換気
更新日:2025年08月07日 ご家庭向け
換気は、室内の空気を入れ替えることで健康的で快適な生活環境を維持するために欠かせませんが、換気扇だけでは十分な換気が出来ないことをご存じでしょうか。
換気の目的は、汚れた室内の空気を外に排出し新鮮な外気を取り入れることです。
室内で発生する二酸化炭素やホルムアルデヒドなどの有害物質を外に排出し、酸素を多く含んだ新鮮な空気を取り入れることで健康的で快適な室内環境を保つことができます。
湿気や臭いを外に逃がすことで、カビやダニの発生を抑制する効果もあります。
換気扇は、局所的な換気しかできないため、部屋全体の空気を入れ替えるには不十分です。
調理中の煙や湯気を排出するために使われることが多いですが、部屋の隅々まで換気することは出来ません。
換気扇の近くの空気は入れ替わっても、離れた場所の空気は入れ替わらないことがあります。
換気扇だけでは不十分な換気を補うためには、窓を上手に活用することが大切です。
効果的な換気を行うためには、2か所の窓を同時に開けることがポイントです。
特に、窓を対角線上に開けると部屋の隅々まで空気が行きわたり、より効果的な換気が期待できます。
窓を開ける幅も重要で、風の入る側は小さめに、出る側の窓は大きめに開けると良いでしょう。
スムーズな空気の流れが出来、短時間で効率的な換気が出来ます。
窓を開けるときは、カーテンを開けておくことも大切です。
カーテンを閉めたままでは、空気の流れが妨げられ換気効率が下がってしまいます。
窓の開け幅を調整することも重要です。
風の強い日は、窓を大きく開けすぎると、帰って空気の流れが乱れてしまう事があります。
風の強さに合わせて、窓の開け幅を調整することも意識しましょう。
換気時は、エアコンを一時的に停止するのも効果的です。
室内の空気を入れ替えるためには、外気との温度差が重要だからです。
換気は、1日に数回行うことが理想的です。
特に、朝と夕方の湿度の低い時間帯に換気するのがおすすめです。
湿度が高いと、換気効率が下がってしまいます。
換気の時間は、1回に付き5分から10分程度が目安です。
換気は、こまめに行うことが大切です。
窓が1つしかない場合は、ドアを開けて扇風機で風の流れを作ることがポイントです。
扇風機を窓に向けて置くことで、室内の空気を外に押し出すことができます。
2003年以降に建てられた住宅には、24時間換気システムが設置されています。
24時間換気システムは、室内の空気を排出し外気を取り込む機能を持っています。
熱交換器を使って、室内の温度と湿度を調整する機能もあります。
エアコンを使用している際は、換気との関係に注意が必要です。
エアコンをつけっぱなしにしていると、せっかく換気をしても冷やされた空気が外に逃げてしまい、換気の効果が半減してしまうことがあります。
エアコン使用中もこまめに換気を行いましょう。