【お掃除テク解説】エアコン掃除はこうやるべし!家庭で出来るエアコン掃除術。梅雨が始まる前にエアコン掃除を!
更新日:2025年02月10日
1.はじめに
「エアコンから出る風がなんだかにおう」
「エアコンをつけると咳が出る」
「エアコンからホコリが降ってくる」
「エアコンの風が出るところに黒いカビが見えている」
こういったことに思い当たる方は、エアコンの内部が汚れている可能性大です。
しかし、「エアコン掃除のしかたがわからない」「エアコンを下手に触ると壊してしまいそうで怖い」などなど、エアコンのお手入れには不明な点も多く、なかなか手が出しづらいところではありますよね。
今回の記事では、「なぜエアコンクリーニングが必要なのか」、「エアコンはどうして汚れるのか」、「汚れたエアコンを使い続けるとどうなるのか」、「家庭でできるエアコン掃除の方法」についてご説明したいと思います。
2.なぜエアコンクリーニングが必要なのか
エアコンは本体に室内の風を吸い込み、内部で冷やしたり温めたり空調して再度部屋にお繰り返しています。
エアコンの内部には、このお部屋の空気に含まれる目には見えないカビの胞子やハウスダスト、花粉や排気ガスなどの不純物がどんどん溜まっていきます。
エアコンには熱交換器という部屋の空気を冷やしたり温めたりする機械が内蔵されており、冷房時には熱交換器は冷たく、暖房時には熱くなる仕組みとなっています。
夏場の冷房時には熱交換器に空気中の水蒸気が結露するためエアコン内部の湿度が高くなり、カビが発生する確率があがります。
反対に冬場になると空気が乾燥するため、エアコン内部にはホコリや、空気中に含まれるウイルスや菌などが溜まっていくことになります。溜まったホコリやウイルスはエアコンの風にのって部屋の中にばらまかれます。
夏場にエアコンがカビ臭いと感じる、あるいは冬場にエアコンをつけると咳が出たり喉がイガイガするという症状に心当たりのある方は、エアコン内部が汚れてしまっていると考えられますので、お掃除されることをオススメいたします。
専門業者に依頼すると、エアコンを分解して内部を高圧洗浄してくれますので、エアコンをまるごとキレイにすることができます。
また、エアコンには空気中の不純物を取り除くエアコンフィルターなどの濾過装置が設置されています。これらはご家庭でもメンテナンスすることができますので、1ヶ月~3ヶ月に1度の頻度でお掃除されることをオススメいたします。
3.エアコンの掃除のしかた
ご家庭でできるエアコンのお掃除は、エアコンフィルターの清掃と吹出口の拭き掃除、本体の掃除機がけなどが挙げられます。
エアコンフィルターはエアコン本体の前面に取り付けてあるもので、内部に侵入してくる空気に含まれるカビの胞子やホコリなどのハウスダスト、排気ガスなどの大気汚染物質を濾過してくれる効果があります。
エアコンフィルターがゴミで詰まると空気中の不純物を取り除く力が弱くなり、結果エアコンの内部にこれらのゴミが溜まっていくことになりますので、定期的にお掃除してフィルターの濾過機能を維持してあげる必要があります。
エアコンフィルターはエアコン本体の前面にあるパネルをはねあげたところに収納されていますので、まずはフィルターを取り外しましょう。
取り外す際、溜まったホコリが床に落ちたりすることもありますので、エアコン本体の下に新聞紙などを敷いておくことをオススメいたします。
エアコンフィルターを取り外したら、最初に掃除機でフィルターについたホコリをあらかた吸っておきます。こうすることで、このあと水洗いをした際にホコリが固まって排水口に詰まるリスクを軽減することができます。
掃除機がけが終わったら、お風呂などでフィルターを水洗いしていきます。カビなどがこびりついている場合は、100倍程度(バケツ1杯の水に数滴)に希釈した中性洗剤(食器洗い用のものなど)に浸し、ブラシでこすります。
ゴミや汚れを取り除いたら、最後にシャワーなどですすぎましょう。このとき、フィルターの裏側から水をかけてあげると、取り除いたゴミが再度フィルターの目に詰まるのを防ぐことができます。
洗剤が残っていると体に良くない影響が出る場合がありますので、しっかりとすすぎましょう。
すすぎが終わったら、室内の風通しのいい場所で陰干しし、しっかりと乾かしてからエアコンに取り付けます。
エアコンの吹きだし口は、縦横に風を送るルーバーなどが設置されているため、非常に狭くお掃除がしづらいです。
ルーバーは取り外しが可能なので、外せそうな場合は外してお掃除するのもひとつの手です。が、パーツが劣化していると、外した際の衝撃で小さなツメなどが破損してしまうことも珍しくありません。
そうなるとルーバーが正常に動作しなくなりますので、不安な方はルーバーをつけたままお掃除されることをオススメします。
吹きだし口のお掃除には、かために絞った雑巾と割り箸を使用します。割り箸で雑巾を隙間につき込んでお掃除しますので、雑巾は厚手のものでなく、扱いやすい薄手のものを用意しましょう。
吹きだし口の奥は暗くて見づらいので、見えにくい場合は懐中電灯等で照らしながら作業することをオススメします。ただし、脚立などの台に乗っての作業となりますので、バランスを崩さないようご注意ください。
割り箸に雑巾を被せたら、細かい隙間を拭いていきます。吹きだし口についている汚れは、ほとんどが軽く拭き取るだけでキレイになるものばかりです。狭い隙間のお掃除になりますので、根気よく作業しましょう。
4.まとめ
・エアコンは部屋の空気を循環させているため、空気に含まれるハウスダストなどが内部に溜まりやすい
・冷房運転をすると、エアコンの内部が湿潤になります。そうすると、カビなどの発生するリスクが高くなります
・エアコンフィルターは空気中のゴミを濾過してくれるので、定期的に掃除しておきたいパーツ
・エアコンフィルターは水洗いが可能。水洗いする前に掃除機をかけておきましょう!
・吹きだし口のお掃除は、狭い隙間を拭いていく作業。パーツなどを破損しないように気を付けましょう
・エアコン本体のお掃除は、脚立などに乗っての作業となることがほとんど。転倒などに十分気を付けて作業しましょう
いかがでしたでしょうか?
梅雨前にエアコンをキレイにしておくと、夏の間のお手入れも楽チンです!
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