アルカリ性洗剤
更新日:2025年10月14日 ご家庭向け
洗剤には様々な種類があります。
中でも使用頻度の高い洗剤がアルカリ性洗剤です。
アルカリ性洗剤という言葉は聞いたことがあっても、どのような効果があるかわからない方も多いでしょう。
アルカリ性洗剤とは名称の通り、アルカリ性質をもった洗剤全般を指す言葉です。
酸性を中和する効果があるため、酸性の汚れを落とすのに効果を発揮します。
アルカリ性洗剤で落とせる酸性の汚れには、油汚れや手垢、皮脂などが挙げられます。
いずれも、家の中に付着しやすい汚れの代表格です。
実は家の中に付着する汚れのうち、80%は酸性汚れだと言われています。
そのため、アルカリ性洗剤は家の中を綺麗に掃除するための必須アイテムです。
アルカリ性洗剤は酸性の汚れには強いものの、同じアルカリ性質の汚れに対しては効果を発揮しません。
また、素材や場所によっては使用を避けた方が良い場所もあります。
アルミ、畳、木、塗装面、素材の柔らかい床などは使用を避けましょう。
また、アルカリ性洗剤を使う際は肌への影響も注意しておかなければなりません。
アルカリ性質の強い洗剤は、汚れをより効果的に落とせます。
しかし、素肌のまま使用すると肌荒れの原因になります。
強いアルカリ性質をもった洗剤は、手袋などをしたうえで使用しましょう。
代表的なアルカリ性洗剤として挙げられるのは、アルカリ電解水、セスキ炭酸ソーダ、重曹の3つです。
アルカリ性洗剤は、pHという数値で強さが表されます。
数字が大きいほどアルカリ性質が強いと判断できます。
アルカリ電解水pH12.5
アルカリ電解水は、電気を通して分解したアルカリ性の水を差します。
アルカリ性が高いので強い洗浄力が期待できます。
また、除菌力が高いのもメリットです。
セスキ炭酸ソーダpH9.8
皮脂汚れや水垢などのたんぱく汚れを落とすのに適した洗剤です。
安全性も高く、小さい子供がいる家庭でも安心して使用できます。
重曹pH8.2
重曹も人体に影響のない物質でできています。
粉末、液体の2種類があり、どちらも簡単に購入できるのがメリットです。
鍋の焦げなど、普段掃除しない汚れに使用するのがおすすめです。
水に溶けにくいので、クレンザーのように汚れを擦り落とすことも可能です。