【飲食店キッチンの月1回清掃】月1回掃除しておきたい場所と掃除の方法を解説
飲食店にとって衛生は、何よりも大事なものです。
特に、お客様の料理を作るキッチンは、お店の中で最もシビアに衛生状態を保っておきたい場所。
キッチンを清潔な状態に維持するには、日常的なお掃除はもちろん、月1回の徹底清掃も実施することが推奨されています。
今回の記事では、飲食店のキッチンの月1回徹底清掃について、なぜ徹底清掃が必要なのかや、日常清掃との違い、徹底清掃のやり方などについて、以下の見出しで解説していきます。
飲食店のキッチンはなぜ月1回の徹底清掃が必要なのか
飲食店のキッチンは、なぜ月1回の徹底清掃が必要なのでしょうか。
飲食店はその名の通り、お客さんに料理と場所を提供し、食事をしてもらうことで利益を得ている施設です。
そんな飲食店が最も気をつけるべきことは、1にも2にも「食中毒」。
調理器具や食材の衛生管理が甘いと、提供された料理が原因で食中毒が発生してしまうことがあります。
食中毒が一度起こってしまうと、お店の評判はガタ落ちですし、経営者は、社会からその責任を厳しく追求されることになります。
(国はこうした事態を避けるため、飲食店を経営する場合、「食品衛生責任者」という資格を有する人を必ず一名、お店の従業員として配置することを義務付けています)
食中毒を防ぐには、調理器具や調理場の消毒と、その衛生管理の徹底が最も大切です。
そのために、月に1回の徹底清掃がとても重要になってきます。
また、キッチンの月1徹底清掃を継続して実施すると、料理の衛生を保つ以外にも、さまざまなメリットがあります。
以下で、月1徹底清掃のメリットを詳しくみていきましょう。
月1回のキッチン徹底清掃が推奨される理由①食中毒予防
キッチンには、生肉や魚介類などから付着した細菌が数多く存在します。これらの細菌は、適切に清掃を行わないと急速に増殖し、食中毒の原因となる可能性があります。
また、生肉や魚介類に触れた調理器具や作業面を十分に洗浄・消毒しないと、他の食材に有害な細菌が移り、クロスコンタミネーション(交差汚染)を引き起こす可能性があります。
汚れや有害菌・ウイルスなどは、知らないうちに厨房全体に広がっていることもあります。
ほとんどのお店は日常清掃でキッチンをキレイにしているでしょうが、そうしたお店も月に1度は徹底清掃をして、普段掃除の手が入っていない箇所も消毒・清掃することが大切です。
月1回のキッチン徹底清掃が推奨される理由②設備の寿命を延ばす
調理器具や換気扇などに付着した油汚れは、放置すると酸化し、設備の劣化を早めます。
古い油汚れや食品残渣は、剥がれ落ちて料理に混入する可能性があります。また、劣化した塗装や金属片なども、脱落して料理に混入してしまうことがあります。
異物混入は、お客様の健康被害やお店の評判低下につながる恐れがあります。
月1徹底清掃を実施しておくと、油や錆びによる設備の劣化を防ぎ、キッチンを清潔に長く使い続けることができます。
月1回のキッチン徹底清掃が推奨される理由③従業員の衛生意識向上
清潔なキッチンは、従業員のモチベーションアップや衛生意識の向上につながります。
多くの人は、キレイな環境を汚すことに抵抗を覚えます。なので、キッチンを清潔に保っておくと、自然と皆、その状態を維持しようと意識し行動を始めるようになります。
結果、衛生意識が向上し、仕事にメリハリが生まれるようになります。
働く人全員が気持ちよく仕事ができる環境を実現するためにも、月1回のキッチン徹底清掃はとても重要です。
【飲食店のキッチン清掃】日常清掃と月1回清掃はどう違う?
飲食店のキッチンでは、衛生管理が非常に重要です。
そのため、月1回の徹底清掃と日常清掃の両方が必要となります。
日常清掃は、毎日の営業の一環として行う清掃であり、調理器具や調理台の洗浄・消毒、床の清掃、ゴミの回収などがメインの作業となります。
一方、月1回の徹底清掃は、日常清掃で手が回らないような箇所をキレイにし、キッチン全体の衛生状態をさらに高めることを目的とした清掃で、レンジフード内部の油落とし、グリストラップの油やゴミの回収などがメインの作業となります。
日常清掃
【目的】食材や調理器具についた汚れをこまめに落とし、清潔な状態を保つ。
【頻度】毎日
【内容】調理器具の洗浄・消毒、作業台の拭き取り、床の掃き掃除・モップ掛け、ゴミの回収
【特徴】
従業員が日常的に行う、基本的な清掃作業。
食中毒予防に最も重要。
短時間で効率的に行う必要がある。
月1回徹底清掃
【目的】深層部の汚れを徹底的に除去し、衛生状態を最大限に高める。
【頻度】月に1回
【内容】
・換気扇、レンジフード、オーブンなど、日常清掃では手が届きにくい部分の分解清掃。
・床のワックス剥離・再塗装: 床の深い汚れを落とし、美観を回復。
・壁や天井を洗浄し、油汚れやこびりついた汚れを徹底的に落とす。
・排水溝を清掃し、排水口の詰まりや悪臭を防ぐ。
・その他、定期的に害虫駆除なども実施する。
【特徴】
日常清掃では落としきれない、頑固な汚れや奥まった部分の清掃を行う。
専門的な知識や器具が必要となる場合がある。
店舗の営業時間を避けて行う必要があるため、計画的な実施が求められる。
月1回徹底清掃では、日常清掃では落としきれない汚れを、徹底的に清掃することで、キッチンの衛生状態をより高めることができます。
また、普段から日常清掃をきちんと行うことで、月1回徹底清掃の効果が長持ちし、常に清潔な状態を保つことができます。
両者を組み合わせることで、食中毒予防や設備の寿命延長につながります。キッチンの衛生状態が良いと、お客様の安心安全につながり、お店の評判向上にも貢献します。
【飲食店のキッチン】月1回清掃のやり方
月1清掃のやり方①グリストラップ
①保護具(手袋、マスク、長靴など)を着用する。
②排水管のバルブを閉める。
③ゴミ袋やバケツを準備する。
④バスケット内の生ゴミや残飯を取り除く。
⑤バスケットを洗浄し、消毒する。
⑥表面に浮いている油脂をすくいとる。
⑦底に溜まった汚泥をすくいとる。
⑧高圧洗浄機や薬品を使用して、槽内を洗浄する。
⑨排水管のバルブを開け、水が流れることを確認する。
月1清掃のやり方②レンジフード・調理台
①初めに、機器の電源を切り、ガスの元栓を閉める。
②保護具(手袋、マスク、長靴など)を着用する。
③レンジフードの羽根やグリルの五徳など、取り外せるものを外す。
④アルカリ洗剤を定量の水で希釈し、外したパーツを沈めておく。
⑤雑巾と洗剤を使ってレンジフード内部やグリル周辺を拭き掃除する。
⑥洗剤に沈めたパーツをスポンジなどで擦り、表面の油汚れを落とす。
⑦洗剤をしっかり洗い流したあと、乾燥させてから元に戻す。
⑧パーツを元通りにしたら、電源などを復旧する。
月1清掃のやり方③シンク
①蛇口周りやシンクの表面を、メラミンスポンジなどで擦って簡単な汚れを落とす。
②クレンザーをスポンジに塗布し、シンク全体を擦る。
③シンクに残ったクレンザーをキレイに洗い流す。
④排水口のパーツを取り外し、溜まったゴミを捨てる。
⑤排水トラップなどは次亜塩素酸ナトリウムなどで消毒・漂白する。
⑥洗剤を洗い流し、パーツを元に戻して終了。
月1清掃のやり方④その他
・ワックス床は、必要に応じて表面洗浄清掃とワックスの再塗布を行う。
・エアコンのフィルターは月に1度、取り外して掃除機をかけるか、洗剤等を使って水洗いする。
・ダクト内部にも汚れや油が溜まるので、業者に頼むなどして定期的に清掃する
飲食店の定期清掃お任せください!キレイの維持はコストダウンにも繋がります!おそうじ革命の定期清掃
飲食店にとって清掃は、絶対に必要となる行為です。
美観が悪いお店、不衛生なお店で食事をしたいと思う人は、おそらくこの世の中にほとんど存在しないことでしょう。
お客様に快適な食事環境を提供するためにも、飲食店は最大限努力をして、お店をキレイな状態に維持しなくてはなりません。
しかしながら、人手や時間が足りなかったり、金銭的な余裕がなかったりといった理由から、満足のいく清掃活動が実施できている店舗はそれほど多くありません。
「コストを抑えてなおかつキレイなお店を維持できる方法はないだろうか?」と頭をお抱えのオーナー様も多いのではないでしょうか?
そんな飲食店オーナーの皆様におすすめしたいのが、おそうじ革命の定期清掃サービスです。
おそうじ革命の定期清掃は、清掃スパンを決めて定期的にお店を訪問し、店内各所をお掃除させていただくサービスです。
レンジフード換気扇やグリストラップの洗浄、トイレの徹底清掃、床のワックス剥離や再塗布、シンクの磨き上げ、エアコンの分解洗浄などなど、さまざまな設備の清掃・メンテナンスを実施いたします。
おそうじ革命の定期清掃をご利用いただくことで、キレイな状態がずっと長続きします。
その結果、毎度の月1清掃にかかる手間が少なくなり、人手や時間、コストなどを大幅に削減することができます。
お店のキッチンなどの定期清掃をご検討中のお客様、現在利用している清掃会社に不満のあるオーナー様は、この機会にぜひ一度、おそうじ革命へご相談ください。
「汚れと戦うプロ集団」ことおそうじ革命が、熱意を持ってご対応させていただきます。
キッチンは飲食店の生命線
安心安全な美味しい食事を作るためには、清潔なキッチンが必要不可欠です。キッチンを衛生的に維持するには、定期清掃が欠かせません。おそうじ革命の高品質クリーニングサービスをぜひご利用下さい。