エアコンの室外機
更新日:2025年08月26日 ご家庭向け
暑い日が続く夏に欠かせないエアコンは、定期的に掃除をする必要があります。
フィルターのホコリを取るなど、室内機の簡単な掃除は自分で定期的にしている方も多いですが、エアコンの室外機の掃除も必要なのかわからず悩んでいる方もいるでしょう。
エアコンは、室内機と室外機によって構成されています。
室内機と室外機をつなぐ配管には、冷媒ガスが入っており、冷媒ガスが室外機のコンプレッサーで圧縮されて配管内を循環することで、熱交換する仕組みです。
室内機が部屋の熱を取り込み、冷媒ガスによって室外機を通って野外に放出するため、冷房効果が得られます。
エアコンの室外機は野外に置いてあり、汚れやすいため定期的に掃除が必要です。
ただし、自分で対応する場合は大掛かりな掃除は必要ありません。
分解や難しいメンテナンスをしなくても、軽い掃除で十分冷房効果を保つことができるように作られています。
目で見て汚れているとわかる場合は、室外機の表面を軽く掃除しましょう。
エアコンの室外機を掃除する事で、電気代の節約につながるのがメリットです。
室外機が汚れていると、熱交換の効率が下がって冷却効果が落ちます。
その結果、室温を下げるために余分な電力を使ってしまうので、電気代がかさみます。
近年では省エネ性能の高いエアコンも多数登場しているので、省エネ効果を発揮させるためにも室外機を適度に手入れするのがおすすめです。
また、室外機を掃除する事で、エアコンが長持ちするというメリットもあります。
ゴミや汚れが溜まって稼働効率が下がると、エアコンに負荷がかかりやすくなります。
そのまま使い続けると、故障の原因になることもあるので、長く使い続けるためにも室外機を掃除する事が大切です。
自分でする掃除とプロの掃除の違いとして、エアコンを分解するかしないかが挙げられます。
自分でエアコンを掃除する場合は、分解が出来ません。
分解したとしても、専門知識がなければ元に戻せない可能性があるため、分解が必要な掃除はプロに任せる必要があります。
プロに任せれば正しく分解してくれるので、細部までしっかりと掃除をしてもらえるでしょう。
自分でする掃除とプロの掃除は、使用する洗剤が異なります。
プロにエアコン掃除を依頼すると、家庭用とは異なる洗剤を使用してエアコン内部にこびりついた汚れまでしっかりと落としてくれます。
内部に発生したカビなど、自分で落とすのは難しい汚れも丁寧に落とせるので、エアコンから放出される空気を綺麗にすることが可能です。
プロのエアコン掃除では、自分で掃除をする場合と異なる機器を使用します。
高圧洗浄機を使用して、室外機内部やフィン、カバーの汚れを徹底的に落とすのが特徴です。