続、これが浴室清掃だ!お客様の浴室をピカピカに復活させます
1月22日の降雪でここ浦和でも23cm越えの積雪を記録し、さらに24日には最低気温-8.6度を記録するなど寒気の容赦ない洗礼を受けてるわたくしはおそうじ革命さいたま浦和店の矢田で御座います。本日もよろしくお願いします。
今回も浴室清掃方法をご紹介致します。
1.鏡の汚れを落とす
2.金属を磨く
3.カビ取り
4.ドア周りの清掃
までは前回ご説明しました。まだご覧になっていらっしゃらない方は御一読頂けたらと思います。
5.浴槽の石鹸カス
まず、エプロンの外側の石鹸カスを落とします。見るからに真っ白で厚くこびり付いている場合、最初にガラススクレーパーで削り落とします。この時、鰹節の様な削りカスがたくさん出来ますw。ある程度削り落としたら、石鹸カス専用のアルカリ性の薬剤をスポンジで除去しますが、ひどい場合は薬剤にクレンザーを少量含ませる場合もあります。その場合は素材に擦り傷がつかないように細心の注意を払い、最初はごく弱い力でスポンジを動かし少しずつ少しずつ力を入れていくようにします。
次ぎに浴槽の上面。この部分は水垢が出来がちです。本来ツルツルの手触りの筈がざらざらになってしまう事が少なくありません。ここもガラススクレーパーで削り落とします。エプロンもそうですが、ガラススクレーパーを使う事で浴槽の素材に傷が入ったり痛めたりする事はまずありませんのでご安心下さい。
浴槽の内側は比較的汚れが少ない事が多いですね。ここも石鹸垢用アルカリ性の薬剤で落とします。
6.天井の斑点など
小さな黒い斑点や水滴痕をメラニンスポンジに水分を多めに含ませた後、少量のアルカリ性薬剤をつけて拭きます。
次ぎに換気扇のフィルターを外し、カビ取り用のアルカリ性薬剤を散布しサッシブラシで除去します。
7.壁の水垢や石鹸カス
壁は高さによって汚れの種類が違う事が多いです。大まかに言うと胸の高さより上は水垢、胸の高さより下は石鹸垢。また、浴槽の長編側の壁は水垢だけ。水垢には酸性の水垢用薬剤を使いますが、汚れのひどさによっては浸け置きしたり、強い酸性の薬剤を使ったり、タイルの場合はクレンザーを使って落としたりします。石鹸カスは浴槽の場合と同じ要領で落とします。
化粧棚があればこの時に清掃します。やっかいなのが黒い素材の化粧棚。白い水垢がついている場合は、水垢用の強い酸性の薬剤とクレンザーを使いますが、乾かないと水垢の汚れが浮き出てこないので乾いたクリーンパッドと呼ぶ一種の雑巾で拭き上げて落ち具合を確認し、汚れを薬剤を使って擦る→すすぐ→拭き上げて確認、を何度も汚れが落ちるまで繰り返します。
浴室の照明は、なぜか天井では無く壁についてる事が多いのでこの時に清掃します。カバーを外して内側の埃やゴミを除去します。最近は電球もLEDが多くなりました。LEDの場合は電球が熱くならないので水が掛かっても温度差で割れる事はありません。でもLEDで無い場合は水をかけたり濡れたクリーンパッドやスポンジをつけると割れてしまうので注意が必要です。
8.床
まず排水口を清掃します。フィルターや内部パーツを取り出し手で取れるゴミを除去し、カビ取り用のアルカリ性薬剤でブラッシングしたり固めのスポンジを使って落とします。汚れがひどい場合は浸け置き。排水口内部もカビ取り用のアルカリ性薬剤で手が届く範囲でヌメリやカビを除去します。
床の汚れはカビや石鹸垢なので、アルカリ性の薬剤を使います。汚れのひどさや素材によって、ナイロン製のブラシかステンレス製のブラシを使って擦ります。ここは最後の力の要れ処なので真夏などは汗が一気に噴き出すタイミングですw。
それでも汚れが落ちない場合は別の薬剤を使います。まったく落ちてない場合は酸性の薬剤、そうで無い場合は少量のクレンザーを使いもう一汗掻きますw。
ここまで来たら、浴槽と壁、床をシャワーで一気に流します。これで大まかな清掃は終わりです。
9.拭き上げ
天井から下に向かって水分を拭き上げます。最初は吸水パッドで絞りながら水滴を取り去り、その後乾いたクリーンパッドで完全に拭き上げます。もちろん床も。完全に乾かないと特に水垢が落ちたかどうか判断出来ないのでしっかり拭き上げます。この時拭き上げながら各部のチェックもします。石鹸垢やカビの汚れ残しがないか。石鹸垢が残っている場合、クイーンパッドで拭くと引っかかる感触があるものです。もちろん目視でもチェックします。高い位置から見たり低い位置から、右から左からと言う風に。
それが終わると脱衣所にある浴室の照明スイッチやドア枠周りも拭き上げます。その後、残っていた汚れを再度清掃するのですが、シャワーで流す事はもうしないので薬剤を使って再作業した場合はその薬剤が落ちるように水拭きと乾拭きを行います。
在宅での作業の場合、シャンプーやひげ剃り、浴室掃除用用具があれば作業中は脱衣所などに置いておき、作業後に戻します。これが以外に神経を尖らせて作業しています。同じ位置に同じ物が戻るように。特にシャンプーとリンスの位置関係は気を遣います。私がそうですが、いつも位置が決まっているのでろくに見もせずにシャンプーをプッシュして手のひらにのせ頭を洗い出します。リンスやコンディショナーはそのとなり。なので左右が逆においてあると無駄に使ってしまいます。お客様にはそのような事がないように事前に写メを撮っておき、作業後はそれを見ながら戻すようにしています。
長くなってしまいましたが、これが私の浴室清掃の仕方です。作業員によって特に順番は違ってきますが。
如何でしたでしょうか。皆様の浴室も上記の方法でわたくしにお任せ頂けると幸いです。
本日も最後までお付き合い頂き誠に有り難うございました。