公開日:2023/05/13

更新日:2023/05/13

5月13日

「プロの自覚」

 私は以前、寄席で短剣投げを見たことがある。それは、女の人を壁の前に立たせ、そのからだス

レスレのところに次から次えと、二十本あまりの短剣を投げるのである。そのときに私は  ”これか

プロだな” と感じた。わずかでも手もとが狂えば、人の命にかかわるのである。それを毎日毎日

やり続けて一つの失敗もないというのは、実に大変なことである。しかし、それをやり遂げるのが

プロである。 

 考えてみれば、サラリーマンの仕事でも一緒である。こういう厳しい境地に立って、はじめて一

人前として給料がもらえるということであろう。今日のサラリーマンに要求されるのは、アマチュ

アではない ”プロ” の仕事である。