ドラム式洗濯機の掃除方法大全!オキシクリーンorハイターを使った除菌で洗濯物の臭いを解消!
更新日:2025年06月11日 洗濯機クリーニング
洗濯物が取り出しやすい、使う水の量が少なくて済む、オシャレ、などの理由で、最近ではドラム式の洗濯機を使う人が増えています。
この記事をご覧のみなさまの中にも、ドラム式洗濯機を愛用されている方も多いのではないでしょうか?
そんなドラム式洗濯機ですが、縦型洗濯機と同様、お洗濯をするたびに内部に汚れやゴミが溜まっていきます。
洗濯機に残った汚れは、洗濯時に再び衣類に付着し、洗濯物の臭いの原因となります。
衣類の臭いを防ぐには、定期的にお掃除をして洗濯機を清潔な状態に保っておくことが大切です。
今回の記事では、ドラム式洗濯機のお掃除にスポットを当て、ドラム式洗濯機に付く汚れや、オキシクリーンなどを使ったお掃除方法について解説していきます。
ドラム式洗濯機に付着する汚れの種類
ドラム式洗濯機のお掃除をする前に、まずは洗濯機にはどのような汚れが付着するのかについて見ていきましょう。
洗濯機内部に発生する汚れには、主に以下のような種類のものがあります。
ホコリ&繊維クズ
衣類に付着していたホコリや繊維のくずが、洗濯槽やフィルターに付着して発生する
カビ
洗濯物は水を使用するため、内部に湿気がこもります。
湿度が高い環境では、カビや雑菌が繁殖しやすくなります。
衣類の汚れ
衣類の汚れが洗濯機内に広がり、洗濯槽やフィルターに残ることがあります。
衣類に付着している皮脂や食べカスなどの有機物は、カビなどの細菌のエサになります。
時間の経過とともに汚れが頑固に
洗濯機の使用頻度が高いほど、洗濯機の内部には汚れが蓄積しやすくなります。
時間の経過とともに汚れは層になっていき、組織が強固になって落とすのが難しくなります。
洗濯機を清潔な状態に保つには、定期的に洗濯槽を清掃して、汚れが軽微なうちにキレイにしておくことが欠かせません。
次の章では、洗濯槽のお掃除方法についてみていきましょう。
オキシクリーンorハイターを使ったドラム式洗濯機の掃除方法
ドラム式洗濯機の洗濯槽をキレイにするには、オキシクリーンやハイターといった除菌漂白剤を使うのが効果的です。
オキシクリーンやハイターなどの漂白剤は、臭いの原因となるカビなどの細菌を殺菌してくれます。
この章では、オキシクリーンとハイターの違いや、漂白剤を使ったドラム式洗濯機のお掃除方法について解説していきます。
オキシクリーンとハイターは何が違う?
オキシクリーンとハイターは、どちらも漂白剤という洗剤ですが、その作用機序や成分には大きな違いがあります。
使用方法を間違えると重大な事故に繋がる恐れもありますので、まずはオキシクリーンとハイターの特徴や違いについてしっかり把握しておきましょう。
製品名 | 主成分 | 漂白タイプ |
---|---|---|
オキシクリーン | 過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤) | 酸素系 |
ハイター | 次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤) | 塩素系 |
オキシクリーン(酸素系) | ハイター(塩素系) | |
---|---|---|
脱色力 | 穏やか(色柄物にも使える) | 強力(色柄物には不向き) |
除菌・消臭力 | 高い(ただし塩素系ほどではない) | 非常に高い |
洗浄力 | 汚れを浮かして落とす(つけ置きに強い) | 強力な漂白力でカビや雑菌も分解 |
匂い | 無臭または軽い香り | 特有の塩素臭 |
素材への影響 | 比較的やさしい(ウール・シルクはNG) | 強い(金属・ゴム・デリケート素材はNG) |
用途によって使い分けましょう
上記のように、オキシクリーンとハイターには明確な違いがあります。
また、ハイターなどの塩素系漂白剤は、酸性洗剤と混ざると有毒ガスが発生するので、取り扱いや保管には注意が必要となります。
これらの洗剤を安全に使うためには、用途によって使い分けをすることが重要です。
オキシクリーンは洗剤による影響が相対的に小さいので、ドラム式洗濯機の洗浄には基本的にはオキシクリーンを使いましょう。
それでも汚れが落ちない場合は、ハイターを使って漂白するのがおすすめです。
ドラム式洗濯機の掃除手順
①大まかなゴミを取る
洗濯槽の洗浄を始める前に、まずはドラムの内部を覗き込み、手で拾えそうなゴミを拾っておきましょう。
ホコリや衣類の繊維、洗剤の溶け残りなどがあれば、この時点で雑巾などを使って取っておきます。
②フィルターの掃除
洗濯機フィルターにはホコリやゴミが詰まります。取り外してブラシや水で丁寧に掃除しましょう。
詰まりがひどい場合は、中性洗剤を2,3滴溶かしたぬるま湯(1リットル程度)にフィルターを10分程度つけおきし、再度ブラシで擦って洗いましょう。
③洗剤水の準備
ドラムの内部を洗浄するための洗剤水を用意します。
洗剤水に使用するオキシクリーンとハイター分量は次の通りです。
- オキシクリーン
水4リットルに対して28g(付属のスプーンまたはキャップ1杯) - ハイター
バケツ1杯の水に対して25ml(キャップ1杯)
洗剤の用法用量は正しく守りましょう。
洗剤ボトルに記載された指示に必ず従ってください。
前述のように、オキシクリーンとハイターには違いがあり、洗剤による影響もそれぞれで異なります。
まずはオキシクリーンでお掃除してみて、臭いが取れないようならハイターを使う、という順序で試してみましょう。
④洗剤のつけおき
ドラム式洗濯機の扉を開き、洗剤水を投入します。
そのまま1時間ほどつけおきをしましょう。
ドラム式洗濯機は、その構造上、全体を洗剤水で満たすことができないので、15分に1回くらいの間隔でドラムを4分の1回転させ、ドラム全体が洗剤水に浸るようにしましょう。
⑤通常コースで運転
つけおきが終わったら、通常の洗濯コースで運転します。
汚れがひどい場合は、複数回の洗浄を行うこともおすすめです。
また、ドラム式洗濯機には「槽洗浄モード」や「清潔モード」など、ドラム洗浄を行うためのモードが搭載されているものもありますので、そちらも活用してみてください。
⑥周辺の清掃
ドラム式洗濯機を洗浄している間に、排水口や洗濯パンのお掃除をしましょう。
排水口は、ブラシや竹串を使用して汚れやカスを取り除くと効果的です。
⑦洗濯槽の乾燥
洗浄が終わったら、最後に乾燥機をかけます。
乾燥機能のない洗濯機の場合は、蓋を開けたままにしておきましょう。
また、洗面所の換気扇を作動させたり、窓を開けるなどして、洗濯機置き場に湿度が籠らないようにしましょう。
内部に湿気が残っていると、そこからまたカビが繁殖するおそれがありますので、必ず最後に内部を乾燥させる工程を行いましょう。
定期的なクリーニングが重要
洗濯機のクリーニングは、使用頻度や洗濯機の置かれている環境によって異なりますが、1ヶ月に1回程度のスパンで行うことをおすすめします。
定期的にお掃除をしておくと、機器の寿命が延び、洗濯物を清潔な状態に保つことができます。
ドラム式洗濯機の嫌なニオイは洗濯パン(防水パン)が原因かも…?
「洗面所に入った瞬間、下水のような臭いがする」
「洗濯機の周辺から嫌な臭いがする」
こういったことに心当たりのある方は、洗濯パン(防水パン)のお掃除を検討された方が良いかもしれません。
洗濯パンとは、縦型やドラム式などの洗濯機を乗せているプラスチック製の板のことで、洗濯で出た排水を下水道に流してくれる役割があります。
この洗濯パンの内部には、ゴミの流出や下水の逆流を防ぐためのキャッチャーが取り付けられているのですが、ここにゴミやヘドロが溜まると、嫌な臭いが発生するようになります。
洗濯(防水)パンをお掃除するには、洗濯機をどかす必要があります。
しかし、洗濯機は非常に重く、また排水パイプが破損するおそれもありますので、ご自身で洗濯機を移動し、お掃除するのはリスクが大きいといえます。
洗濯機周辺から下水の臭いがするときは、クリーニング業者に相談して、プロの手を借りてお掃除されることをおすすめいたします。
洗濯機の分解洗浄&洗濯パンのお掃除もおまかせください!おそうじ革命
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排水キャッチャーを分解して洗浄し、専用の塩素系消毒液でしっかり除菌した後、洗濯パンに残ったゴミや汚れを徹底的に除去して、新品同様に仕上げます!
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