マンションの悪臭の原因は換気扇！？ 悪臭が発生するメカニズムと今すぐできる対策を徹底解説

玄関を開けた瞬間、古くなった油のような臭いや、どこか下水っぽいような不快な臭いが漂ってくることはありませんか？

「掃除しているのに臭いが消えない」
「どこから臭っているのかわからない」
実はその不快な臭い、換気扇が原因かもしれません。

マンションなどの集合住宅では、複数の部屋が同じ排気ダクトを共有していることが多く、隣人の生活臭や外気の臭いが換気扇を通して室内に入り込んでくるケースが少なくありません。
また、換気扇自体の汚れや部品の劣化が、臭いの元になっていることも。

この記事では、

• 換気扇から臭いがする「よくある原因5選」
• 賃貸でもすぐにできる「臭い対策5選」

この2つに分け、お部屋の不快な臭いの原因を探っていきます。

「原因不明の臭いにもう悩まされたくない」という方は、ぜひお読みください。
悪臭を解消し、お部屋を快適な空間に変えるためのヒントが、きっと見つかるはずです。

マンションなどの集合住宅で、お部屋に入った瞬間「なんだか変な臭いがする…」と感じたことはありませんか？
料理をしていないのに油っぽい臭いや、下水のような臭いがふわっと流れてくる場合、その臭いは換気扇から逆流している可能性が高いです。

この章では、換気扇から不快な臭いがする場合の、「よくある5つの原因」をご紹介します。

多くのマンションでは、複数の部屋が同じダクトを共有しています。
そのため、隣の部屋や上の階の人が料理をしたりタバコを吸ったりすると、その臭いが換気扇を通じて自分の部屋に入ってきてしまうことがあります。
特に風の流れが悪い日や、気圧の影響を受けやすい構造のマンションでは、この「臭いの逆流」が起きやすくなります。

キッチンの換気扇は、長年使っていると油汚れやホコリが内部にたまっていきます。
汚れたレンジフードやダクトを掃除せずに放置していると、そこにカビが生えたり、油が堆積したりして、カビ臭や酸化した油のような臭いが発生することも。
換気扇内部は、普段見えない部分だけに汚れに気づきにくいですが、不快な臭いがする場合は、フィルターやファンだけでなく、奥のダクト内も汚れている可能性があります。

建物によっては、キッチン・トイレ・浴室などの排気が同じダクトにまとめられていることがあります。
こうした構造のマンションでは、風向きや気圧の変化によって、トイレやお風呂の空気がキッチン側に流れ込んでくることがあり、下水っぽい臭いや湿気を感じる原因になります。
特に、築年数が経っている物件では、こうした排気ダクトからの逆流による臭いのトラブルが起こりやすい傾向にあります。

建物の排気口のそばにゴミ置き場があったり、飲食店の排気口が近くにあると、そこから発生する臭いが換気扇を通じて室内に入り込むこともあります。
また、季節や天候によっては、湿気や草いきれなどの臭いの強い外気がそのまま室内に入ってきて不快に感じるケースも少なくありません。

換気扇には、外から空気や臭いが入ってこないようにする「逆流防止弁（ダンパー）」がついています。
これが壊れていたり、正しく取り付けられていなかったりすると、さまざまな外気・臭いが室内に逆流してきます。

ダンパーは外からは見えない位置に取り付けられているので、故障に気づかないことも多いです。
「室内の臭いが気になるけど、心当たりがない」という方は、ダンパーが故障している可能性も考えられますので、早めに大家さんや管理組合に相談してみましょう。

「心当たりがないのに、お部屋が臭い。」そんなお家の中の不快な臭いは、実は換気扇そのものが汚れていたり、換気扇を通して隣戸や外から運ばれている可能性が高いです。
換気扇が原因の不快な臭いを取り除くには、定期的にお手入れをするなどして、換気扇にしっかりとした臭い対策を施すことが大切です。

この章では、賃貸物件でも可能な換気扇の臭い対策を5つご紹介いたします。

換気扇からの不快な臭いは、換気扇そのものについた汚れが原因かもしれません。
油汚れやホコリがフィルターやファンにこびりついていると、それ自体が臭いの原因になります。

臭いが気になる場合は、まず最初に換気扇フィルターをお掃除して、臭いの原因である汚れを取り除きましょう。

【用意するもの】

• ゴム手袋
• ブラシ（サッシブラシなどの使いやすいものがおすすめ）
• 洗剤水（バケツ一杯の水に台所用洗剤を2,3滴）
• 乾拭き用の雑巾2,3枚

  【掃除の手順】

1. 換気扇の運転を止める（スイッチがない場合はブレーカーを落とす）
2. 換気扇フィルターを取り外す（説明書に従ってください）
3. 洗剤水にフィルターをひたして5分ほど放置
4. ブラシを使ってフィルター表面の汚れを擦り落とす
5. たっぷりの水で汚れと洗剤を洗い流す（フィルターの裏から水をかけましょう）
6. 風通しの良い室内でフィルターを陰干し（完全に乾くまで待ちましょう）
7. 換気扇にフィルターを正しく取り付ける

換気扇のフィルターは、臭いの原因の粒子を含め、空気中に漂うさまざまな不純物を濾過しています。
フィルターをキレイな状態に保っておくだけで、室内の臭いは驚くほど軽減されますので、定期的にお掃除するように心がけましょう。

換気扇の内部には「逆流防止弁（ダンパー）」と呼ばれる部品が付いていることがあります。
ダンパーは、外からの空気や臭いが逆流しないようにする部品です。このダンパーが古くなっていたり破損していると、逆流防止の機構がうまく作動しなくなり、室内に外気が逆流してくるようになります。
この弁の動きや破損をチェックし、破損している場合は速やかに交換しましょう。不安な場合は電気工事業者などに相談しても良いでしょう。

室内の気密性が低いと、外から室内に空気が侵入しやすくなります。
窓やドアの隙間から風が出入りしていると、換気扇の排気の流れが乱れ、逆流が起きやすくなるのです。

マンションの高層階などは、外風が強く、窓を開けることができない場合があります。
こうした物件は、窓を開けなくても換気ができるよう、建設の際に空気の流れを緻密に計算しています。
そのため、ちょっとした隙間でも空気の対流のバランスが崩れ、嫌な臭いが侵入しやすくなります。

お部屋の気密性が気になる場合は、隙間テープなどで目張りしてみましょう。
こうした隙間風対策をするだけでも、臭いが改善されることがあります。

お掃除や部品交換などの対策をしても悪臭が改善しない場合は、建物全体の構造やダクトに問題がある可能性があります。
共用ダクトの設計不良や故障が発生している恐れもありますので、管理会社や大家さんに相談しましょう。
相談する際は、今までに行った臭い対策をしっかりと説明し、「対策をしているのに臭いが改善しない」ということを強調して伝えると、速やかに対応してもらえる可能性が高まります。

築年数が経っているマンションでは、ダクト内に長年蓄積された油汚れやカビが臭いの原因になっているケースもあります。
こうなると、一般家庭でのお掃除ではダクトの奥までキレイにすることは難しいので、専門業者に手配してダクト清掃をしてもらう必要があります。

ダクト清掃をプロのクリーニング業者に依頼すれば、内部に溜まった汚れを高圧洗浄や専用機材で徹底的に取り除いてくれます。
費用はかかりますが、不快な臭いから解放されたいとお考えなら、検討する価値は十分にあると言えるでしょう。

おそうじ革命では、キッチンレンジフードをはじめ、あらゆる場所の換気扇・換気口のクリーニングをご提供しております。
おそうじ革命の換気扇クリーニングは、換気扇のフィルターはもちろん、内部にある送風ファンやファンが収納されているドラムや基板も取り外し、一つ一つ分解して溜まった汚れを全てキレイにお掃除いたします。

換気扇には、複雑な電気部品やパーツ、モーターなどが接続されていますので、下手に分解すると故障や破損の恐れがあります。
おそうじ革命では、こうした不慮の事故やケアレスミスを未然に防ぐため、スタッフに徹底的な技術研修を実施している他、換気扇の機種や分解の注意点なども、クラウドシステムを通じて全社員に共有しています。 

換気扇から発生する不快な臭いの原因は、換気扇内部の汚れである可能性があります。
換気扇から出る悪臭にお困りの方、換気扇の効きが悪いと感じている方は、おそうじ革命へ一度ご相談ください。

おそうじ革命には、数多の現場を経験したプロ中のプロしか在籍しておりません。
おそうじ革命にご依頼いただければ、そんなプロ中のプロたちが、あなたのご自宅の換気扇を、安全かつ徹底的にお掃除させていただきます。

ぜひこの機会に、おそうじ革命の換気扇クリーニングをお試しください。