賃貸物件のエアコンが汚れやすいのはなぜ?賃貸物件でエアコンクリーニングをする際の注意点
こんにちは!おそうじ革命広報部です。
歴代最速で梅雨が終了し、例年になく早いペースで夏が到来した2022年の日本。
全国各地で連日猛暑日が続き、場所によっては40℃を超える厳しい暑さとなるところもありました。
また、今年は厳しい暑さに伴い、熱中症となってしまう方も非常に多くなっているとのこと。
熱中症の発作による救急搬送の件数は、例年の20倍近くにのぼっているそうです。
厚生労働省は熱中症を防ぐために、積極的な冷房の使用を呼びかけています。
原料の高騰や国際情勢の緊張などから、今年の夏は電力の逼迫が心配されており、政府は節電を呼びかけながらも冷房の使用を推奨するなど、対応に苦慮している印象です。
しかし、毎年厳しい暑さとなる日本の夏を乗り切るには、もはやエアコンは必要不可欠。
暑い夏を安全かつ快適に過ごすためには、エアコンクリーニングを実施するなどしてエアコン内部を清潔にしておくことが大切です。
そんなエアコンクリーニングについてですが、実はエアコンクリーニングを実施する際、賃貸物件の場合は注意が必要です。
賃貸物件は「大家さんから部屋を借りて住んでいる」という契約となるため、部屋の設備等を入居者が勝手に修繕したり改造する行為は契約上の違反行為になる可能性があります。
また、借りた部屋にもともと備え付けのエアコンがなく、自分でエアコンを設置した場合も、エアコンクリーニングする際は大家さんと相談する必要があります。
自分のお金で購入&設置したエアコンなのになぜ?と思うかもしれませんが、これにも賃貸借契約上定められたルールが存在するのです。
またエアコンは、ワンルームや1Kなどの単身者用の物件のほうが、ファミリータイプの物件に設置されているものよりも汚れやすい傾向にあるようです。
今回の記事では、ワンルームなどの賃貸物件のエアコンはなぜ汚れやすいのか?また、賃貸物件のエアコンクリーニングをする際の注意点などについてしっかりと解説していこうと思います。
ワンルームのエアコンはなぜ汚れやすいのか?
2LDK、3LDKや一軒家などの大きな家に設置されているエアコンに比べて、ワンルームや1Kなどの単身者用の物件に取り付けられているエアコンは汚れやすい傾向にあります。
同じエアコンなのにどうして汚れ具合が違うのでしょうか?
ワンルームのエアコンが汚れやすい理由として、「生活が一部屋で完結するから」ということが挙げられます。
例えば、ファミリータイプのお家でしたら、お風呂やトイレなどは、廊下や玄関の周辺など、リビングなどのお部屋から扉を1枚以上隔てた場所に設置されていることがほとんどです。
また、ファミリータイプの物件は、リビングダイニングもそれなりに面積を広くとっていることが多く見受けられます。リビングダイニングキッチンであっても、キッチンから出る油汚れや湿気がリビング側に漂ってくることはほとんどありません。
反面、ワンルームなどの単身者用物件では、6畳ほどの空間にキッチン、トイレ、お風呂などの水回りが存在していますので、お風呂で出た湿気、トイレの臭気、キッチンの油汚れなどが室内の空気に混じってしまいます。
エアコンは室内の空気を循環させていますので、当然これらの汚れもエアコンの中に取り込まれることになります。
コンパクトな空間に水回り設備が同居していることで、そこから出た湿気や油汚れによってエアコン内部も汚れやすくなってしまうということなのですね。
借りた部屋のエアコンが汚い!そんな時は…?
内見が終わり、各種手続きも引越しも終わって、さあいよいよ新生活!
そんな時、借りたお部屋のエアコンが汚れていたら、とても残念ですよね。
エアコンが汚れているというのはそれだけでストレスですが、賃貸物件だとそこへさらに「前の入居者の痕跡」を感じてしまいます。
そんなエアコンはすぐにでもクリーニングをして、清々しい気持ちで新生活を送りたいもの。
しかし、自分でクリーニングをするor自分で業者にクリーニングを依頼するのはちょっと待ったほうが良さそうです。
というのも、ワンルームなどの賃貸物件に最初から取り付けられているエアコンは、オーナーさんの持ち物になります。オーナーさんの持ち物を業者を呼んで勝手にクリーニングをしてしまうという行為は、賃貸契約上の違反となる可能性があるのです。
また、入居の際に発覚したエアコンの故障や汚れについては、修理もしくはクリーニング代をオーナーさんが負担してくれる契約となっていることも多くあります。
しかし、これを知らずに自分で業者を呼んで作業をしてもらった場合、作業工賃は借主負担となってしまう場合がありますので、クリーニングや修理を依頼する場合は必ず賃貸借契約書を確認し、大家さんや不動産管理会社に相談するようにしましょう。
加えて、入居の際に発覚したエアコンの故障を、そのまま放置し使い続けて悪化させてしまった場合も、修理費用は借主が負担することになります。
こういった事態を避けるためにも、エアコンに限らずお部屋の設備に異常が見つかった場合は、しっかりと大家さんや管理会社に告知するようにしましょう。
ワンルームなどの賃貸物件にまつわるトラブルのほとんどは、水漏れやカビの発生、給湯器やガスコンロの故障など、設備面の不具合によるものです。
しかし、ほとんどの場合は借主でなく大家さんが修理を負担してくれますので、少しでも異常な箇所を見つけた場合は、下手に手をつけずすぐに大家さんに相談するようにしましょう。
自分で取り付けたエアコンのクリーニングも大家さんに相談が必要…?
今はほとんど見られなくなりましたが、稀に契約時にエアコンが設置されていない賃貸物件も存在します。
そのような物件に借主がエアコンを設置する場合は、もちろん借主が諸々の費用を負担しなければなりません。
また、当然の話ですが、自費で設置したものですので、このエアコンの所有者は借主ということになります。
「自分でお金を出して設置した自分のエアコンなんだから、クリーニングも自分の好きにやって大丈夫だよね?」
この場合のエアコンクリーニングについて、ほとんどの方は上のように思うかもしれません。
しかし、ワンルームなどの賃貸物件でエアコンクリーニングを業者さんに依頼する場合も、大家さんや不動産管理会社に告知が必要になります。
「自分のエアコンなのになぜ?」と思うかもしれません。
しかし、エアコンクリーニングには常に事故の可能性がつきまといます。
もしエアコンクリーニングを依頼した業者さんが、ホースの繋ぎ方を間違えて床に大量に水をぶちまけてしまったら?脚立から落ちて壁紙や照明器具にキズをつけてしまったら?
もちろんクリーニング業者さんは百戦錬磨のプロですので、事故が起こることはそうそうありません。しかし、それでも可能性はゼロではありません。
また、エアコンクリーニングには高圧洗浄機という機械を使用するのですが、この機械は音がなる上、振動もそれなりに出ます。
集合住宅ではちょっとした振動や物音でも、隣戸や階下に大きく響いてしまうこともあります。そうした騒音が原因で近隣住民とトラブルに発展してしまうことも少なくありません。
大家さんや不動産管理会社にあらかじめ連絡をしておけば、近隣住民へ周知してくれたり、何かあった場合の保証を受けることもできるかもしれません。
賃貸契約を結んでいるとはいえ、お部屋の持ち主はオーナーさんです。エアコンクリーニングなどを実施する場合は、必ず一言報告しておくのが無難でしょう。
エアコンクリーニングは補償がしっかりしている会社に依頼を!
ワンルームなどの賃貸物件でエアコンクリーニングを実施する場合は、そのエアコンが部屋に元々取り付けてあるものであっても、自身で購入して取り付けたものであっても、まずは大家さんや管理会社に相談したほうが良いことがわかりました。
そしてそれは、エアコンクリーニングを実施する際に、万が一の事故やトラブルなどがあった場合を想定してのもの。
上述したように、エアコンクリーニングには”万が一”のリスクが常について回ります。
クリーニング中の事故については、クリーニング業者さんが損害を補償してくれることがほとんどなのですが、クリーニング会社によって加入している保険はさまざまです。
保険の種類によって、カバーしてもらえる事故の種類が違うこともよくあります。
また、事故の状況によっては保険がおりないというパターンもひんぱんに見受けられます。
個人で仕事を受けている親方さんの中には、そもそも保険に加入していないという人も。
万が一の事故に備えて、エアコンクリーニングを依頼する場合は、補償がしっかりとしている会社に頼むのが一番です。
おそうじ革命では、加盟店全店舗が賠償責任保険に加入しております。
細心の注意を払って作業をしておりますが、万が一清掃作業中に破損や故障などの
物損事故が発生した場合は保険会社との規約に従い誠心誠意対応させていただきます。