エアコンのニオイ
更新日:2025年09月20日 ご家庭向け
エアコンのニオイの原因は、エアコン内部で発生しているカビや汚れ、生活臭などによるものといわれています。
ニオイを根本的に解消するには、分解クリーニングが効果的です。
しかし、今すぐ臭いを消したいという人も多いのではないでしょうか。
そんなときは、冷房の時期なら16度、暖房の時期なら30度に設定して運転してみるとニオイが消えるかもしれません。
エアコンのニオイが気になるときは、設定温度を16度にして運転してみる方法を試してみてください。
1時間程度運転するとニオイが消えると言われています。
エアコンのニオイを消すための手順
エアコンのニオイを消すには、まず部屋の窓を全開にして空気の通りを良くすることが大切です。
窓を開けないままの状態では、ニオイが部屋中に籠ってしまいます。
そのため、必ず窓を全開にすることがポイントです。
窓を開けたら冷房の設定温度を16度にして1時間程度運転しましょう。
運転を続けているうちに、エアコンのニオイが消えてくるはずです。
エアコンの嫌な臭いの原因の一つは、熱交換器に付着したホコリやカビの汚れです。
設定温度を16度にして冷房運転すると熱交換器が冷たくなります。
熱交換器が冷たくなると、結露が発生し表面に水分が付着します。
この水分が臭いの元となっている汚れを洗い流し、ニオイを消すという仕組みです。
エアコンは、設定温度と室内温度の差によって運転中のパワーが変わります。
設定温度を最低の16度にすると、室内温度との差が大きくなるためエアコンがフルパワーで運転することになり、熱交換器に大量の結露が付着し、より臭いを消す効果が高まります。
臭いを消す効果を高めるには、湿度や温度が高めの日に行うのがポイントです。
湿度や温度が高いと結露が発生しやすくなり、汚れがよく洗い流されます。
また、運転中に窓を開けておくことも大切です。
窓を開けておくと室内の温度が下がらずフルパワーで運転し続け、汚れを効果的に除去してくれるでしょう。
ただし、運転時など湿度が80%以上になる日は結露が多くなりすぎるため注意が必用です。
大量の水分が付着して水漏れする可能性があるため、避けた方が良いでしょう。
設定温度を最高の30度にして暖房運転することでエアコンのニオイを消す方法もあります。
涼しくなってきたころに試してみるのがおすすめです。
冷房運転をする時と同様に、まず部屋の窓を全開にします。
窓を開けることで、部屋に籠っていた空気が外へ排出されます。
次に、暖房の設定温度を30度にして1時間程度運転を続けてください。
エアコンの設定温度は通常30度が最高ですが、より高く設定できる場合は可能な限り高くするのがおすすめです。
運転し続けているうちに、エアコンの嫌な臭いが軽減されるでしょう。
エアコンから嫌な臭いが発生する原因の一つは、エアコン内部で繁殖したカビです。
エアコンをつけると、風と共にカビが空気中に舞い、カビ臭さの原因になります。
設定温度を30度にして運転することで、エアコン内部に付着していたカビの繁殖が抑制されます。
カビが繁殖できる環境はおおむね25~28度です。
そのため、エアコンの設定温度を高温にするとカビが繁殖できなくなり、ニオイが軽減される可能性があります。
ただし、カビは、完全に死滅するわけではありません。
そのため、一時的に臭いが軽減されても再び発生する可能性が高いでしょう。
暖房を使った方法で臭いを消すときは、気温が低めの日に行うことがポイントです。
また、運転中亜h窓を開けっぱなしにしておきましょう。
消臭の効果を高めるためには、エアコンをフル稼働させなければなりません。
窓を開けておくことで室内の温度が高くならず、エアコンはフル稼働で運転し続けます。
エアコンの温度が高くなるほど、カビを抑制するのに効果的です。
ただし、暖房を使って臭いを消す方法は、ニオイの原因がカビの場合のみ効果が期待できます。
臭いの原因は、カビ以外にもエアコン内部に溜まったホコリや生活臭などです。