普段のお掃除と違って、大掃除というのは大掛かりかつ非常に地道な作業ですよね。
普段のお掃除に、窓ガラスやレンジフードなどの清掃も加えての作業。お家全体を大掃除しようと思ったら、1日では時間が足りないということも稀ではありません。
大掃除を完遂させるためには、しっかりとした準備と余裕を持ったスケジューリングが非常に重要です。
このページでは、大掃除のスケジューリングの方法やチェックリストの作り方、効率の良い作業順序、集中力を持続させる休憩の取り方などなど、大掃除を成功させるためのさまざまなコツをご紹介させていただきます!
大掃除を首尾よく確実に完遂するには、作業時間等を加味して余裕をもったスケジュールを立てておくことが大切です。
大掃除は非常に時間のかかる作業です。
加えて、地道な動作も多く、カツカツのスケジュールだと途中で心が折れてしまうことも少なくありません。
たとえば、おそうじ革命スタッフが空き部屋クリーニングをする際は、以下のようなスケジュールを組み立て作業にあたります。
①窓ガラス&玄関周りの清掃(120分)
②洗面所&トイレクリーニング(60分)
③浴室クリーニング(90分)
④キッチンクリーニング(90分)
⑤収納・扉・床クリーニング(60分)
という具合に、荷物が何もない空き部屋の大掃除ですら、プロが作業しても完全にキレイにするまでに丸一日かかります。
なので、まずは大掃除したい箇所のリストアップを行い、どこにどれくらいの時間がかかるかを把握して、適宜休憩時間なども加味しつつ余裕のあるスケジュールを立てましょう。
1日で終わらせることにこだわらず、場合によっては2日、3日と日を分けて作業するくらいのつもりで段取りしましょう。
大掃除を実行する日が決まったら、当日にスムーズに作業ができるよう、前の日に事前に準備できることはしておきましょう。
例えば、床掃除をするなら床に置いてある物を少しずつ移動しておく、キッチンの大掃除をするから食器や調理器具を別の場所に移す、トイレのお掃除をするならトイレマットや便座カバーをはずしておく、などなど。
物を片付けるところから大掃除をスタートさせると、余計なリソースを割くことになるため、集中力が続かなくなったり、途中で作業が捗らなくなる遠因となります。
できることは前の日からやっておき、当日は大掃除をすることだけに集中するようにすると、大掃除を途中で挫折せず最後まで実行できるはずです。
大掃除は長く時間のかかる作業です。
しつこい汚れ落としや、広い範囲のお掃除には時間と根気が想像以上にかかるもの。長く作業をしてくると、どうしても途中で集中力が切れ、心が折れてしまいます。
そんな時におススメしたいのが、短い作業時間+短い休憩をこまめにとる作業術、ポモドーロ・テクニックです。
「ポモドーロ」とはイタリア語でトマトのことで、ポモドーロ・テクニックの発案者が、自身が愛用していたキッチンタイマーから着想し名付けたそうです。
ポモドーロ・テクニックは、1度の作業時間を25分とし、25分作業したら5分間の小休止を挟み、これを4回繰り返したあとは少し長めの30分休憩をとる、というサイクルの作業術です。
人間の集中力は25分が限界であり、25分を超えたあとは作業効率がどんどん低くなると言われています。
ポモドーロ・テクニックを活用すると、最もパフォーマンスの高い時に小休止を挟むので、高い効率を維持し続けることが可能になります。
小休止中は、
・窓の外の景色を眺める
・コーヒーやお茶などのドリンクを飲む
・深呼吸やストレッチをする
といったリラックス法で休むようにしましょう。
小休止中にスマホでSNSなどをチェックするのは、脳の働きを休ませることにはならないので、控えるようにしましょう。
大掃除をやる上で大事なのは、モチベーションを高く維持し続けることです。
すでに何度も書いていますが、たくさんの箇所のお掃除&長い時間の作業をしていると、終わらない作業にくじけてしまいそうになります。
モチベーションを保つために大切なのは、適切な休憩時間と心の余裕、そして何より「キレイになったあとの部屋」のイメージです。
「ここを片付けたら床のスペースが空いて、欲しかったインテリアを置ける!」
「キッチンをキレイにしたらお料理が楽しくなる!」
「お部屋をキレイにすれば友達を呼んでお茶会ができる!」
こういった「お部屋がキレイになった後のイメージ」は、大掃除へのモチベーションを驚くほどアップさせてくれますよ!
また、複数日に分けて作業する場合のモチベーションの維持も非常に大変になりますが、大掃除が終わった後のキレイなお部屋というポジティブなイメージを持ち続けることで、モチベーションを高い状態で維持することが可能になります。
大掃除と聞くと、お家の中を丸ごと地道にお掃除していく、非常に億劫かつ手間のかかるお掃除というイメージをしてしまいがちです。そして、そのマイナスのイメージは、大掃除へのモチベーションを削り、作業のハードルをどんどん高くしてしまいます。
時間と手間のかかる大掛かりな作業を確実にこなすには、作業全体を短期的に区切り、その一つずつを確実にこなしていくことが重要です。
そこでぜひ皆様にやっていただきたいのが、「大掃除のチェックリスト」を作成することです。
大掃除をすると決めたら、お掃除する箇所を一つ一つリストアップしましょう。
※大掃除チェックリストの例
・窓ガラス(寝室×1、リビング×2、書斎×1)
・キッチン(レンジフード、シンク、コンロ、戸棚)
・トイレ(換気扇、便座、便器、収納、扉、床)
・お風呂(換気扇、蛇口、鏡、浴槽、床、壁、扉)
・洗面所(換気扇、鏡、洗面ボウル、戸棚、床)
・床(寝室、リビング、書斎)
上記のように、大掃除したい箇所とさらにそれを細かく分類したリストを紙におこし、一つ一つ作業が終わるごとに線を引いて消していきましょう。
チェックリストを作ると「大掃除の進捗を可視化できる」、「大掃除の流れを確認できる」、「作業&休憩の区切りをつけやすくなる」といったメリットがあります。
あらゆる作業に言えることですが、大きな仕事を完遂させるためには、作業に道筋を立てて一つ一つを着実にこなしていく必要があります。
大掃除でもこれは同じで、作業の「順序・順番」をしっかりと定め、それに沿って作業していくのが一番早く、最も効率の良いやり方です。
大掃除などの面倒な作業で最も大変なのは、「最初の一歩」です。
大掃除始めは頭が作業モードになっていない、いわば「冬場のエンジンかけたてのバイク」と同じ状態です。確実に走り出すためには、始めは暖気運転が欠かせません。
なので大掃除をする場合も、始めは簡単で手間のかからない作業から始め、気分が乗ってきた頃に大掛かりな作業をするように、作業の順番を決めておきましょう。
…と言われても、「どこから作業したらいいかわからない」という方もたくさんいらっしゃると思います。
そんな方は、ぜひ以下のようなスケジュールで大掃除を進めてみてください!
◉1日目
・片付け(不要なものの収納、断捨離)
◉2日目
・カーテンの洗濯、乾燥
・窓ガラス、サッシの清掃
・ベランダのお掃除
・玄関のお掃除
◉3日目
・レンジフードのお掃除
・コンロの、シンクのお掃除
・キッチン戸棚上下、調理台のお掃除
◉4日目
・お風呂のお掃除
・洗面所のお掃除
◉5日目
・エアコンフィルターのお掃除
・床のお掃除
・トイレのお掃除
先の項でもご説明しましたが、大掃除を成功させるコツは「無理のないスケジュールを立てること」と、「チェックリストを活用して一つ一つ作業を潰していくこと」です。
欲張って1日にたくさんの作業をこなそうとすると、やる気が途中で切れてしまい、そうしたモチベーションの低下は後日の作業に確実に影響してきます。
大掃除を完遂させるためには、「全5日かけるつもりでやる」くらいの余裕を持ってスケジュールを組むことが大切です。
効率の良いお掃除の流れを知り、それを遵守することで、お掃除にかかる手間や時間を大幅に減らすことが可能です。
特に大掃除などの大掛かりな作業では、効率の良さが作業の進捗に大きく影響を与えます。
せっかく立てたスケジュールを確実にこなすためには、効率の良いお掃除方法を知っておくことがとても重要です。
お掃除をする際、「上から下へ」作業を進めると、無駄が少なく効率良く作業を進められます。
例えばトイレを掃除する場合は、まずは天井についているホコリを落とし、換気扇や照明のお掃除をします。そして次に壁や戸棚・扉についた汚れを落とし、便器や便座をお掃除して、最後に床をお掃除する。
という順番で進めていくと、ゴミや汚れを上から下へ落とすことになりますので、一度お掃除した箇所が再度汚れるといった二度手間を防ぐことができます。
部屋の入口から見て一番遠いところからお掃除を始め、入口に向かって作業を進めていくようにすると、一度お掃除した箇所を歩くことがありませんので、お掃除の二度手間を防ぐことができます。
また、床ワックスをかける際も、奥から手前に塗っていくことで、最後に入口からお部屋を出ることができますので、塗りたての床を踏むことがなくなります。
お掃除をする際に、汚れについての知識と理解があれば、より効率よく大掃除を進めることができます。
汚れとはいったいなんなのでしょうか?どんな性質なのでしょうか?”汚れが落ちる”とはどういった現象なのでしょうか。
この項では、汚れの性質と、洗剤で汚れを落とすメカニズムについて学習していきましょう。
油汚れ、水アカ汚れ、カビ、ほこり、etc...。お家の中にはたくさんの種類の汚れが存在しますが、実はこれらの多種多様な汚れも、大きく分けると2種類しかありません。
汚れを大きく分けると、有機物か無機物かに分かれます。
もっと分かりやすい言葉にすると、酸性かアルカリ性かに分けることができます。
◉酸性の汚れ
油汚れ、コンロの焦げ付き、ヤニ、カビ、手垢、石鹸カス(酸性石鹸)など
◉アルカリ性の汚れ
水アカ、尿石、エフロレッセンス、石鹸カス(金属石鹸)など
洗剤で汚れが落ちる、という現象には、大別すると「液性による中和」と「界面活性剤による分離」、「塩素による漂白」という3つの化学的な効果が働いています。
「液性による中和」は、酸性の汚れにアルカリ性の洗剤を使ったり、アルカリ性の汚れに酸性の洗剤を使うことで、汚れを中和させて分解し落としやすくすることを指します。
キッチンなどの油汚れにはアルカリ性洗剤を、お風呂などについた水アカなどの汚れには酸性洗剤を、それぞれ使うことでキレイにすることができます。
液性はpHという値で表示されます。pHとは溶液中の水素イオンの濃度を指し、水素イオンの濃度が濃いほど酸性に、薄いほどアルカリ性になります。pH7で中性、0〜6が酸性、8〜14がアルカリ性となり、0に近づくほど強力な酸性に、14に近づくほど強力なアルカリ性になります。
洗剤のpH レベルが極端なものほど、その性質もより強力になりますので、取り扱いには注意が必要です。強酸性、強アルカリ性ともに人体や環境への負荷が大きく、物によっては直接下水道に捨てることができなかったり、皮膚や粘膜に付着すると激しく痛んだり炎症を起こしたりする洗剤も存在します。
また、酸性洗剤は蛇口やドアノブなどの金属製品に腐食や変色を起こしてしまったり、アルカリ性洗剤は塗装された部分のインクを溶かしてしまうこともあります。
しつこい汚れは、業務用の強力な洗剤で一気にキレイにしてしまいたいものですが、強力な洗剤にはそれだけのリスクが伴います。
使う場合は周囲の安全と、汚れが付着している部分の材質が洗剤を使うことで変化・変質しないかを確認した上で、ごく少量を使うに留めましょう。
「界面活性剤による分離」とは、界面活性剤という洗剤を使って汚れを対象から引き剥がす、というメカニズムの汚れ落とし方法です。
界面活性剤は多くの場合、中性であり、性質的に安定しています。
流石に飲んだり目に入れたりするのは害がありますが、皮膚に触れる程度では特に問題のない洗剤です。
界面活性剤は使い勝手が非常に良いため、食器用洗剤や衣類用洗剤などを中心に、家庭用のさまざまな洗剤に使用されています。
界面活性剤は、汚れの表面にある境界を破壊し、汚れを対象から浮き上がらせる効果があります。
界面活性剤には「浸透作用」、「乳化作用」、「分散作用」という3つの効果があり、これらが総合的に働いて、汚れを食器や衣類から引き剥がしています。
「浸透作用」とは、物質の表面張力を下げる作用のことで、内部に水が浸透しやすくなる効果があります。衣類などの表面張力を下げることで、繊維の中に洗剤水がより浸透していくようになり、洗剤水が衣類によく馴染みます。
「乳化作用」とは、疎水性(そすいせい)の物質と水が混ざり合うようにする効果です。ちょっと難しい言葉が出てきましたが、例えば水と油は混ざり合うことがありませんよね?これは、油が「疎水性」という、水と混ざり合わない性質を持っているからです。
界面活性剤は、この油が持っている疎水性の分子を親水性(水に溶ける性質)の分子で取り囲み、水と混ざり合うようにしてくれます。この作用を「乳化」と呼びます。
「分散作用」とは、粉末などの軽くて水に浮かんでしまう物質を、水の中に分散させる効果です。界面活性剤がもつ分散作用は、衣類からゴミや汚れを水中に引き剥がしたり、衣類に再度ゴミが付着するのを防いでくれる効果があります。
「塩素による漂白」とは、塩素がもつ漂白効果を使って、カビやヤニ汚れなどで変色した箇所の色を抜くという汚れ落としの方法です。
塩素による脱色を利用した洗剤は、カビキラーなどのお風呂やキッチン用のカビ落とし洗剤や、衣類のシミを落とすハイターシリーズなど、家庭用のものもたくさん存在します。
塩素には脱色効果の他に、非常に強い消毒効果もあります。塩素にはほとんどの菌・ウイルスを殺す力があるため、昨今ではドアノブなどに付着した新型コロナウイルスの消毒にも薄めた次亜塩素ナトリウム水を消毒液として利用することを、厚生労働省が勧めています。
ただし、塩素は人体にも非常に有害な成分です。皮膚や粘膜に触れると炎症を起こしてしまうほか、酸性の洗剤と混ざると「塩素ガス」という有毒ガスが発生します。
塩素洗剤を使う場合は、用法用量をしっかりと守り、他の洗剤と混ざることがないよう適切に保管しましょう。
お掃除と洗剤は切っても切れない関係ですが、洗剤にもさまざまな種類があり、汚れに応じて使い分ける必要があります。
また、強力な洗剤ほど人体や環境へ与えるダメージも大きく、取り扱いにも十分な注意が必要であることもご理解いただけたかと思います。
お掃除をする際は、簡単な汚れであれば界面活性剤入りの家庭用洗剤でキレイにし、それでも落ち切らない汚れに対して徐々に強い洗剤を使うようにしましょう。
家庭内のほとんどの汚れは、界面活性剤で落とすことが可能です。
洗剤の成分を知りたい場合は、購入の際に洗剤ボトルの裏を確認しましょう。
全ての洗剤には成分表があり、洗剤に使われている成分を確認することができます。
界面活性剤入りの洗剤は成分表に「界面活性剤」という表記があります。その他、酸性の洗剤は「酸性」、アルカリ性の洗剤は「アルカリ性」、塩素系の洗剤は「塩素系漂白剤」などの表記がありますので、購入する際にしっかりとチェックするようにしましょう。
大掃除を効率よく進めるためには、洗剤のほかに、汚れを落とすための道具が不可欠です。
この項では、おそうじ革命がおすすめする、「大掃除をするにあたって揃えておきたい道具」を5つご紹介したいと思います。
メラミン樹脂をミクロン単位で発砲させた「メラミンフォーム」という材質を使用して作られたスポンジのことです。市販されているものでは、「激落ちくん」などが有名ですね。
メラミンフォームは顕微鏡レベルの非常に細かい網目を持っており、この網目に汚れを絡め取って削り落とします。汚れを擦り落とすというよりは、「研磨」して落としていますので、水だけでさまざまな汚れをキレイにすることができます。
ただし、上述のように、メラミンスポンジは汚れを「研磨」していますので、材質によってはキズになってしまうものも多いです。
具体的には
・塗装された部分
・プリントされたもの
・光沢のある金属
・車のボディや曇り止め鏡などのコーティングされている部分
これらの箇所にメラミンスポンジを使用すると、塗装やプリントが剥がれたり、光沢が失われたり、コーティングが削られてしまいます。
とはいえ、メラミンスポンジは市販品で手に入る「最強クラス」の掃除用品です。
使用する場所にさえ注意すれば、これほど重宝する掃除グッズはありません。
大掃除では使う場面も非常に多くなると思いますので、ある程度まとめ買いしておくことをおすすめします。
マイクロファイバークロスとは、ナイロンなどの繊維を非常に細くしたものを束ね合わせて作られたクロスのことです。
マイクロファイバークロスの繊維は1本あたり8マイクロナノメートルで、なんと髪の毛の100分の1の細さです。
繊維がそれだけ細いということは、吸水力や汚れを絡めとる効果も非常に大きく、日常のさまざまなお掃除に重宝します。
また、繊維が細いということは、汚れ落としの際に対象にキズをつけてしまう心配も少なくて済みます。窓ガラスのお掃除や水回りの清掃などの大掛かりな作業から、ちょっとしたホコリ払いまで、ご家庭のお掃除に幅広く役に立つクロスですので、ぜひ複数枚揃えておくことをおすすめいたします。
洗剤をかけてクロスで拭くだけでは、油汚れなどの頑固な汚れは落とすことができません。
洗剤の効果をより引き出すためには、洗剤と汚れをしっかりと反応させる必要があります。
その際に利用したいのが、ブラシ類です。ブラシの毛先で汚れと洗剤を混ぜ合わせながら擦ることで、汚れと洗剤をしっかり反応させることが可能になります。
また、ブラシ類は人の手の届かない狭い隙間の汚れやゴミを掻き出すのにも非常に重宝します。
使用済みの歯ブラシなどの小さなブラシ類でも十分に役に立ちますが、ホームセンターなどではハウスクリーニング用の、持ち手が大きく毛先が長い、使い勝手の良い製品も売られていますので、用途に応じて使い分けられるように複数種類揃えておくのも便利です。
スクレイパーとは、ヘラ状のプラスチックや金属に持ち手をつけた工具のことで、左官や内装工事などによく用いられます。
このスクレイパーですが、実はハウスクリーニングでも非常に重宝する道具だったりします。
例えば、洗剤とブラシなどでは歯が立たないほど汚れが頑固になってしまった場合、スクレイパーがあれば、一度汚れをあらかた削り落とし、その後洗剤とブラシやマイクロファイバーでキレイにする、という方法を取ることができます。
また、スクレイパーは狭い隙間に差し込むこともできますので、油でギトギトになって分解ができなくなったレンジフードの部品の隙間をこじ開けたり、細かい隙間に溜まった水アカを削り落とす作業に使うこともできます。
スクレイパーは金属製のものとプラスチック製のものがありますが、金属製のものはキズをつけてしまうことがありますので、ご家庭のお掃除ではプラスチック製のものをご使用になることをおすすめいたします。
また、要らなくなったプラスチックカードなどで代用することもできますので、必要無くなったカードがあれば、一枚取っておくと良いかもしれません。
お掃除をしていて一番困るのが、「狭い隙間に入り込んだ汚れ」ですよね。
レンジフードの溝、エアコンの隙間、トイレ便座のジョイント、お風呂の床の溝、などなど。ゴミや汚れが溜まるのはそんな、普段人の手が入りにくい細かい隙間です。
細かい隙間には、先の細い棒の先端に洗剤をつけたマイクロファイバーをかませて隙間にねじ込み、ぐりぐりとねじるようにお掃除しましょう。
大掃除の際は、そんな細かい隙間をお掃除するのに重宝する、先の細い棒を用意しておくと良いかと思います。
要らなくなったお箸、ペンなど、ある程度の強度があるものであればなんでも構いません。
また、ホームセンターや工具店などには先端の細い「ミニスクレーパー」なども売られていますので、そちらをご購入いただくのも良いかもしれません。
大掃除のスケジューリングや道具の準備が終わったら、いよいよ大掃除を実際にやってみましょう。
この項では、ご家庭内のさまざまな箇所のお掃除方法を、その箇所別にまとめてみました。
調理の際に出た煙を吸い込み、屋外へ排出してくれる換気扇です。
キッチンのコンロの真上に設置されており、煙を吸い込む効率を上げるため、フードというカサが被せられていることが多いです。
レンジフードには大きく分けてシロッコファン型とプロペラ型の2種類があります。
シロッコファン型は、換気扇の本体がカタツムリのような形をしたドラムの中に収納されており、換気扇自体も、円筒形のファンに無数の羽がついた形状をしています。
シロッコファンはプロペラ型に比べて換気能力が高いため、最近の物件ではほとんどがシロッコファン型を採用しています。
しかし、シロッコファン型は吸煙効率が良いものの、換気扇の羽と羽の間が狭く、掃除がしづらいという特徴があることと、油が飛び散らないようファンがドラムに収納されているため分解が少し面倒だというデメリットがあります。
一方のプロペラ型は、羽が3枚ないし4枚のプロペラファンタイプのレンジフードで、シロッコファン型に比べて換気能力は劣るものの、プラスチック製で軽く、分解も容易という特徴があります。
それぞれの分解方法、お掃除方法について見ていきましょう。
①電源を切る
当然ですが、まずはレンジフードの電源が完全に切れていることを確認しましょう。
電源が切れていることが確認できたら、続いてレンジフード本体とフード部分を繋いでいるコネクタを外します。
このコネクタ部分に洗剤や水などがかかってしまうと、漏電や感電の恐れがありますので、外したあとのコネクタにはビニールテープなどで巻いておき、完全に絶縁しておきましょう。
②フードの取り外し
フード部分は取り外さなくてもお掃除が可能ですが、換気扇内部のお掃除は脚立に乗りながらの作業となりますので、できればフードを外しておくと作業が楽になります。
ただし、フードはそれなりに重量がありますので、危険だと判断される場合には無理に取り外さないことをおすすめいたします。
まず、フードには下部の左右に2ヶ所、換気扇本体とフードを接続しているネジがありますので、これを緩めます(機種によってはドライバーが必要となるものもあります)。
ネジを外し終わったら、両手で支えながらフードを垂直に持ち上げ、手前に引くとフードが外れます。
③ファンの取り外し
レンジフードフィルターとフードを外すと、ファンが収納されているカタツムリ型のドラムがあらわれます。
ファン部分にはベルマウスという外れどめ防止の金具がネジで留められていますので、これをゆるめてベルマウスを外します。
ファンは回転軸にネジ式の金具で留まっています。この金具は手で握って回せるタイプのものがほとんどですが、回す方向が通常のネジと逆になっておりますので注意しましょう。
通常のネジと同様に左方向へ回して緩めようとすると、レンジフードの場合は逆にネジをしめてしまうことになります。回す方向はネジの頭に表示がありますので、必ずそれを確認してから任意の方向に回すようにしましょう。
ファンを留めている金具は、油が溜まりすぎていたり、構造的な問題で手で回しても動かない場合があります。無理な力をかけたり、工具などを下手に使うと、軸が曲がってしまうなどの故障に繋がる恐れがありますので、動かない場合は無理をせずサービスマンなどに修理を依頼するようにしましょう。
④ファンを洗剤に浸けておく
取り外したファンは、アルカリ性洗剤に浸けておきましょう。
重曹やセスキ炭酸ソーダを溶かしたお湯に浸しておくのも効果的です。
バケツにたっぷりの熱湯を入れて洗剤を溶かし、ファンを投入して1時間程度つけおきしておきましょう。
こびりついた油が分解され、柔らかくなります
⑤細かい隙間はブラシ&割り箸で!
シロッコファンの羽の隙間は非常に狭いので、毛先の細いブラシや割り箸などを使ってキレイにしていきましょう。
シロッコファンの羽は中央が窪んだ三角形をしていますので、割り箸などの先端が四角く細い棒を使ってこびりついた油をこそぎ落とします。
⑥フードのお掃除
取り外したフード部分も、洗剤水でしっかり拭き掃除しましょう。
拭き掃除用の洗剤はホームセンターでも売られている他、ご家庭でも自作することが可能です。
500mlのぬるま湯に、重曹を大さじ二杯溶かしたものをスプレーボトルに入れると、噴射ができる洗剤水の出来上がりです。
汚れとしっかり反応させるためにも、洗剤は出し惜しみせずたっぷりと使いましょう。
ただし、垂れた洗剤がフードの塗装を変色させてしまったり、床ワックスを傷つけてしまうこともありますので、洗剤垂れには十分気をつけながら作業しましょう。
⑦取り付け
お掃除が終わったら、分解した部品を取り付けていきます。
必ず分解した時と逆の手順で取り付けるようにしましょう。
また、ネジ類は確実にしっかりと締めましょう。特にファン部分の金具は、緩みがあると回転中にファンがはずれてしまう恐れがありますので、力を込めて締めるようにしましょう。
①〜②まではシロッコファン型と同じです。
また、プロペラ型キッチン換気扇は、フードがないタイプもあります。
③ファンの取り外し
プロペラ型換気扇もシロッコファン型と同じく、ファンの中央に外れどめのネジがついています。
換気扇の中央に「ゆるむ」「しめる」などの表示がついたプラスチックの留め具がついておりますので、表示に従って回して外します。
④換気扇カバーの取り外し
換気線全体についているプラスチックのカバーも、取り外すことが可能です。
カバーの下部を手で持ち、押し下げながら手前に引くと取り外すことができます。
その際、カバーの下についている油受けから溜まった廃油が溢れることがありますので、慎重に取り外すようにしましょう。
⑤換気扇を洗う
外したファンと換気扇カバーは、洗剤水で洗いましょう。
洗剤水は、シロッコファンの項でもご紹介した方法で作ることができます。
プロペラ換気扇はプラスチック製のものが多いです。プラ製のファンは割れやすく、落としたりぶつけたりなどの衝撃で割れてしまうこともよくありますので、取り扱いには十分お気をつけください。
キッチンは、人が口にする食事を作る場所です。
食品を扱う空間ですので、特に衛生には気をつけたいところですね。
キッチンには、食品を加熱する箇所であるコンロと、食器を洗う箇所であるシンクがあり、油汚れ、水アカ汚れ、カビ、手垢などなど、さまざまな汚れが付着する場所でもあります。
キッチンの大掃除はどのように進めれば良いのでしょうか?
箇所別に見ていきましょう。
鍋の吹きこぼれや調味料のカスがガスの火で燃やされ、焦げ付きとなって残るガスコンロは、キッチンの中でも最もお掃除が大変な箇所です。
まずはガスコンロから五徳(鍋受け)などの外せるものを全て取り外しましょう。
外した部品は、洗剤の溶けた熱湯水に放り込み、そのまま1時間程度つけおきします。洗剤と熱湯の効果で焦げ付きが柔らかくなり、落としやすくなります。
つけおきが終わったら、スポンジなどで焦げ付きを擦って落としましょう。しつこい焦げ付きには金ダワシなどの金属製のスポンジを使うのが効果的です。
ガスコンロ本体の方は、洗剤水を吹きかけてメラミンスポンジなどで擦ります。
ただし、メラミンスポンジはガスコンロに貼ってある注意書きなどのプリントを落としてしまうことがありますので注意しましょう。
焦げ付きがひどい箇所には、洗剤水を吹きかけた上からサランラップを被せ、しばらく放置して汚れを浮かせます。つけおきが終わったら、マイクロファイバークロスなどで拭き取りましょう。
キッチンシンクは、食材の食べ残しや調味料のカス、飛び散った洗剤などが付着し、カビや水垢で汚れてしまいがちです。
また、排水口内部もしっかりお掃除&消毒をしておかないと、悪臭の原因となりますので、蛇口からステンレスシンク、排水口の内部まで手間をかけてお掃除したいところです。
①蛇口・カラン
蛇口・カランは水垢や手垢、石鹸カスなどがつきやすい部分です。
まずはメラミンスポンジで蛇口・カラン全体を擦り、表面の汚れを落としていきましょう。この時、蛇口の裏側やハンドルの隙間など、普段見落としがちなところまで念入りに擦っておくのがポイントです。
(我々おそうじ革命のキレイクルーは、下から覗き込むように、シンクに体を潜り込ませるようにして蛇口やカランの裏側までしっかりと汚れをチェックします)
お掃除しにくい隙間には、メラミンスポンジを押し当てて隙間にねじ込み、汚れをかき出すイメージでお掃除しましょう。
蛇口のジョイント部分など、手やスポンジが入らないようなさらに細かい隙間には、ブラシを入れて汚れをかき出しましょう。ブラシは力を込めてゴシゴシするのではなく、ブラシの先端、毛先で汚れを払うイメージで一方通行に動かしましょう。
汚れが硬くブラシでは歯が立たない場合は、クレンザーなどの研磨剤を活用しましょう。
クレンザーをブラシの先端に少しとり、汚れにあてて擦っていきます。この時も、ゴシゴシ擦るのではなく、毛先でかき出すイメージで動かします。
大抵の汚れはメラミンスポンジでキレイになりますが、蛇口の先端などには頑固な水垢がこびりついていることがありますので、この場合はステンレス製のスポンジなどで擦りましょう。
ただし、金だわしなどの強力なスポンジは蛇口に傷をつけてしまうことがあります。
蛇口とスポンジ、どちらも同じステンレス同士であればキズになることもあまりありませんので、ステンレス製のスポンジ(ステンレスクリーナー)を使用するようにしましょう。
また、ステンレスクリーナーでも強い力で擦るとキズになることがありますので、ステンレスたわしはごく最小限の範囲、どうしても落ちない汚れに対してのみ使用するようにしましょう。
なお、ステンレスクリーナーは蛇口周辺の表示やプリントを落としてしまうこともありますので、お掃除の際は十分お気をつけください。
大抵の汚れはメラミンスポンジやステンレスクリーナーでキレイになりますが、汚れの程度によっては洗剤が必要になることもあります。
しかし、酸性やアルカリ性の洗剤はシンクの変色を招く恐れがありますので、台所用の中性洗剤を使うようにしましょう。
蛇口にたっぷりと中性洗剤をかけたら、メラミンスポンジで泡立てながら擦ります。洗剤は泡立てることで汚れと反応しますので、ゆっくりと時間をかけて丁寧に泡立て、洗いましょう。
お掃除が終わったら、たっぷりの水でしっかりと洗剤をすすぎます。
②キッチンシンク
キッチンシンクは、調理に使う食材や、食事を終えた食器を洗う場所です。
食べ物のカスや生ゴミなどが付着しやすい場所であり、水分も多いことから、キッチンシンクには様々な汚れが発生します。
まずはキッチンシンク内にある物をどかし、キッチンシンク内に何もない状態にしましょう。そして、水を含ませたメラミンスポンジで優しく全体を擦って表面の汚れを落としてきます。
メラミンスポンジは、水分が足りなくなったり汚れで目詰まりすると、汚れを落とす力が弱くなりますので、定期的に水で洗って詰まった汚れを落としましょう。
軽微な汚れがあらかた取れたら、中性洗剤をかけながらさらにメラミンスポンジで擦ります。メラミンスポンジは、縦横や上下ではなく、円を描くような軌道で動かすと汚れがよく落ちます。
キッチンシンクの曇りが気になる場合は、クレンザーなどの研磨剤を使ってキッチンシンクを磨きましょう。メラミンスポンジにクレンザーを少量含ませ、キッチンシンクを擦っていきます。
キッチンシンクはステンレス製の1枚の板を加工して作られています。シンクの表面には、肉眼では見えませんが向き(目)がありますので、クレンザーで研磨する場合はキッチンシンクの目に沿いながら削っていくとキズがつかずキレイになります。
キッチンシンクの目は、左右方向についています。前後の側面および底面は左右方向にスポンジを動かしながら研磨し、左右の壁面は上下にスポンジを動かしながら研磨していきましょう。
作業が終わったら、たっぷりの水ですすぎつつ、さらにメラミンスポンジでシンクを軽くなでながら流すと、表面についた汚れを効率よくすすぐことができます。
シンクのくもりがどうしても気になる、という方は、仕上げ後にマイクロファイバークロスとクレンザーでさらに磨く、という方法をお試しください。
シンクのカーブした部分には特に水垢が残りやすいので、仕上げ後にシンクをしっかり乾かした後、マイクロファイバークロスにクレンザーを少量含ませ、曇りのある部分をピンポイントで磨いていきましょう。
マイクロファイバークロスにクレンザーを含ませた場合は、お掃除後にしっかりと洗って研磨剤を落とし切るようにしてください。
マイクロファイバークロスにクレンザーが残ったまま他の箇所をお掃除してしまうと、拭いた部分にキズを残してしまうことがありますのでお気をつけください。
③キッチン排水口
シンクの底面に備え付けられたキッチン排水口には、食器についていた汚れや食材の切れ端、調味料などが流されます。
これらに加えて水分も豊富ですので、排水口周辺はカビなどの菌類が繁茂しやすい環境となっています。
菌類は食材の腐敗を招くうえ、人体にも良くない影響をもたらす毒素を含んだ菌も多くいます。キッチン排水口はこれらの有害な菌が繁殖しやすいので、定期的にお掃除&消毒をして衛生を保っておきたいところです。
キッチン排水口は、排水口蓋、キャッチャーというゴミなどを濾しとるザル、逆流防止キャップの3つに分解することが可能で、それぞれ洗剤で丸洗いすることができます。
キッチン排水口のお掃除には、カビキラーなどの塩素系洗剤を使用しましょう。
塩素は非常に強い殺菌効果を持っており、屋内に繁殖するほぼ全ての菌を除菌することが可能です。
カビキラーなどのスプレータイプの塩素系洗剤を、まずは分解したそれぞれの部品にたっぷりと吹きかけ、ブラシなどで擦りましょう。
キャッチャーは網の目が細かく、ただ擦るだけでは網目の隙間に入り込んだ汚れをキレイにすることができませんので、ブラシの毛を押し当てるようにして汚れをかき出しましょう。
逆流防止キャップは、表面ではなく裏側、内側の部分に最も多くヘドロが溜まります。このヘドロも塩素で殺菌・消毒できますので、カビキラーを内側にもたっぷりかけ、ブラシで念入りに擦りましょう。
キャップの裏側は特に窪みの部分が多く、洗い残しや汚れの見落とし多くなりがちです。この汚れが残ったままにしておくと、またカビが発生するリスクがありますので、何度か洗いとすすぎを繰り返して根こそぎ汚れを落とすようにしましょう。
戸棚などの収納は、食器や調理器具を仕舞っておく場所です。
人が口にする食器などを入れておくわけですから、収納の内部もキレイにお掃除して清潔な状態を保ちたいものです。
収納の内部をお掃除する際は、まずしまってある食器類を全て棚から取り出しましょう。
ご家族で暮らしている世帯などは、食器の数も多く、この作業が割と重労働になりがちですので、できれば大掃除をする前日などにあらかじめ食器類を取り出す作業を終わらせておきたいところです。
戸棚や収納の内部には、ホコリなどのハウスダストが溜まりがちです。
まずは掃除機にブラシノズルを取り付け、収納内部に落ちているゴミやホコリを吸っていきましょう。
ゴミの除去が終わったら、中性洗剤水を含ませた濡れ雑巾で内部を拭いていきます。
中性洗剤水は、1リットルの水に食器用洗剤2、3滴で作ることができます。バケツに水を溜めたら、その中に食器用洗剤を数滴そそいでかき混ぜ、用意しておきましょう。
戸棚の内部を壁面、底面、天井とそれぞれ拭き掃除します。こびりついて取れない汚れなどがあれば、適宜メラミンスポンジなどで擦ってキレイにしましょう。
引き出し部分は取り出すことが可能ですので、必要に応じて取り外し、拭き掃除しましょう。
汚れがひどい場合は、キッチンシンク内やお風呂場を使って丸洗いしてしまうのもありです。ただし、コーティングされていない木材などは、水にさらすとシミができてしまうこともありますので注意しましょう。
引き出しなどを丸洗いした場合は、お掃除後に室内の風通しの良い場所で陰干しし、しっかりと水気を取ってから戻すようにしましょう。
戸棚表面および扉部分も、中性洗剤で拭き掃除しましょう。ただし、扉表面および取っ手部分は他の箇所に比べて汚れがキツくなりがちです。拭き掃除でキレイにならなかった場合は、水を含ませたメラミンスポンジで擦り、汚れを落としましょう。
濡れ拭き掃除をした後は、乾いた布でしっかりと乾拭きをすると、水の跡が残らずキレイに仕上がります。
取っ手部分は手垢などで特に不衛生になりがちなので、心配な方はお掃除後に、カビキラーなどの塩素洗剤やアルコール消毒液などでしっかりと消毒しましょう。
キッチン部分の壁面には、調理の際に飛び散った油や調味料が付着し汚れてしまいがちです。これらの汚れは拭き掃除だけではキレイにならないことも多いため、壁面をお掃除する際には、アルカリ性洗剤を用いて油汚れを分解しつつお掃除されることをお勧めします。
濡らしたマイクロファイバークロスにキッチン用のアルカリ洗剤を吹きかけ、汚れに被せて擦っていきましょう。汚れがひどい場合は、メラミンスポンジで擦るようにしてください。洗剤が垂れてしまうとステンレスシンクなどに跡を残してしまうことがあるので、洗剤の液ダレには十分気をつけつつ作業しましょう。
トイレは水回りの中でも特に汚れがひどく、不衛生になりやすい場所です。
特に便器の内部や周辺は、飛び散った尿が堆積し、尿石という石に変化して溜まりがちです。
この尿石は、尿に含まれるカルシウムなどのミネラルが凝固してできるもの。尿石に含まれる尿素は、バクテリアなどの働きによってアンモニアへと分解され、不快なニオイを放つようになります。
尿石をトイレに溜めないようにするには、普段の定期的なお手入れに加えて、大掃除の際にガッツリと尿石を取り去ることが大切です。
トイレの大掃除をする際は、まずはじめに天井周辺のお掃除からやっていきましょう。
先の項でもご説明しましたが、掃除の基本は「上から下へ」です。
最初に天井付近のゴミや汚れを落としておくことで、後に作業した場所へホコリなどが落ちるのを防ぐことができます。
まずは天井の換気扇パネルを取り外しましょう。
多くの場合、換気扇パネルは手前も(下側)に引くだけで外れます。ハズレどめの金具で固定されているものもありますので、お掃除の際は金具も外してパネルを完全に取り外してしまいましょう。
取り外した換気扇パネルは、掃除機でゴミを吸います。
汚れがひどい場合は、洗面所やお風呂場を利用して、パネルを水洗いしましょう。
お風呂用の中性洗剤などでキレイになりますので、洗剤をかけてブラシやスポンジなどで擦りましょう。
しっかりすすいで洗剤を落としたら、室内の風通しの良い場所で陰干しし、完全に乾いてから取り付けます。
照明器具は、濡れ雑巾で表面を拭いて汚れを落とし、乾いた雑巾で乾拭きをします。
ただし、裸電球などは水をかけると割れてしまうこともありますのでご注意を。硬めに搾った雑巾で拭くようにしてください。
便座およびウォシュレットノズルは、ほとんどの場合便器から取り外すことができます。
便座の左右どちらかにボタンタイプの外れどめがついていますので、これを押す、または引き出しながら便座本体を手前に引くと、便座が外れます。
便座は電子機器ですので、乱暴に扱うと壊れてしまうこともあります。
取り外す際は慎重に、安全を確認しつつ行ってください。
便座は細かい隙間の多い部品ですので、平面は中性洗剤とマイクロファイバークロスで拭き上げ、細かい部分は洗剤をかけてブラシで擦って汚れとゴミをかき出します。
食器用洗剤を溶いた洗剤水をスプレーボトルに入れて使うと便利です。
ウォシュレットノズルは、手で引き出すことができるものと、ウォシュレット本体のボタンで操作するものとがあります。
手で引き出せるものは、ゴム手袋をはめた指で手前に引き出し、メラミンスポンジ(サンポールなど)で洗ってください。
ウォシュレット本体のボタンで操作するものは、ウォシュレットのリモコン部分に「ノズル洗浄」などのボタンがありますので、これを押します。すると、ノズルが電動で手前に出てきますので、スポンジで擦って洗いましょう。
トイレスペースの床および腰より低い位置の壁は、飛び散った尿などで意外と汚れています。
特に男性の方は立ったまま小用を足すことが多く、便器に落ちた尿は目に見えない小さな飛沫となって周辺に散ってしまいます。
この飛沫にも尿石の主成分となるカルシウムイオンや尿素が溶けており、一度の量は微々たるものながら、時間をかけて堆積しカチカチの尿石へと変化します。
壁に散った尿石は、界面活性剤入りの中性洗剤を使って拭き掃除をすれば、ほとんどのものは除去可能です。
まれに頑固な汚れとなっているものもありますが、その場合は洗剤を吹きかけてブラシなどで擦りましょう。尿石表面の組織をブラシで削りながら、洗剤で汚れを浮かせて落とすイメージです。
汚れが取れたら、しっかりと水拭き→乾拭きをして水気・汚れを取り除きます。
ただし、壁紙の材質によっては洗剤を使用できないものもあります。
住宅用の壁に通常よく使用されているビニールクロスは、洗剤を吹きかけてブラシで擦ってもキズやシミになることはほとんどありませんが、紙製のもの、布製のもの、土壁などは注意が必要です。
あらかじめ目立たないところで試してから、本番のお掃除をしましょう。
床に散った尿石も、同様の方法でキレイにすることができます。
ただし、床もものによっては洗剤が使えないこともありますので注意が必要です。
また、洗剤が垂れたり、使用する洗剤の量が多いと、トイレ床に塗られたワックスが剥がれてしまうこともありますので注意しましょう。
毎日使うバスルームは、人の体からでた皮脂や髪の毛などが堆積する場所です。
これらの有機物はカビのエサとなり、またお風呂は湿気のこもりやすい環境でもあることから、カビにとってはまさに天国のような場所です。
また、カビ汚れだけでなく、水道水に含まれるミネラルが結晶となってできる水アカ汚れや、洗剤や石鹸・シャンプーなどの成分が凝固してできる石鹸カス汚れなどもつきやすいので、それぞれの汚れに対応したお掃除方法でキレイにしていきましょう。
浴室換気扇は、お風呂場にこもった湿気などを戸外に排出してくれる役割があります。
浴室換気扇にはフィルターがついていますが、このフィルターがホコリやカビなどで目詰まりすると、換気扇の吸う力が落ち、お風呂場の湿気が取れにくくなります。
浴室換気扇フィルターは定期的に取り外し、掃除機でゴミを吸って水洗いしましょう。
フィルタのお掃除方法は、エアコンやトイレ換気扇のフィルターのお掃除と同様です。
カラン周辺は、水を出す場所ということもあって、水アカなどの汚れが特につきやす苦なっています。
軽微な水アカであれば、メラミンスポンジで擦るだけでキレイにすることができます。
頑固な水アカ汚れを落とす場合は、クレンザーなどの研磨剤を使いましょう。
クレンザーには、細かい粒子が含まれており、この粒子が汚れにぶつかることで汚れを削り落としてくれます。
研磨剤を少量ブラシなどにとったら、しっかりと擦って汚れにすりこみ、削り落としていきましょう。
クレンザー使用後は、粒子が残らないようしっかりと流水で洗い流します。
浴槽には汚れを防ぐ特別なコーティングがされていることがほとんどですが、長年使用しているうちにこのコーティングが剥がれてしまい、その上に汚れが堆積していくことがあります。
また、洗い場側の壁面には、体を洗う際に飛び散った水アカや石鹸カスが付着しがちです。
水アカと石鹸カスはどちらも性質が異なる汚れですので、キレイにするには酸性洗剤とアルカリ性洗剤を使い分けて作業する必要があります。
まずは浴槽全体をメラミンスポンジで軽く擦り、表面についたゴミや軽微な汚れをキレイにしていきます。
次に、残った汚れに洗剤をかけて落としていきましょう。石鹸カスにはアルカリ性洗剤が、水アカには酸性洗剤が有効です。
ただし、洗剤を大量に使用したり、長い時間つけ置きをすると、浴槽が変色する恐れがありますので注意しましょう。
洗剤を安全に使用するために、洗剤は「ここぞ」という場所にだけ使うようにしましょう。
お風呂場の床には、滑り止めが付けられていたり、凹凸のある材質のものが使われていることがほとんどです。
この凹凸には、水アカや石鹸カスが溜まって黒ずみのような汚れになります。
また、扉周りは、洗い場の周辺にあることが多いため、体を洗う際に飛び散った水や石鹸が付着し、汚れに変わっていきます。
床・扉周りも、浴槽と同様、まずはメラミンスポンジやブラシで軽微な汚れ・ゴミを落としていきます。
洗面所は、お化粧をしたり顔を洗ったり、お口のケアをしたりする空間です。
しかし、その他の水回りと同様、水分が多く人の皮脂や髪の毛などが散乱しがちですので、カビが繁殖してしまいやすい環境でもあります。
また、歯磨き粉や洗顔料、化粧品などの衛生用品は、プラスチックにダメージを与えてしまいます。
洗顔や歯磨きの際に飛び散った洗顔料や歯磨き粉が、洗面所のプラスチック製品に付着し、長時間経ってしまうと、プラスチック部の変色や変質を招いてしまうことがありますので、これらの飛び散った汚れは大掃除の際に徹底的にキレイにしてしまいたいところです。
洗面所にも、その他の水回りと同様に換気扇・換気口が設置されています。
換気扇・換気口は大抵の場合、天井についています。
汚れやゴミが軽微な場合は、掃除機で表面の汚れを吸いましょう。
汚れがひどい場合は、外して丸洗いするのをおすすめいたします。換気扇カバーはプラスチックや金属でできていますので、お風呂用の中性洗剤などで丸洗いすることが可能です。
換気扇カバーは手で外せるものがほとんどですので、換気扇カバーの表示に従って正しく取り外しましょう。
洗面台の鏡には、洗顔や歯磨きで飛び散った汚れ、水アカなどが付着していることが多いです。
ほとんどの汚れはメラミンスポンジでキレイに落とせますので、まずは水で濡らしたメラミンスポンジで鏡全体を擦っていきましょう。
一通りキレイになったら、今度は水で濡らした雑巾で全体を拭き掃除していきます。メラミンスポンジで擦った後に水拭きをすることで、擦り洗いで浮きあがった汚れを効率よくキレイにすることができます。
水ふきが終わったら、お風呂場用の水切りや、ガラス用のスクイジーなどを使って、鏡についた水気を取り除きます。
乾いたマイクロファイバークロスで残った水気を拭き取ったら終了です。
※洗面所鏡は、乾拭きした後に繊維のクズなどが残りやすく、この繊維クズに光が乱反射して汚く見えてしまうことがあります。こういったケバケバの汚れが気になるときは、新品のメラミンスポンジを乾いた状態のまま、ケバケバ汚れの上から撫でるように擦ってみてください。繊維クズがメラミンスポンジに絡め取られて取り除かれ、キレイになります。
洗面台周辺には、歯ブラシや洗顔料、化粧品などの他、ヘアピンやヘアゴム、コームなどなど、さまざまな小物が置いてあります。
洗面所にある戸棚などの収納をお掃除する際は、こういった小物の移動が非常に面倒ですので、大掃除をすると決めたら、前日などにこれらの小物類を移動しておくなど、準備をしておくことをおすすめいたします。
戸棚のお掃除は、軽微な汚れであればマイクロファイバークロスでの水拭き&乾拭きで十分キレイになります。
が、歯磨き粉や洗顔料などのペーストがこぼれてしまったり、ヘアピンなどのサビ汚れは、拭き掃除でキレイにするのは骨が折れますので、適宜中性洗剤とメラミンスポンジを駆使しつつキレイにしていきましょう。
棚板は外せるものもありますので、面倒な時は棚板ごと外して拭き掃除してしまうのもおすすめです。
洗面所の床には、髪の毛やホコリなどのゴミのほか、洗剤のカス、人の足の裏の汚れなど、さまざまなゴミ・汚れが残されています。
これらの汚れは見た目が不快なだけでなく、有害な菌や、ゴキブリなどの衛生害虫のエサにもなりますので、日常的にお掃除をして清潔な状態を維持しておきたいところです。
洗面所床を大掃除する際は、まず、掃除機で大きなゴミを吸ってしまいましょう。その後、40℃程度のお湯に浸したマイクロファイバークロスで水拭きします。
汚れがひどい場合は、メラミンスポンジや中性洗剤なども活用しましょう。
ただし、洗面所床はワックス塗布されている場合があります。メラミンスポンジや洗剤類はこのワックスを剥がしてしまう恐れがありますので、これらの道具・洗剤を使用する場合は、まず目立ちにくいところで一度試してから行うようにしましょう。
洗面所をお掃除する際、汚れたクロスを洗ったり、戸棚などに置いてあるものを一時的に避難する目的などで、洗面ボウルを活用するシーンが多くあります。
なので、洗面ボウルは一番最後、あらゆる作業が終わってから最後の最後にお掃除するようにすると、二度手間を防ぐことができます。
洗面ボウルに付着している汚れは、水アカや石鹸カスがほとんどです。
陶器などの堅い材質でできている洗面ボウルには、メラミンスポンジやナイロンタワシなども使用することができます。
排水口は、ヘアキャッチャーを取り外したあと、塩素洗剤を振りかけて放置し、殺菌・消毒しましょう。排水口にはヘッドの大きなブラシなどは入りにくいので、要らなくなった歯ブラシなどの、ヘッドが小さく毛先の短いブラシを活用しましょう。
昔に比べて、春夏秋冬あらゆる場面で使用することが増えたエアコン。
特に夏場は、昨今では全国的に厳しい暑さになることも多く、厚生労働省は熱中症予防のためにエアコンを活用することを推奨しています。
年間を通して使う場面の多いエアコンですが、室内の風を循環させているというその特性上、エアコン内部にはゴミやカビなどが繁殖しやすいです。汚れたままのエアコンを使い続けると、それらのゴミやカビの胞子などのハウスダストがエアコンから噴き出すようになり、人によってはエアコンの風が原因で、咳や喉のかゆみなどのアレルギーを発症してしまうこともあります。
家電製品であるエアコンですが、エアコンフィルターや吹き出し口周辺など、日常的にお手入れが可能な部分もたくさんあります。
日頃からお手入れできるところをキレイにしておくと、熱交換器アルミフィンなど、人の手の届かない奥の方、エアコンの内部がカビてしまうのを防ぐことができます。
エアコンは、大掃除の際にぜひともキレイにしておきたいところ。エアコン本体でお手入れできるパーツ・箇所はどこなのか、ご説明いたします。
エアコンには、吸気した空気からゴミやホコリなどのハウスダストを濾過してくれる「エアコンフィルター」というパーツが取り付けられています。
エアコンフィルターは、エアコン本体正面にある前面パネルをはね上げると、中に取り付けられているのが確認できるかと思います。フィルターは手で取り外すことができますので、一度完全にエアコンから取り外してしまいましょう。
まず、掃除機でエアコンフィルターの表面についたホコリを吸っていきます。
掃除機用のブラシノズルを持っている方は、ブラシノズルでホコリを掻き出しつつ吸うと、さらにキレイにホコリを除去することができます。
汚れがひどい場合は、掃除機でゴミを吸った後、フィルターを水洗いしていきましょう。
水洗いする際は、フィルターの裏側から水をかけるようにすると、洗い流されたホコリがフィルターの目に詰まるのを防ぐことができます。
フィルターにポツポツと黒い汚れがついている場合、その汚れはカビですので、洗剤を使ってキレイにしましょう。
食器用洗剤を100倍程度に希釈したものをスプレーボトルに入れ、スプレーでフィルターに噴射しつつブラシで擦って泡を立て、カビを浮かせて落としましょう。
洗剤を使ったら、必ずたっぷりの水を使ってすすぎをしましょう。洗剤の成分がフィルターに残ったまま使い続けると、カビの繁殖するリスクが高まるなどの弊害があるほか、敏感な人は残存した洗剤の成分で気分が悪くなってしまうこともあります。
キレイに汚れを洗い流したエアコンフィルターは、室内の風通しの良い場所で陰干しをします。
直射日光の当たる場所で乾燥をすると、エアコンフィルターのプラスチックが劣化してしまうこともありますので、必ず室内で陰干しするようにしてください。
また、水気が残ったままエアコンに戻してしまうと、またカビが発生してしまう恐れがあるため、しっかりと水分が蒸発するまで十分に乾燥させてください。
エアコン本体下部、風が吹き出してくる部分のことを、吹き出し口といいます。
吹き出し口は冷房を使用している時、冷たい風が通りますので、室内の湿気が結露して水気が溜まりがちになります。
この水分はカビの原因になりますので、定期的にお掃除をして繁殖のリスクを抑えたいところです。
エアコン吹き出し口は、構造上とても狭く、雑巾などを突っ込んでお掃除することが難しい箇所です。
また、上下左右の風向ルーバーはプラスチック製でもろく、下手にお掃除をすると破損してしまうおそれもあるので、お掃除の際は細心の注意が必要です。
吹き出し口をお掃除する際は、木綿などの薄手の布を水に濡らして軽く搾ったものと、割り箸などの細い棒を活用します。
割り箸の先端に布をかませ、吹き出し口の隙間に差し込んで拭き掃除していきましょう。
吹き出し口の奥は光が届かず見えづらいので、懐中電灯やスマホのライトなどで光を当てつつ、風向ルーバーなどを壊さないよう慎重にお掃除しましょう。
エアコン本体を覆っているプラスチック製のカバーも、拭き掃除などでキレイにすることが可能です。
上部や側面にはホコリが溜まりがちなので、まずは掃除機などを活用してエアコンカバーに溜まったホコリを吸っていきます。
エアコンカバーについたゴミ・ホコリがキレイになったら、マイクロファイバークロスで水拭き・乾拭きをしてお掃除しましょう。
リビングや廊下は、毎日たくさんの人が歩く場所です。
通常、リビングなどのフロアには、人が歩くことで床材が損傷するのを防ぐため、床ワックスなどのコーティング剤が塗られています。
しかし、このワックスも、人の歩行で摩耗していきます。
ワックスの効果を維持するためには、大掃除の際にワックスを塗り足し、摩耗した分を補修することが大切です。
床ワックスを塗る前に、まずは床に落ちているゴミや汚れを取り除いておくことが大切です。
ゴミや汚れが残ったままワックスを塗ってしまうと、ワックスの層の中にこれらの不純物を残してしまうことになり、そうなると見た目が悪いだけでなく、ワックスの保護効果を弱めてしまう可能性もあります。
まずは掃除機を念入りにかけ、床に落ちているゴミをしっかりと吸っていきます。
この時も、掃除の基本である「奥から」を守り、部屋の奥からはじめて入り口で終わるように掃除機をかけていくと、一度お掃除した箇所に踏み入ることがないため、効率よくゴミを吸うことができます。
ゴミを除去し終わったら、今度は硬く絞ったモップで床を拭いていきましょう。
どうしても落ちない汚れがある場合は、床用の中性洗剤などを使いましょう。洗剤を使っても落ちない汚れは、メラミンスポンジなどで擦ってみてください。ただし、メラミンスポンジは床ワックスを剥がしてしまうこともありますので、広範囲には使用せず、どうしても落ちない汚れにピンポイントで使うようにしましょう。
床に落ちているゴミや、こびりついた汚れをキレイにしたら、いよいよワックスを塗っていきましょう。
ワックスは、モップなどを活用すると、平に均一に塗ることが可能です。
板の目に沿って、壁から壁へ一気に塗るようにしましょう。
ワックスを塗った後の床に踏み入ることがないよう、部屋の入り口の直線上にある部分は最後に残しておくようにしましょう。
また、ワックスは一度だけでなく、乾いた後に二枚、三枚と重ね塗りをすることで強度が増していきます。時間に余裕のある方は、ワックスの重ね塗りも試してみてください。
ワックスは季節や室内の湿度によって乾くスピードが変わります。温度が低い場合、湿度が高い場合、また空気の対流が少ない環境ではワックスは乾きづらく、乾燥により多くの時間がかかります。
目立たない箇所に指で触れてみて、ワックスの形状に変化が出るようであれば、まだ十分に乾燥できていません。指で触れた際のワックスの感触が、しっかりと固まっているのが確認できるまでは、室内に入らないようにしましょう。
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ベランダやバルコニー、集合住宅ではポーチやアルコーブなどの、お部屋の中と外を繋ぐような場所も、大掃除の際にぜひキレイにしておきたい箇所ですよね。
ベランダや窓ガラスなどは、外気に含まれる大気汚染物質や雨の跡、落ち葉などのゴミが溜まりやすく、カビ以外にも苔や砂利が固まったものといったお家の中とは違う汚れが溜まるのが特徴です。
排水溝周りに砂利が溜まると排水の妨げとなるほか、何処かから飛んできた雑草の種が、溜まった砂利を利用して発芽してしまう、といったことも起こります。
また、ベランダ周辺に砂利汚れが溜まっていると、エアコン室外機やガス給湯器などの故障の原因にもなりますので、やはり定期的にお掃除をしてゴミを取り除いておくことが大切です。
ベランダのお掃除では水をたくさん使います。お掃除に使った水がスムーズに排水されるよう、まずはベランダの排水設備からキレイにしていきましょう。
排水のために作られている溝をベランダ排水溝、溝の終点にあって屋外に水を排出するために空いている穴をベランダ排水口と呼びます。
まずは、排水口に溜まったゴミを手で取り除きましょう。落ち葉などの飛んできたゴミが排水口には詰まりがちです。手で取り除けるゴミは手袋をして取り除きましょう。
手でつかむのが難しい、砂利などの小さなゴミは、バケツやホースなどを使って水を流しつつお掃除しましょう。排水口に水を流しながら、ブラシなどでゴミをかき出していきます。
この時、階下や隣戸に汚水が流れてしまわないように十分気をつけましょう。
ベランダ排水溝も、目に見えるゴミは手で拾って、小さなゴミは水を流しながらブラシで擦って洗い流します。水流が強かったり、乱暴に擦ると汚水がはねてしまいますので、慎重に、心に余裕を持って作業するようにしましょう。
ベランダには、エアコンの室外機やガス給湯器などが設置されていることがあります。
これらの機械類も、ホコリや砂利などで汚れると故障してしまうことがありますので、ベランダをお掃除するときに一緒にキレイにしておくことをおすすめします。
ただし、これらの機械類にホースなどでジャブジャブ水をかけるのはNGです。内部の基板に水がかかってショートしてしまうと、修理するのに途轍もない時間とお金がかかるので、お掃除する場合は水で湿らせた布で軽く拭く程度にとどめておきましょう。
また、室外機は設置状況によっては手で動かすことができたりしますが、下手に動かすとガス管が破損して冷媒ガスが漏れ、エアコンが機能しなくなってしまうことがあります。
室外機は極力動かさず、手が届く範囲でお掃除をするようにしましょう。
ベランダ床には、飛んできた砂利が溜まったり、雨に含まれる大気汚染物質が乾いて固まったり、湿度の高い季節にはカビや苔が生えたりなどなど、さまざまな汚れが付着します。
ベランダ床はお掃除する範囲が広いので、デッキブラシなどの柄のついたブラシを用意しておくとお掃除が多少楽になります。
ベランダには排水のための勾配がついています。なので、床をお掃除する際は、まず排水口から最も遠い箇所から始め、最後に排水口周辺をお掃除するようにすると、お掃除の二度手間を防ぐことができます。
デッキブラシで一通り擦り終わったら、最後にバケツやホースで水を流してすすぎます。
ベランダ床には滑り止めの凹凸がついていることが多いため、なるべくたくさんの水でしっかりとすすぐようにしましょう。
ただし、集合住宅などは、自分のお家の排水がどのような状況になっているかをしっかり確認する必要があります。
排水口が隣戸にある場合などは、隣の家の方に一言断ってからお掃除をするように心がけると良いかもしれませんね。
隣戸との兼ね合いで水を流すことができない!という方は、新聞紙を使ったベランダ床の掃除方法を試してみましょう。
まず、新聞紙をある程度の大きさにちぎって丸め、100倍の水で薄めた食器用洗剤水の中に軽く浸します。水をつけすぎると、その後のお掃除が面倒になるので、軽くで大丈夫です。
新聞紙に洗剤水を含ませたら、床にばら撒いていきましょう。
床全体に満遍なく散らしたら、最後にホウキで新聞紙をかき集めていきます。
洗剤水が土埃や排気ガスなどの粉塵汚れを浮き上がらせ、その汚れを新聞紙が吸着してくれるので、驚くほど床がキレイになりますよ。
お掃除に使った新聞紙は、そのまま燃えるゴミとして処分することができます。
ベランダの排水口や室外機、床のお掃除が終わったら、今度は窓のお掃除をしていきましょう。
ガラスをキレイにする前にベランダ床などをキレイにしておくと、仕上げた後のガラスに汚水が付着せず、二度手間を防ぐことができます。
窓のお掃除は、最初に窓ガラスがはまっているサッシ(窓枠)からお掃除していきましょう。
サッシには、外から飛んできた粉塵汚れの他、サッシに溜まった水分を下地にカビなどが繁殖することもあります。
そのほか、人の髪の毛や衣類のクズなどのハウスダストから、落ち葉などなど、お家の中と外、両方のゴミが溜まりやすいのが特徴的です。
サッシをお掃除するには、まず掃除機の先端に隙間用のノズルをつけたもので、サッシに溜まったゴミをあらかた吸っていきましょう。
この工程を経ずにいきなり水拭きしてしまうと、細かいゴミが水分でサッシに張り付いてしまい、落とすのが大変になります。
なので、まずはサッシが乾いている状態の時に、掃除機で余計なゴミを吸っておくのが得策です。
サッシに溜まる汚れは、ほとんどがこういったゴミですので、掃除機をかけるだけで8割方の汚れはキレイになります。
掃除機で取りきれなかった汚れは、ブラシでかき出して落としていきましょう。
サッシなどの隙間を掃除する用に作られた、ヘッドが細く毛先の長いナイロンブラシがホームセンターや100円ショップなどで売られていますので、活用するのも良いでしょう。
また、ペンキを塗るのに使う刷毛も、サッシのお掃除に非常に役に立ちます。
ペンキ用の刷毛には、動物のとても細い毛が使われており、この細い毛があらゆる隙間に入り込んでゴミをかき出してくれます。
また、ペンキ刷毛は動かすことで微量な静電気を帯び、この静電気が小さなゴミや粉塵を絡め取ってくれます。
ただし、ブラシも刷毛も、濡らしてしまうと汚れが落としづらくなってしまいますので、必ず乾いた状態で使うようにしましょう。
掃除機&ブラシでほとんどのゴミを取り除けますが、それでも汚れが残ってしまった場合は、洗剤&マイクロファイバークロスで拭き掃除していきましょう。
洗剤水は、食器用洗剤を100倍程度に薄めたものをスプレーボトルに入れて作ります。
マイクロファイバークロスは、水拭き用に濡らしたものと、乾拭き用の乾いたものを2種類用意しましょう。
まず、満遍なく洗剤をサッシに吹きかけ、ブラシで擦ってあわ立てていきます。泡を立てることで洗剤の界面活性剤がしっかりと働き、こびりついた汚れを浮かせてくれます。
こすり洗いが終わったら、サッシにクロスを突っ込み、左右に動かしつつ拭き掃除をしていきます。サッシの隙間は非常に狭いので、割り箸やスクレーパーなど、先端の細いものでクロスを押し込みつつお掃除すると良いでしょう。
水拭きが終わったら、乾拭き用の雑巾を同様にサッシに突き込み、お掃除した箇所を拭いていきます。
窓ガラスも、窓サッシと同様に、飛んできた砂塵や雨の跡などが付着し、汚くなっていきます。
特に幹線道路沿いの建物は、排気ガスなどの大気汚染物質も多く、窓ガラスもそれだけ汚れる頻度が多くなります。
窓ガラスは、内側に比べて外側の方が汚れやすく、また内と外とでは全く違う汚れがつくのが特徴的です。
室内側につく汚れは、雑巾などで水拭きすれば取れるような軽微な汚れがほとんどですが、外側には、ただ水拭きするだけでは汚れが伸びてしまったり、お掃除後に白く跡が残ったりして、かえって汚く見えてしまうような厄介な汚れが付着します。
外側の窓ガラスをキレイにするには、まず、食器用洗剤で作った洗剤水(食器用洗剤を100倍程度に希釈したもの)をバケツ一杯分程度用意しましょう。
次に、マイクロファイバークロスを洗剤水に浸し、硬く絞ったもので窓のフレームを拭いていきます。窓のフレームにはステンレスやアルミが使われていますので、洗剤水で拭き掃除すれば大抵の汚れはキレイになります。拭き掃除だけで取れない汚れがある場合は、メラミンスポンジなども活用しましょう。
フレームがキレイになったら、窓ガラスをお掃除していきましょう。
マイクロファイバークロスに洗剤水をたっぷりと含ませ、窓ガラスを拭いていきます。
この時、洗剤は惜しみなく使うようにしましょう。窓ガラス全体をびしょびしょにするイメージが大切です。洗剤水をたくさん使うことで、洗剤水に溶ける汚れの量を増やすことができ、仕上げた後に汚れが白く残らないようになります。
窓ガラスを拭くときは、拭きムラが出ないよう、クロスを直線に動かすことを心がけるようにします。フレームの端から端へ、一直線にクロスを動かすイメージです。
特に窓フレームと窓ガラスの境目、コーキングの部分には汚れが残りがちです。端っこの部分は、指を突き込むようにしてぐりぐりと汚れをかき出しましょう。
全体的に水拭きが終わったら、今度は一度雑巾をバケツで洗い、また同じ作業を繰り返します。
窓ガラスの汚れは層になっていることが多く、一度の拭き掃除ではキレイにならないこともありますので、汚れのすすぎも兼ねてもう一度水拭きしましょう。
2度の拭き掃除が終わったら、今度は窓ガラス用の水切り(スクイージー)でガラスについた水気を落としていきます。
スクイージーは、角度をつけて端から端へ、一直線に動かします。途中で止めると、仕上げた後に止めた部分が白く残ってしまいますので、必ず端から端まで動かし切ってください。
このとき、左右や上下の端に水が残ってしまいますので、残った水は乾いたマイクロファイバークロスで丁寧に拭いましょう。
最後に、室内側から確認してみて、ガラスに汚れが残っていなければ終了です。
内側の窓ガラスのお掃除は、外のように水が使えませんので、水拭き&乾拭きをメインにしてキレイにしましょう。
「洗濯したはずの衣類から嫌なニオイがする」
「軽く汗をかくと、着ている服が一気に臭くなる」
「洗濯した衣類に繊維のクズなどのゴミがついている」
こういったことに心当たりのある方は、お使いになっている洗濯機が汚れている可能性大です。
洗濯機のお手入れは、実はご家庭でも可能です。大掃除をする際には、ぜひともご家庭の洗濯機もキレイにされることをおすすめいたします。
ここでは、縦型洗濯機(ドラム式でないもの)のお手入れ方法についてご紹介いたします。
洗濯物のニオイ&ゴミの原因は、洗濯槽の裏側などについている汚れやカビなどです。洗濯槽をキレイにするには、「洗濯機に水を溜めて洗剤・消毒液を溶かし長時間放置」するつけおき洗浄が有効です。
洗濯槽のつけおき洗浄には、以下の洗剤を用います。
・塩素系漂白剤…主成分が塩素の漂白剤。強い殺菌力を誇る反面、人体への影響も大きく、独特のニオイが残ってしまうことも。衣類に付着すると色落ちを招くこともある。
・酸素系漂白剤…塩素系漂白剤に比べて毒性や害が少なく安全な漂白剤。反面、洗浄力・殺菌力は塩素に一歩譲る。
・重曹…食品などにも利用される物質なので、安全性が非常に高い。しかし、洗浄力・殺菌力は上の2つにさらに劣る。
洗濯槽に洗剤が残ってしまうと、その後に洗濯した衣類に洗剤が付着して色落ちが起きたりなど、さまざまな弊害があります。
洗濯槽を大掃除する場合は、汚れの状態をよくみて、なるべく弱い安全な洗剤から使うように心がけましょう。また、強力な洗剤を使った場合は、しっかりとすすぎをして、洗濯槽の中に洗剤が残らないように気をつけましょう。
洗剤が準備できたら、洗濯槽に水を張っていきます。
洗剤のポテンシャルを最も引き出せる水の温度は、40〜50℃といわれていますので、キッチン給湯器で適宜温めたお湯をバケツなどに汲み、洗濯機に投入していきます。
洗濯槽全体が浸る程度のお湯を張るようにしましょう。
お湯を張り終わったら、洗濯槽クリーナーを投入しましょう。
大体の目安ですが、塩素or酸素クリーナーならキャップ一杯程度、重曹なら洗剤スプーン二杯程度を投入しましょう。
洗剤を投入したら、水をかき混ぜて洗剤を馴染ませます。
続いて、この状態で一度洗濯機を通常モードで運転します。
通常モードは15〜20分程度運転した後、自動で排水をはじめてしまいますので、排水が始まる前に電源を切りましょう。
すると、洗剤水が洗濯槽に残ったままになり、そのまま洗剤のつけおきをすることができます。
その状態で5〜6時間放置しておくと、洗剤の力で洗濯槽の裏に溜まった汚れが浮いてきます。
この汚れは、網などで掬って取り除いていきましょう。
使い終わったストッキングを、いらないハンガーを曲げた物に被せると、簡易的な網を作ることができますので、活用してみてください。
上の工程まで終了したら、洗濯機を「すすぎ洗いコース」で回し、洗剤水の排水⇨洗濯槽のすすぎ洗いをします。
このとき、洗濯槽に溜まったゴミが何度も浮かんできますので、その都度掬って捨てるようにしましょう。
ゴミが出なくなるまで何度かこの工程を繰り返します。
あらかたゴミが出なくなったら、そのまま1日程度放置して洗濯機の内部を乾燥させましょう。
しっかりと乾燥させないと、カビがまた発生してしまう恐れがありますので、丸一日は洗濯機の蓋を開けた状態で中を乾かすようにしましょう。
このほか、洗濯機の機種によっては「槽洗浄コース」などのメニューがついている場合があります。
槽洗浄コースは、洗剤水のつけおきとすすぎの工程を自動でやってくれるものですので、出かけている間などに洗濯機のお掃除をすることができます。
洗濯機は、毎日お洗濯しているとカビが生えるリスクがほとんどないといわれています。反面、週2〜3回程度の使用頻度であれば、洗濯槽内のカビが最も活発になってしまうそうです。
月に1回程度は、洗濯槽のつけおきクリーニングをしておきたいところです。
いかがでしたでしょうか?
大掃除などの大掛かりな作業を確実に成功させるためのコツは、準備と段取りと余裕です。
事前の準備とスケジューリングを行い、作業の段取りを計画しておくこと、そしてその段取りにも余裕を持たせておくことが、大掃除を成功させるために非常に重要です。
今回ご紹介した大掃除のコツを駆使していただければ、楽しく着実に大掃除をこなすことができるはず!是非ともご活用ください。
大掃除を自分でしたくない!という方はプロに頼むのも1つの手段です。
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