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ジメジメした梅雨はカビの天国!カビの危険性とは?カビ対策にはこれが効く!

公開日:2019年12月09日
更新日:2019年12月16日

梅雨の時期に活発になるカビ

毎年5月頃になると、大陸からの揚子江気団と南シナ海のモンスーン気団というふたつの高気圧が日本列島周辺でぶつかることで梅雨前線が形成されます。この梅雨前線は発生初期においては日本列島の南に位置し、1~2ヵ月ほどで列島を北上していきます。梅雨前線は湿った空気をたくさん含んでおり、前線が通過する地域では長い期間雨や曇りの天気となります。これが梅雨です

梅雨の期間中は空気中の湿気も多くなっており、じめじめとした温かい気候がずっと続きます。こうした気候が続くと勢いづいてくるのが、カビです。

カビは生物学上菌類に分類されています。菌類は胞子や菌糸によって自らのコピーをたくさん生成することで生息域を拡大していくという特徴を持っています。この拡大した菌類の集合体は「コロニー」と呼ばれ、コロニーが肉眼で見えるほど巨大化したものを私たちは「カビ」と呼んでいます。

人と菌類のかかわりは古く、紀元前四千年ごろにはすでにメソポタミア文明において発酵作用を利用して作られたビールの痕跡が認められるそうです。そのほか、チーズや納豆、お酒、イースト菌を使ったパンなど、私たちの生活において菌類は切っても切り離せない存在です。世界初の抗生物質であるペニシリンも、アオカビから発見されたそうです。

カビは動植物の死骸や老廃物などを食料とし、高温多湿な環境下で増殖していきます。自然界ではカビはいわゆる「掃除屋」であり、虫や動物の死骸、糞、枯れ木や落ち葉などを分解することで土壌を肥沃にしてくれるなど、生態系においてとても重要な仕事を担っています。

人類も古くから重宝してきた菌、そして生物ピラミッドの最底辺で素晴らしい仕事をしている「掃除屋」のカビ。

私たちハウスクリーニングを生業とする者にとってカビは天敵ですが、自然界においては私たちと同じく「掃除」をしているのですね。なんだか皮肉の効いた悲しい話です。


”カビは人体に悪影響…?”カビの脅威

自然界で、人間界で、八面六臂の活躍を見せているカビ(菌)ですが、いいことばかりをしてくれているわけでもなさそうです。

食品がカビる、腐るなどいわゆる「腐敗」はカビによる分解作用で起きますが、腐敗した食品を誤って摂取してしまうと、食中毒を引き起こしてしまいます。

カビが自身の生息域を広めるべく放出している胞子は、人間の肺に入るとアレルギー性の肺炎を起こすことがあります。この肺炎の主な原因となるのはアスペルギルスという菌ですが、アスペルギルスの胞子は日常的に空気中を飛び回っています。

お風呂や台所などの水まわりに発生する黒いカビは、その見た目の通り「クロカビ」と呼ばれておりますが、正式には「エクソフィアラ」という名前の菌です。エクソフィオラ菌は皮膚や内臓に病巣をつくる場合があるそうで、感染するとその箇所は潰瘍や腫瘍になってしまうのだとか。おそろしい話です。

足の指の間や足の裏に炎症を起こし、強烈な痒みを発生させる「水虫」の正体も、白癬菌という菌類です。白癬菌もカビの一種であり、公衆浴場などで感染が拡大するという報告があります。

食品を分解する際にアフラトキシンというカビ毒を発生させるカビの存在も確認されています。

人類にとってなくてはならない存在であるカビですが、種類や性質の違いによっては有害な場合もあるのですね。


カビよ、さようなら!効果的な予防法3選

カビは菌類ですので、石鹸カスや水垢、尿石といった汚れとは違って”生きています“。

厄介なのは、生きているので「環境さえ整ってしまえばどんどん増殖する」ということ。汚れないよう注意していても、カビの方で勝手に増えてしまうわけです。

しかしながら逆を言うと、生育に必要な条件を取り去ってしまえばカビは発生できなくなるということでもあります。

カビの発生には60%以上の湿度と、エサとなる有機物が必要とのこと。不快な湿気とうだるような暑さが続く日本の夏は、カビにとってまさに楽園ということですね。

なので、カビの発生を予防するには、とにかく「湿気をなくす」ことと、「エサになりそうなものを放置しない」ことが大事です!

①湿気をしっかりとる

浴室などを使用したあとは、必ず窓を開けて換気しましょう。窓がない場合は換気扇をつけて空気を循環させます。

換気だけでは不十分な場合は、お風呂が終わったらタオルなどで壁や床を拭きましょう。

浴室乾燥機がついている場合は、乾燥モードを2~3時間つけておくのも効果的です。

②使い終わったら水で流す

お風呂を使ったあとは、カビのエサとなる髪の毛や皮脂などの老廃物が浴室内に大量に散った状態となっています。

これらのお掃除をしっかりしないと、湿気対策だけではカビの発生を防ぎきることはできません。

お風呂を使ったあとは、シャワーで床や壁をしっかり洗い流しましょう。なかには比重の重いも汚れもあり、これらは簡単に流れてくれませんので、結構念入りにシャワーすることが大事です。

腰より下の壁や床には汚れがこびりついている場合があります。その場合は、市販のメラミンスポンジで軽くなでながらシャワーしてあげると綺麗になりますよ♪

③月に1度は徹底お掃除

日常的にお掃除をしていても、カビの生命力を完全に封じることはなかなか難しいです。

なので、月に1度はいつもより少し念入りお掃除をしてあげるといいでしょう。

具体的には、

・壁や床、浴槽に中性洗剤をかけメラミンスポンジこする

・排水口を分解して洗う(参考ページ:https://jp.toto.com/water/bath/08_3.htm)

・天井をタオルなどでしっかり拭く

これだけやればカビの発生をぐっと抑え込むことができますよ!作業も1時間あれば完了する程度のものです。


月1の徹底清掃は、プロにおまかせするのもアリ!

いかがでしたでしょうか?

これからの時期、カビは浴室やキッチンだけでなく、エアコンや衣類、壁、床、ベランダなどにも発生します!

カビの発生するメカニズムをしっかりと把握して、先手先手で予防策を打っていきましょう!

もしも、「忙しくて月1のお掃除をする時間なんてない!」そんな方がいらっしゃいましたら、ぜひおそうじ革命の定期清掃サービスをご利用ください!

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