トイレノズルは雑菌の温床！カビや汚れを防ぐトイレノズルの掃除方法

「トイレで大きい方をした後、紙でお尻を拭く」

全ての人が当たり前にやっているこの行動ですが、実はお尻は、拭くだけではキレイにならないといわれています。

それだけでなく、大腸菌の多くはトイレットペーパーをすり抜けるといわれており、紙を越えて、拭いた手に付着することもあるそうです。

 

こうした事実が広まるにつれ、「お尻を清潔に保つためにウォシュレットで洗浄している」という人が増えてきています。

この記事をご覧の方の中にも、ウォシュレット派の方は多いのではないでしょうか？

 

しかし、そんなウォシュレットですが、当然お掃除をしなければどんどん汚れていってしまいます。

お掃除をしていない、不潔な状態のトイレノズルから出た水でお尻を洗うのは、果たして清潔と言えるのでしょうか？

 

今回の記事では、トイレのウォシュレットノズルにはどのような汚れが溜まるのか、トイレノズルはどのように掃除するのか、などについて、以下の見出しで解説しています。

トイレノズルにはカビや雑菌が繁殖します

トイレノズル（ウォシュレットノズル）は、水の噴射によってお尻を洗浄する機械なのですが、その水の噴射によって水滴が周囲に飛散することがあります。これによって、トイレノズル周辺の壁や床に水分が残り、結果、カビなどの雑菌が繁殖しやすくなります。

 

また、トイレノズルは使用される頻度が高い部分でもあり、排泄物や尿などの汚れが付着する可能性があります。これらの汚れが残ったまま放置されると、雑菌の栄養源となり、不衛生な環境が出来上がってしまいます。

 

ウォシュレットノズルを清潔に保つためには、定期的なお掃除が欠かせません。

しかし、普段便座ユニットに収納されているウォシュレットノズルは、どのようにしてお掃除すれば良いのでしょうか？

 

次の項では、収納されているウォシュレットノズルの出し方について解説します。

 

ウォシュレットノズルの出し方

手動で引き出せるタイプの場合

ウォシュレットノズルに猫の爪のような突起がついている場合は、手動で引き出してお掃除することができます。

まずは便座の電源コンセントを抜き、便座の電源を完全に切ってから作業しましょう。

ウォシュレットノズルはとても不衛生な場所にあるので、作業の際は必ず手袋を着用してください。

ノズルについている猫の爪のような突起に指先をかけ、手前に引っぱると、ウォシュレットノズルを引き出すことができます。

 

リモコンタイプの場合

ウォシュレットノズルに爪がついていない場合は、リモコンを使ってノズルを引き出す必要があります。

壁および便座本体にリモコンがついていますので、そのリモコンボタンの中から「ノズル洗浄」「ウォシュレット洗浄」などのボタンを見つけて押してみましょう。便座本体から自動でノズルが伸びてきて、お掃除ができるようになります。

お掃除が終わったら、再度ノズル洗浄ボタンを押すと、便座の中に自動でノズルが収納されます。

 

トイレノズル掃除の方法を解説！自宅でできる簡単お手入れ

【洗剤を用意する】

中性洗剤を水で薄めた溶液を用意します。強酸性や強アルカリ性の洗剤はノズルを傷つける可能性があるため、中性洗剤を選びましょう。

ただし、尿石などのこびりつきがひどい場合は、クエン酸などの酸性洗剤を使ってお掃除します。酸性洗剤がノズルに残っていると、人の肌に悪い影響を与えることがありますので、お掃除後はしっかり洗剤を除去しましょう。

 

【ノズルを拭く】

しっかりと絞った柔らかい布に中性洗剤の溶液を含ませ、ノズルを優しく拭きます。こまめに布を濡らしながら、汚れや水垢を丁寧に取り除きます。ウォシュレットノズルは水をかけて濯ぐことができないので、洗剤拭きをした後は、水道水に浸した雑巾で拭き、洗剤を取り除きます。

 

【細かい部分を掃除】

ノズルの周りや、水が噴射される穴などの細かい部分も忘れずに掃除します。歯ブラシや綿棒を使用して、細かい箇所の汚れを取り除きましょう。

尿石やカビ汚れが溜まると、ウォシュレットの穴が塞がれ、水がでなくなったり、変な方向に飛び出すようになりますので、定期的にブラシで擦ってゴミを取り除きましょう。

 

【乾燥させる】

ノズルを拭いて水分を取り除き、ノズルを元の位置に戻して自然乾燥します。便座の蓋を閉めておくと乾きが悪くなるので、便座蓋を開き、同時に窓も開けて換気扇も回しておきましょう。トイレの中に湿気が滞留しないように気をつけましょう。

 

お掃除の頻度は？

トイレノズルのお掃除は、毎回のトイレ掃除の際にやるのが理想ですが、忙しくて時間が取れないという人は、最低でも月に1度は引き出してお掃除するようにしましょう。

ウォシュレットはトイレの中でも最も汚れやすく、不潔になりやすいところです。清潔さを保つには、こまめなお掃除が絶対に不可欠です。

 

温水洗浄便座も分解して徹底的にキレイにします！おそうじ革命のトイレクリーニング

トイレの温水洗浄便座の下には、普段のお掃除で見逃されている汚れがびっしり！なんてことも珍しくありません。これらの汚れは、トイレの悪臭の原因となるだけでなく、有害な病原菌の繁殖を促すなど、人の健康にも大きな悪影響を及ぼします。

 

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