公開日:2026/02/04

更新日:2026/02/04

エアコンのクリーニングを検討する際、「防カビ・抗菌コート」というオプションを目にすることがあるかと思います。
「本当に必要なの?」「追加料金を払う価値はある?」など、この追加コーティングの効果について疑問に思う方も少なくないでしょう。

実は、エアコン内部に潜むカビは、アレルギーなどの健康被害を引き起こすだけでなく、電気代の増加や故障の原因にもなる非常に厄介な存在です。
そのため、防カビ・抗菌コートを追加するのには明確な理由があり、その必要性を理解することが快適で経済的な生活空間を維持する鍵となります。

この記事では、科学的な根拠に基づいたコートの効果から具体的な方法、作業工程、推奨される頻度、そして気になる費用相場まで、あらゆる角度から詳しく解説していきます。
失敗や後悔をしないためにも、プロの作業内容を把握し、専門業者への依頼がなぜ必要かを明らかにしますので、ぜひ参考にして下さい。

この記事を読んで分かる4つのポイント

  • エアコンの防カビ抗菌コートがなぜ追加で必要なのかという科学的根拠
  • カビや菌が引き起こす健康被害や経済的損失に関する具体的なデータ
  • コート施工の作業内容や専門業者が推奨する頻度と費用の詳細
  • なぜDIYではなくプロの専門業者に依頼することが最善の選択なのか

エアコンの防カビ抗菌コートを追加する必要性

エアコンを快適に使い続けるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
中でも、内部のカビや菌の繁殖を防ぐための対策は、健康面や経済面においても非常に大切です。

ここでは、なぜ防カビ抗菌コートを追加で施す必要があるのか、その根本的な理由と、具体的なデータに基づいたメリットについて掘り下げていきます。

エアコンの防カビ・抗菌コートを追加する理由

エアコンに防カビ・抗菌コートを追加すべき最大の理由は、エアコンの構造そのものにあります。
冷房運転中、エアコン内部の熱交換器は急激に冷やされるため、空気中の水分が結露し、常に湿った状態になります。
この水分と、室内の空気中に含まれるホコリや汚れが組み合わさることで、カビや雑菌が繁殖するための絶好の環境が生まれてしまうのです。

エアコン購入時に元々施されているコーティングだけでは、長期間の使用によって効果が薄れていきます。
特に、使用頻度が高まる夏場などを経ると、内部の汚れは蓄積される一方です。
そのため、定期的なクリーニングと合わせて、新たに防カビ・抗菌コートを追加することで、カビの発生を根本から抑制し、クリーンな状態を長く維持する必要があるのです。
これは、エアコンの性能維持だけでなく、室内の空気を清潔に保つための予防策と言えます。

カビ対策としてのコートの必要性

エアコン内部で繁殖したカビは、運転時に風と共に室内に放出されます。
これらのカビ胞子を吸い込むことで、アレルギー性鼻炎や気管支喘息、アトピー性皮膚炎といった健康被害を引き起こす可能性があります。

環境再生保全機構の報告によると、室内環境におけるアレルゲンの中でも、カビ(真菌)はダニに次いで重要な原因とされています。

特に、小さなお子様や高齢者、アレルギー体質の方がいるご家庭では、深刻な問題に発展することも少なくありません。空気中に浮遊するカビは、アレルギー反応だけでなく、感染症や中毒症状を引き起こす原因ともなり得ます。

代表的なカビであるアスペルギルス属の真菌は、免疫力が低下している人の体内に入るとアスペルギルス症という呼吸器感染症を引き起こすこともあり、決して軽視できません。

防カビ抗菌コートは、このような健康リスクを未然に防ぐために極めて有効な手段となります。
コーティング剤がカビの栄養源となる汚れを固め、菌の繁殖そのものを抑制する働きをします。

これにより、エアコンから吹き出される空気を清潔に保ち、家族が安心して過ごせる室内環境を守ることにつながるのです。

単なる汚れ対策ではなく、健康管理の一環として、このコートの必要性を考えることが大切です。

出典:環境再生保全機構「アレルゲン対策」

コートをしないとどうなるのかを解説

もし、エアコンの防カビ抗菌コートをせずに放置した場合、いくつかの深刻な問題が発生する可能性があります。

健康への悪影響

最も懸念されるのが健康被害です。
カビの胞子が室内に飛散し続けることで、アレルギー症状の悪化や、夏型過敏性肺炎といった病気を引き起こすリスクが高まります。

特に夏型過敏性肺炎は、エアコン内部で増殖しやすいトリコスポロンというカビが原因で発症することが多く、咳や発熱といった症状が現れます。

エアコンを稼働させるたびに、目に見えないカビを部屋中に撒き散らしている状態を想像してみてください。
知らないうちに、家族の健康が脅かされているかもしれません。

不快な臭いの発生

エアコンをつけた瞬間に感じる、あの酸っぱいような、埃っぽいような嫌な臭いの主な原因は、内部で繁殖したカビです。この臭いは、市販の消臭スプレーなどでは根本的な解決にはならず、来客時に不快な思いをさせてしまうことにもなりかねません。

エアコンの性能低下と電気代の増加

熱交換器にカビやホコリがびっしりと付着すると、空気の通り道が妨げられ、熱効率が著しく低下します。

大手空調メーカーの実験データによれば、3年間フィルター掃除をしなかったエアコンは、定期的に清掃した場合と比較して消費電力が約48.9%も増加したという結果が報告されています。

このデータはフィルターのみですが、エアコン内部の熱交換器やファンにまで汚れが及んだ場合、さらに効率は低下すると考えられます。

熱交換器のフィンが目詰まりすると、風量が大幅に落ち、部屋が冷えるまでに通常よりもはるかに長い時間と多くの電力が必要になるのです。 

また、経済産業省資源エネルギー庁も、エアコンのフィルターを2週間に一度清掃するだけで、冷房時で約4%、暖房時で約6%の消費電力削減になり、年間で約990円以上の電気代節約につながるとしています。

クリーニングを怠ることは、年間数千円から、状況によっては一万円以上の無駄な出費につながる可能性があるのです。

出典:経済産業省 資源エネルギー庁「エアコンの省エネレッスン」

エアコン本体の寿命短縮

汚れが詰まった状態で運転を続けることは、エアコンの心臓部であるコンプレッサーに大きな負担をかけます。
過度な負荷は故障の原因となり、エアコン本体の寿命を縮めることにつながります。

多くのエアコンには、製造年から10年が「設計上の標準使用期間」として定められています。

しかし、メンテナンスを怠ることで、この期間を待たずに故障し、高額な修理費用や買い替え費用が発生する可能性も否定できません。

期待できる効果はどれくらいのものか?

防カビ抗菌コートを施工することで、これらの問題を未然に防ぎ、多くのプラスの効果が期待できます。

第一に、カビや雑菌の繁殖を長期間にわたって抑制し、清潔な室内環境を維持できます。
アレルギーの原因となる物質の飛散を防ぎ、家族の健康を守ることにつながります。

第二に、カビ臭さなどの不快な臭いの発生を元から断つことができます。
これにより、一年中いつでも爽やかな空気の中で快適に過ごすことが可能です。

第三に、熱交換器がクリーンな状態に保たれるため、エアコン本来の性能を最大限に発揮できます。
冷暖房効率が改善され、結果として前述のような電気代の節約にもつながるでしょう。

そして最後に、エアコン内部への汚れの固着を防ぐ効果もあります。
これにより、次回のクリーニング時の汚れ落ちがスムーズになり、メンテナンスがしやすくなるという利点も生まれるのです。

費用対効果で考えるメリット

防カビ抗菌コートには追加の費用がかかりますが、長期的な視点で見ると非常に高い費用対効果が期待できます。

例えば、コートを施工する費用が数千円だったとします。
一方で、コートをせずにカビが原因でエアコンの効率が低下し、年間で数千円の電気代が余分にかかるとします。
この時点で、数年単位で見ればコートの費用は回収できる計算になります。

さらに、カビが原因で家族がアレルギーを発症した場合の医療費や、エアコンが故障した場合の修理・買い替え費用(10万円以上かかることも珍しくありません)を考慮すると、その差はさらに大きくなるでしょう。

数千円の初期投資で、これらの将来的なリスクや出費を回避できると考えれば、防カビ抗菌コートは単なる出費ではなく、健康と家計を守るための賢明な「投資」であると捉えることができます。

効果的にエアコンに防カビ抗菌コートをするには、プロの業者に依頼して、専門的なサービスを受けることが推奨されます。プロの持つ専門的な知識と経験値で、確実にエアコンに防カビ抗菌コートを掛けてくれます。
おそうじ革命」では、上に紹介したエアコンの防カビ抗菌コートサービスを全都道府県で行っており、専門知識を持つ、経験値の高いスタッフを揃えています。
常に適正なお見積もりを心掛けていますので、新たにエアコンの防カビ抗菌コートを考えている方は、ぜひ一度ご相談下さい。


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エアコン防カビ抗菌コートの追加が必要な時の依頼方法

エアコンの防カビ抗菌コートの重要性を理解した上で、次に考えるべきは「どのようにして依頼し、どのような作業が行われるのか」という点です。
ここでは、具体的なサービス内容から依頼方法、費用の相場、そしてなぜ専門業者に任せるべきなのかについて詳しく解説します。

防カビ抗菌コートの具体的な内容

プロの専門業者が行う防カビ抗菌コートは、単にスプレーを吹きかけるだけの簡易的なものではありません。
その効果を最大限に引き出すため、計算された手順に沿って施工されます。

まず、コーティングの前提として、エアコン内部の徹底的なクリーニングが不可欠です。
カビやホコリが残った状態で上からコーティングをしても、汚れを閉じ込めてしまうだけで意味がありません。

そのため、高圧洗浄機など専門の機材を用いて、熱交換器や送風ファンといった内部の隅々まで洗浄します。

洗浄・乾燥後、専用のコーティング剤を均一に塗布していきます。
使用されるコーティング剤には様々な種類があり、代表的なものに、銀イオン(Ag+)の力で菌の繁殖を抑制するタイプや、光触媒(酸化チタン)を利用して光が当たるたびに抗菌・消臭効果を発揮するタイプなどがあります。

銀イオンは、菌の細胞膜に付着してその活動を停止させるため、持続的な抗菌効果が期待できます。

一方、光触媒は、室内の蛍光灯などの光エネルギーを利用して、付着した有害物質や臭いの元を水や二酸化炭素に分解する作用を持ち、消臭効果も高いのが特徴です。

これらの薬剤は、SIAA(抗菌製品技術協議会)などの認証を受けた、安全性が高く、人体への影響が少ないものが選ばれています。
この丁寧な下準備と専門的な薬剤の選定こそが、プロの作業の価値と言えます。

実際の作業工程と依頼の方法

実際に専門業者へ依頼してから作業が完了するまでの流れは、おおむね以下のようになります。

依頼から作業当日までの流れ

  1. 問い合わせ・申し込み:電話やウェブサイトから、エアコンクリーニングと防カビ抗菌コートを希望する旨を伝えます。
  2. 日程調整:業者と相談の上、作業を実施する日時を決定します。
  3. 事前確認:作業内容や料金について最終的な確認が行われます。

当日の作業工程

  1. 準備・養生:作業場所の周辺が汚れないよう、ビニールシートなどで丁寧に養生します。
  2. エアコンの分解:カバーやフィルターなど、取り外せる部品を慎重に分解していきます。
  3. 内部の高圧洗浄:専用の洗浄機と薬剤を使い、熱交換器やファンなど内部の汚れを徹底的に洗い流します。
  4. 部品の洗浄:取り外したパーツ類も、一つひとつ丁寧に洗浄します。
  5. 乾燥:洗浄した各部品をしっかりと乾燥させます。
  6. 防カビ抗菌コートの塗布:乾燥を確認した後、コーティング剤を専用の噴霧器で内部に均一に吹き付けます。
  7. 組み立て・試運転:分解した部品を元通りに組み立て、正常に作動するかを確認して作業完了です。

作業時間全体の目安としては、通常のクリーニングに加えて30分から1時間程度長くかかると考えておくとよいでしょう。

おすすめされる施工の頻度とは

防カビ抗菌コートの効果は永続的ではありません。
エアコンの使用状況や設置されている環境によって持続期間は異なりますが、一般的には1年から2年に1回の頻度で施工することが推奨されています。

特に、以下のようなご家庭では、1年に1回の定期的な施工を検討するのが望ましいです。

  • リビングなど、エアコンの使用時間が長い部屋
  • キッチンが近いなど、油汚れを吸い込みやすい環境
  • 小さなお子様やペットがいるご家庭
  • アレルギー体質の方がいるご家庭
  • 湿気が多く、カビが発生しやすい地域にお住まいの場合

定期的にコートを再施工することで、常にエアコンを清潔な状態に保ち、その効果を最大限に維持することができます。

目安となる料金や費用の相場

防カビ抗菌コートは、多くの場合、エアコンクリーニングのオプションサービスとして提供されています。
そのため、料金は「クリーニング料金 + コーティング料金」という形になります。

市場の相場としては、通常の壁掛けエアコン1台あたりのクリーニング料金が8,000円から15,000円程度、そして防カビ抗菌コートの追加料金が3,000円から6,000円程度となっています。

つまり、合計で11,000円から21,000円程度が目安となるでしょう。

お掃除機能付きエアコンの場合は、構造が複雑で分解・組み立てに手間がかかるため、クリーニング料金・コーティング料金ともに5,000円から10,000円ほど高くなる傾向があります。

決して安い金額ではありませんが、前述の費用対効果を考えれば、十分に価値のある投資と言えるはずです。

プロの作業が必要、専門業者への依頼

近年では、市販のDIY用エアコン洗浄スプレーや防カビスプレーも数多く販売されています。
しかし、エアコンの防カビ対策に関しては、プロの専門業者へ依頼することを強く推奨します。

その理由は、第一に「安全性」です。
エアコンの内部には電装部品が集中しており、知識なく洗浄剤を使用すると、トラッキング現象などを引き起こし、故障や火災の原因となる危険性があります。
プロは構造を熟知しているため、電装部分を適切に保護しながら安全に作業を行います。

第二に「効果の確実性」が挙げられます。
市販のスプレーでは、表面的な汚れしか落とせず、内部の奥深くにこびりついたカビや汚れを完全に取り除くことは困難です。
また、洗浄剤のすすぎが不十分だと、残った薬剤が新たな汚れやカビの原因となり、かえって状況を悪化させるケースも少なくありません。

専門業者は、10リットル以上の大量の水を使った高圧洗浄機によって根本的な汚れと洗剤成分を完全に洗い流した上でコーティングを行うため、効果の持続性や確実性が全く異なります。

そして第三に「専門的な薬剤と機材」の使用です。
業者が使用するコーティング剤は、市販品よりも効果が高く、持続性に優れたものがほとんどです。
これを専用の機材でムラなく塗布することで、最大限の効果を発揮させることができるのです。

さらに第四が「保証」です。
万が一のトラブルに備え、多くの専門業者では作業後の保証制度を設けています。
DIYでエアコンを破損させてしまった場合、修理費用は全て自己負担となりますが、業者に依頼すればそうしたリスクも回避できます。

これらの点から、確実な効果と安心を得るためには、専門業者への依頼が最も賢明な選択となります。
エアコンの防カビ抗菌コートに関する重要なポイントを以下にまとめます。


エアコンの防カビ抗菌コートは追加する必要があるのか?の総括

  • エアコン内部は結露によりカビが繁殖しやすい環境である
  • カビの繁殖はアレルギーなど健康被害の原因となる
  • コートをしないと不快な臭いや性能低下、電気代の増加につながる
  • エアコン本体の寿命を縮めてしまう可能性もある
  • 防カビ抗菌コートはカビや菌の繁殖を長期間抑制する
  • 室内の空気を清浄に保ち、家族の健康を守る効果がある
  • エアコンの性能を維持し、電気代の節約に貢献する
  • 将来的な高額出費を防ぐ、費用対効果の高い投資である
  • コート施工は、専門業者による徹底的な内部洗浄が前提となる
  • コーティング剤には銀イオンや光触媒など専門的な種類がある
  • 推奨される施工頻度は1年から2年に一度が目安である
  • 料金はクリーニング代に追加されるオプション費用となる
  • DIYでの施工は故障や効果不十分のリスクが高い
  • 専門業者への依頼が最も安全で確実な方法である
  • 快適で健康的な生活空間を維持するために防カビ抗菌コートは必要不可欠

まとめ

エアコンを綺麗な良い状態に保ち、効果的にクリーニングしたい方にとって、プロの業者に依頼して、専門的なサービスを受けることは検討すべき内容です。
実際に利用されるお客様の視点から考えると、エアコンが綺麗になり、清潔感や安心感が上がる利点は大きいです。
また、エアコンの防カビ抗菌コートをしっかり加工することによって、お客様の満足感にも繋がります。
実際にお部屋やオフィスに対して、これらの防カビ抗菌コートがいかに効果的か、お分かりになったと思われます。

おそうじ革命」では、上に紹介したエアコンのクリーニング全般に関する作業を全都道府県で行っています。
常に適正なお見積もりを心掛けていますので、エアコンの防カビ抗菌コートサービスを希望される方や依頼を考えている方は、ぜひ一度ご相談下さい。

エアコンを清潔にキープし寿命を延ばす

クリーニング後のキレイな状態を長持ちさせる防カビ抗菌コートもおすすめです!