エアコンの機種や機能
1つ目の要素は、エアコンの機種や機能です。一般的にエアコンクリーニングの料金は、エアコンの機種や機能別に設定されています。
たとえば、最もスタンダードでクリーニングの手間が比較的かからない壁掛けタイプのエアコンは、料金もお手頃であることが多いです。
対して、構造が複雑なお掃除機能付きのエアコンは、高度な技術が必要なうえに分解・組み立てに時間がかかるため、料金も高額に設定されている傾向にあります。
このように、クリーニング作業にかかる手間や必要な技術力がエアコンの機種や機能によって異なるため、料金も細かく変動するというわけです。
2.業者の種類
2つ目の要素は、業者の種類です。
エアコンクリーニング業者は、大きく「大手の業者」と「地域密着型の業者」に分けられます。
大手の業者は研修制度が整っているため、どのスタッフに当たっても一定以上の安定した品質が期待できます。加えて、ブランド力があり補償内容も充実しているので、価格は高めに設定されているのが一般的です。
一方、地域密着型の業者は広告費や中間マージンが発生しないため、比較的安価な料金設定の業者が多いです。ただし、技術力やサービスの質は業者によって異なり、優良な業者を自分で見極める必要があります。
3.依頼する時期
3つ目の要素は、エアコンクリーニングを依頼する時期です。
エアコンクリーニングには、繁忙期と閑散期があります。
繁忙期は6月〜8月と11月〜12月で、冷房・暖房を使い始める直前は依頼が殺到しがちです。申し込み数が増えるため、キャンペーン割引も無くなるうえ通常より料金が高騰する傾向にあります。
対して、閑散期は4月~5月と9月~10月で、冷房・暖房をあまり使用しない時期は依頼が少なくなります。
多くの業者が「早割キャンペーン」といったものを実施し、通常よりお得な価格でクリーニングを依頼することが可能です。
エアコンクリーニングの費用を安く抑えるコツ
エアコンクリーニングの費用を少しでも安く抑えたい方のために、以下の4つのコツを紹介します。
- 繁忙期を避ける
- 複数台ある場合は2台以上まとめて依頼する
- 複数の業者から見積もりを取って比較する
- 普段からカビ対策を行う
繁忙期を避ける
エアコンクリーニングの費用を抑えるなら、繁忙期を避けて依頼するのが最も手っ取り早いです。
夏や冬にエアコンを本格的に使い始める前の、春(4月~5月)や秋(9月~10月)の閑散期を狙いましょう。
多くの業者が「早割キャンペーン」を実施するので、それを利用すれば繁忙期に比べて1,000円~3,000円ほど安くなる可能性があります。
複数台ある場合は2台以上まとめて依頼する
ご家庭にエアコンが複数台ある場合は、1台ずつ別々の時期に頼むのではなくまとめてクリーニングを依頼するほうが断然お得です。
ほとんどの業者が複数台割引の制度を設けており、2台目以降の料金が2,000〜5,000円ほど安くなります。
また、キッチン周りや浴室などのクリーニングのセットプランを用意している業者もあります。エアコン以外にも気になる箇所がある場合は、セットプランを検討してみるのも良いでしょう。
複数の業者から見積もりを取って比較する
業者を選ぶ際は、複数から見積もりを取って比較することが大切です。
気になる業者を2〜3社ピックアップして、基本料金だけでなくオプション費用や出張費などを含んだ総額の見積もりを取りましょう。これにより、最もお得なクリーニング業者を見つけられます。
ただ、あまりにも安価な業者は品質に問題があることが考えられるため、価格と品質のバランスが取れた業者を選ぶのがおすすめです。
普段からカビ対策を行う
普段からカビ対策をこまめに行うことで、長期的に見てクリーニングの費用を安く抑えられます。
たとえば、冷房を使用した後は30分〜1時間ほど送風運転を行って、エアコン内部を乾燥させる習慣をつけましょう。これだけで、カビの繁殖を大幅に抑制できます。
また、フィルターの掃除や部屋の換気もカビの抑制に効果的です。
きれいな状態を保てれば、クリーニングの頻度も減らせて、結果としてトータルの費用を抑えられます。
エアコンクリーニングの相場を把握しサービス内容とのバランスで業者を選ぼう
本記事では、エアコンクリーニングの料金相場や費用を抑えるためのコツなどを詳しく解説しました。
エアコンクリーニングの料金の相場は、機種や機能によって変動します。また、クリーニングを依頼する業者の種類や依頼する時期などでも料金が変わります。
少しでもコストを浮かせたいのであれば、繁忙期を避けることや複数台をまとめて依頼することなどがポイントです。
ただ、最初から1社に決めきるのではなく、2〜3社の見積もりを出してもらって比較しましょう。そのうえで価格と品質のバランスが取れた業者を選ぶことをおすすめします。