洗濯物の詰め込みすぎに注意!ドラム式洗濯機の「脱水受けカバー」に傷や穴が開くことも
公開日:2026/10/21
更新日:2026/10/21
洗濯物の詰め込みすぎに注意!ドラム式洗濯機の「脱水受けカバー」に傷や穴が開くことも
ドラム式洗濯機を毎日使っていると、
「せっかく回すなら、できるだけたくさん洗いたい」
と、ついつい洗濯物を多めに入れてしまうことはありませんか?
しかし、洗濯物の詰め込みすぎは、洗浄力や乾燥効率を低下させるだけでなく、洗濯機内部に大きな負担をかける可能性があります。
今回は実際のクリーニング現場で確認した、脱水受けカバーの傷と穴についてご紹介します。
分解してみると、脱水受けカバーに傷と穴が
今回クリーニングしたのは、Panasonicのドラム式洗濯機。
1日に2回ほど洗濯されることが多く、一度に入れる洗濯物の量も比較的多かったそうです。
分解して内部を確認すると、脱水受けカバーに強く擦れたような傷があり、さらに数か所に穴が開いていました。
普段の使用では見ることのできない場所なので、お客様自身が気付くのは非常に難しい部分です。
なぜ洗濯物を入れすぎると負担がかかるの?
ドラム式洗濯機は、脱水時にドラムが高速回転します。
洗濯物の量が多かったり、一か所に偏ったりすると、回転時のバランスが崩れ、ドラムが通常より大きく振れることがあります。
洗濯機には振動を抑えるためのサスペンションやダンパーなどが備わっていますが、それでも大きな偏りが繰り返されれば、内部部品への負担は増えていきます。
特に、
洗濯物を毎回ぎっしり入れる
毛布など重いものを洗う
水を含むと非常に重くなる衣類を多く入れる
洗濯物が片側に偏った状態で脱水する
1日に何度も運転する
といった使い方では注意が必要です。
「洗濯容量」と「乾燥容量」は違います
ここも非常に大切です。
例えば「洗濯容量10kg」のドラム式洗濯機でも、乾燥まで10kgできるとは限りません。
乾燥容量は洗濯容量より少なく設定されている機種が一般的です。
さらに、容量以内であっても、衣類をぎゅうぎゅうに詰め込むと衣類が動くスペースが少なくなります。
洗浄力だけでなく、すすぎや脱水、乾燥効率にも影響します。
「まだ入るから大丈夫」ではなく、ドラムの中で衣類がしっかり動ける余裕を残すことが大切です。
今回は内部にも大量の汚れが
今回の洗濯機では、脱水受けカバーの裏側に、糸くずや洗剤・石けん成分などが混ざった汚れが大量に付着していました。
洗濯槽周辺にも、洗剤の溶け残りと思われる汚れが確認できました。
さらに、半年前に交換したばかりというヒートポンプにも、すでにホコリや細かな繊維が付着していました。
内部で発生した糸くずや汚れは、乾燥時の空気の流れによって乾燥経路側へ運ばれることがあります。
そのため、ヒートポンプだけを交換・清掃すればすべて解決するとは限りません。
洗濯槽側、乾燥経路、フィルター、ヒートポンプなど、洗濯機全体の状態を見ることが重要です。
傷や穴の原因は「詰め込みすぎ」と断定できる?
ここは注意が必要です。
今回、洗濯物を多めに入れて使用されていたことと、脱水受けカバーの損傷が同時に確認されました。
しかし、クリーニング業者の立場から、傷や穴の原因を「洗濯物の詰め込みすぎだけが原因」と断定することはできません。
長期間の使用による部品の劣化、衣類の偏り、異物、振動、部品の状態など、さまざまな要因が考えられます。
部品に明らかな損傷が見つかった場合には、お客様に状態をご説明したうえで、必要に応じてメーカーへの点検・修理をご案内しています。
ドラム式洗濯機を長持ちさせるために
ドラム式洗濯機は、洗濯から乾燥まで自動で行ってくれる、とても便利な家電です。
だからこそ毎日の使い方が大切です。
洗濯物を詰め込みすぎない。
洗剤・柔軟剤を必要以上に入れない。
乾燥フィルターや排水フィルターを定期的にお手入れする。
大きな振動や異音が出たら、そのまま使い続けない。
こうしたちょっとした心掛けが、内部の汚れや部品への負担を減らすことにつながります。
「最近、乾燥時間が長くなった」
「乾燥後の衣類が少し臭う」
「脱水時の振動が以前より大きい」
「毎日、洗濯乾燥を何度も使っている」
そんな場合は、一度ドラム式洗濯機の内部を確認してみるのもおすすめです。
おそうじ革命 千葉浦安舞浜店では、ドラム式洗濯機を分解し、普段のお手入れでは届かない部分まで状態を確認しながら丁寧に洗浄しています。
ドラム式洗濯機を長く快適に使うためにも、日頃の「入れすぎ」にはぜひお気をつけください。