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石鹸カスにはこれが効く!市販の道具・洗剤で驚くほどキレイに!

2019年12月12日(おそうじ革命) 浴室

お風呂場の床や壁、浴槽のヘリなどにつく白い汚れは石鹸カスといいます。

石鹸カスはその名の通り石鹸が主成分となっており、一度付着すると、その後お風呂を使用するたびにどんどん層を成して溜まって行き、汚れがひどくなると、スポンジでゴシゴシやるだけでは落ちなくなってしまいます。

石鹸カスはカビのエサになることでも有名です。放置しているとカビのコロニーを拡大させてしまう原因ともなりますので、なるべくこまめにお掃除してあげたい汚れと言えます。

でも、「石鹸カスってどうやったら落ちるの??ていうか石鹸カスってなに??」という疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。ご安心下さい。今回の記事では、石鹸カスとはそもそもなんなのか、どんな洗剤で落ちるのか、を解説させていただくだけでなく、10万件の作業実績を誇るおそうじ革命スタッフの石鹸カス落としのテクニックについて徹底的にご紹介させていただきます。


石鹸カスとは

石鹸が水道水に含まれるミネラルと反応して脂肪酸カルシウム、脂肪酸マグネシウムとなった「金属石鹸」、汚れに対して石鹸の量が少なかった場合にできる「酸性石鹸」が石鹸カスの主な成分です。身体を洗ったあとのすすぎ水などに含まれた石鹸カスは、すすぎ水の飛散した箇所や流れていった排水溝、床のデコボコ、浴槽のヘリなどに留まったまま乾燥し、これが繰り返されることでどんどん層になっていきます

石鹸カスは堆積していくと白く粉を吹いたような汚れとなり、見た目がとても不快なだけでなく、この石鹸カスをエサとしてカビが増殖したりするなどの悪影響もありますので、そうした二次的な汚れを予防するためにもキレイに取り除いておきたい汚れと言えます。

しかし、長い時間をかけて堆積した石鹸カスは通常のバスクリーナーでは落ちない汚れになっています。

おそうじ革命で担当させていただいたお客様のなかにも、「何度も何度もこすったのに効果がない!」「あきめて業者さんに頼んじゃった」など、カチカチの石鹸カスにお手上げ状態のお客様が数多くいらっしゃいました。

石鹸カスはやはり業者さんに頼まないと落ちない特殊な汚れなのでしょうか??

いいえ、そんなことはありません。石鹸カスに効く洗剤や道具は街のドラッグストアやホームセンターでも売られています

次の項では石鹸カスに効く洗剤と、便利な道具、実際にプロがやってる汚れ落としのテクニックについて解説したいと思います。


石鹸カスの落とし方

石鹸カスに有効な洗剤

石鹸カスには”アルカリ性”の洗剤が効果があります。通常市販されているバスマジックリンなどの洗剤は、界面活性剤などを主成分とした「中性」です。界面活性剤などの中性洗剤は汚れを付着した箇所から浮き上がらせる効果がありますが、層になった石鹸カスの根元まで浸透するほどの洗浄力はありません。幾重にも積み重なってきた石鹸カスを落とすには、石鹸カスそのものを分解・反応させるアルカリ性の洗剤を用いる必要があります。

また、酸性の洗剤も石鹸カスの分解には効果がありません。しつこい石鹸カスを落とすには、かならずアルカリ性の洗剤を使用するようにしましょう。

市販されている洗剤が中性なのか酸性なのか、アルカリ性なのかを判断するには、洗剤ボトルの裏を確認しましょう。必ず成分表記のなかにPH値が記述されてありますので、アルカリ性と表記のあるものを選ぶのがポイントです。

用意する道具

石鹸カスを落とすには、洗剤を吹きかけたあとにスポンジやブラシで擦って石鹸カスと洗剤の反応を促進してあげると効果的です。

石鹸カスの表面を削り、なおかつ下地に傷などを残しにくい「メラミンスポンジ」で擦ってあげるといいでしょう。

メラミンスポンジでも形状に変化がない場合は、歯ブラシなどの古ブラシで表面を擦って洗剤を反応させてあげるとより深くまで洗剤が浸透します。

・頑固な汚れには

石鹸カスの層が分厚くなりすぎてメラミンスポンジやブラシなどでは歯が立たないときは、物理的に石鹸カスを削ってしまうのも手です。番手の高いサンドペーパーで石鹸カスを擦り、層を薄くしてから再度アルカリ性洗剤とメラミンスポンジで擦ってあげましょう。このとき、削りすぎると下地を傷つけてしまう場合がありますので、少しずつ削って様子を見ながら作業して下さい。

そのほか、ヘラで削る方法もあります。このとき、金属製のヘラだとまた下地を傷つけてしまうおそれがありますので、プラスチック製のヘラを使用すふことをオススメします。

注意点

アルカリ性洗剤は酸性のものに反応しますので、弱酸性の人の肌を溶かしてしまうおそれがあります。必ずゴム手袋を着用し、洗剤が直接手に触れないように気をつけて下さい。万が一皮膚についてしまった場合は流水で十分に洗い流します。

また、アルカリ性洗剤は酸性洗剤と混ざると中和してしまい、効果が得られなくなります。お風呂掃除の際、アルカリ性洗剤と酸性洗剤は別々に使用し、それぞれの洗剤が十分に効果を発揮できるよう配慮してあげましょう。


水垢と石鹸カスの違い

水垢と石鹸カスはよく混同されがちですが、水垢は酸性洗剤、石鹸カスはアルカリ性洗剤と、使用する洗剤が違うまったくの別物です。

水垢にアルカリ性洗剤、石鹸カスに酸性洗剤を使っても効果がありませんので、しっかり違いを見極める必要があります。水垢と石鹸カスの具体的な違いは下記の通りです。

水垢

・水道水に含まれるミネラルが乾いてできたもの

・蛇口まわりや扉の周辺などに発生する

・粒子が粗く、硬くてカリカリした感じの汚れ

石鹸カス

・石鹸に含まれる成分が水道水と反応したりしてできるもの

・床や排水溝、浴槽のヘリなどに発生する

・粒子が細かく表面に微細な粉が吹いている感じの汚れ


石鹸カスを溜めない工夫

石鹸カスは溜まって層になると落とすのがとても大変です。お掃除の手間を減らすなら、やはり日常的なメンテナンスが重要になります。

石鹸カスは発生した直後なら水に流れます。なので、お風呂を使用した直後にシャワーなどで残留している石鹸カスをしっかり流してあげると石鹸カスが溜まるのを防いでくれます。

ただし、水で流すだけでは細かい溝に溜まった石鹸カスなどは取り除くことが難しいです。水を流しながら、同時に柄のついたモップなどで排水溝、浴槽のヘリなどを擦ってあげると効率よく石鹸カスを除去できます。

毎回とまでは言いませんが、何日かに一度この作業を行っておくと、大掃除の際に市販の中性バスクリーナーでも十分石鹸カスを落とすことができますのでオススメです。


まとめ

・石鹸カスは石鹸に含まれる成分が水道水と反応したり(金属石鹸)、石鹸の泡立ちが悪い(酸性石鹸)と発生する

・石鹸カスはカビのエサとなるため、ほっておくとカビが発生し不衛生な状態となる

・石鹸カスにはアルカリ性洗剤が有効。洗剤ボトルの裏のPH値表記を確認する

・メラミンスポンジ、ブラシなどで表面を擦りながら洗剤と石鹸カスを反応させるとよく落ちる

・汚れがひどい場合は番手の高いサンドペーパーやヘラなどを使用して削り落とす。下地を傷つけないよう注意が必要

・石鹸カスと水垢はまったく違う成分。石鹸カスはアルカリ性洗剤と、水垢は酸性洗剤と反応する。違いを見極めてそれぞれに効果的な洗剤を使用する

いかがでしたでしょうか??夏場は特にお風呂場を使用することが多くなります。石鹸カスを落とすテクニックと、石鹸カスを溜めないメンテナンスを心がけると、お風呂場のキレイをずっと維持できますよ!

石鹸カスがキレイに除去されると、水の弾きかたも変わり、お風呂場がピカピカになります!ぜひこの機会に石鹸カスをキレイに落として、つるんとしたお風呂場を取り戻しましょう!

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