夏にも結露が起きる!? 夏型結露対策のカギは「換気」
結露と聞くと、冬場に起こるものというイメージが強いですよね。
しかし、これから迎える梅雨や夏でも結露は起きています。
夏型結露は目に見えない部分で起こっていることが多いため、カビが発生してから気が付くこともあります。
健康に悪影響を与えるだけでなく、建物にとっても良くありません。
夏型結露を防いで、快適な空間を保ちましょう!
夏型結露とは?
冬型結露は窓ガラスの表面など目にみえる形で発生します。
しかし夏型結露の場合は、建物の基礎部分や壁の中で起きるのが特徴です。
また、目に見える部分でも夏型結露は起きています。
夏型結露が起こりやすい場所は空気がよどみやすく、室温よりも気温が低くなる場所です。
例えば便器やクーラー周り、押し入れやクローゼット、タンスや本棚の裏側などは空気の流れが悪いため、夏型結露が起こりやすくなります。
夏型結露を起こさないためには…
夏型結露を起こさないためには「水蒸気の発生を抑える」「水蒸気を排出する」この二つが欠かせません。
しかし、最近の住宅は気密性や断熱性に優れているため、自発的に換気扇による換気を行う、空気の流れを良くする、などしておかないと空気がよどみやすいことも頭に入れておきましょう。
また、梅雨になると室内干しをする機会が多くなるでしょう。これは夏型結露を自ら作ってしまっているようなものです。
室内干しをする時は、エアコンの除湿機能を使うなどして、湿気をできるだけ取り除くようにしましょう。
さらにキッチンやバスルーム、洗面所などは特に水蒸気が多く発生しやすい場所となるため、換気扇を使い効果的に水蒸気を排出させて下さい。
そして水滴を見つけた場合は拭き取る心がけも大切です。
一方でタンスや本棚、ベッドやソファーなどが壁にくっつけるように置いている場合は、スキマを空ける、湿気とりのシートを置くなどして湿気を取り除くようにしましょう。
夏型結露は、カビを発生させる原因になります。
カビは一般的に温度15度以上、湿度75%以上でカビが発生するといわれているため注意が必要です。
換気にはキレイな換気扇が重要
掃除がされていない換気扇では、キチンと水蒸気を排出する役割を果たしてくれません。
夏型結露を防ぐためにも、定期的な清掃を行うようにしましょう。
室内の換気扇の掃除はもちろんのこと、屋外フードの掃除も忘れてはいけません。
屋外フードが汚れていることで、湿気をしっかりと排出することができなくなってしまいます。
また、屋外フードには防虫網が設置されていることが多いため、目詰まりが起こりやすいです。
本格的な梅雨を迎える前に、換気扇の掃除しておくことをオススメします。
まとめ
「清掃しにくい」「清掃の仕方が分からない」「なかなか時間がとれない」という場合は、掃除のプロであるホームクリーニングに依頼しても良いでしょう。
快適な空間で夏を過ごすためにも、夏型結露対策を行って下さいね。