賃貸入居前のハウスクリーニングでどこまで綺麗になるの？原状回復について詳しく解説！

ハウスクリーニングとは、物件を、その部屋の住人やオーナーに替わってお掃除するサービスです。

多くの賃貸物件では、退去後に物件のキズを補修したり、故障を直したり、キレイにお掃除したりする「原状回復工事」が義務付けられており、オーナーは入居者から契約時に支払割れる敷金をこの原状回復工事の工賃に充当しています。

 

そんな原状回復クリーニングですが、作業を請け負う会社によってクオリティがかなり違います。

「引っ越したら部屋が汚くてびっくりした」という経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

今回のブログでは、「賃貸入居前のハウスクリーニング」について、どんな作業をしてくれるのか、どこまで綺麗になるのかや、部屋が汚い場合の対処法、およびクオリティの低い業者の特徴などについて、以下の見出しで詳しく解説しています。

賃貸入居前の「ハウスクリーニング」どこまで綺麗になる？

賃貸物件の賃貸借契約が成立すると、貸主（オーナー）側は該当物件を原状回復して借主に引き渡す必要があります。

これを「原状回復クリーニング」と呼ぶのですが、この原状回復クリーニングでは、具体的にどのような作業をしているのでしょうか？

この項では、賃貸入居前のクリーニングについて解説します。

 

賃貸入居前ハウスクリーニングはこんなことをやっています

賃貸入居前のお掃除、いわゆる原状回復クリーニングでは、主に以下のような作業をしています。

 

・窓ガラスおよびサッシのクリーニング

・ベランダなど外回りのクリーニング

・エアコンの表面およびフィルターのクリーニング

・キッチンのクリーニング

・レンジフード表面およびフィルターのクリーニング

・浴室のクリーニング

・浴室乾燥機、換気扇の表面およびフィルターのクリーニング

・トイレのクリーニング

・洗面所のクリーニング

・各部屋の収納、扉、床の清掃およびワックスがけ

・リビングの収納、扉、床の清掃およびワックスがけ

 

業者さんによっては、エアコンやレンジフードの内部洗浄もクリーニングメニューにセットになっていたり、逆に浴室鏡のウロコとりは別料金になっていたりなど、作業内容に若干の違いがあります。

クリーニングによってどこまでキレイにしてくれるのか、作業内容について知りたい場合は、電話で問い合わせて確認するのが確実です。

 

クリーニングのクオリティは業者によってさまざま

クリーニングのクオリティも会社によって千差万別です。

会社によっては、「お風呂の掃除は薬剤を撒いて水で流すだけ」、「床をろくに掃除せずにワックスをかける」、「何かにつけて追加料金を請求される」など、びっくりするような粗悪なサービスを提供しているところもあります。

 

入居した部屋が汚い！そんな時は…？

原状回復のクリーニングは、基本的に貸主が業者に発注して実施します。

そのため、原状回復クリーニングには借主側の意向が反映されにくいという特徴があります。

オーナーさんによっては、原状回復費用を抑えるために、質の悪い格安業者にクリーニングを依頼したり、自分でクリーニングをしていることもあります。

そうした物件は、部屋の汚れが十分に取れていないことも多く、部屋の清掃クオリティについてオーナー側と入居者側でトラブルに発展するケースも少なくありません。

 

「引っ越した部屋がなんだか汚い…」そんな時はまず、不動産管理会社に連絡してその旨を伝えましょう。管理会社の調査によって「原状回復クリーニングが十分でない」と判断された場合には、オーナー負担でハウスクリーニングのやり直しをしてもらうことができるかもしれません。

 

ハウスクリーニングのやり直しは入居後すぐに頼もう！

ハウスクリーニングのやり直しは、入居後すぐに頼むようにしましょう。

入居してから時間が経っている物件は、部屋についた汚れが前の入居者のものなのか、現在の入居者がつけたものなのかの判断が難しくなるため、やり直しを頼むことができなくなる場合もあります。

できれば引っ越しをする前に一度部屋の状態を確認し、汚れている箇所を写真などに撮って具体的に報告しましょう。

 

こんな業者には要注意！クオリティが低いクリーニング業者の特徴

ハウスクリーニングには、業界を通しての明確な品質基準などが存在しません。

そのため、会社によってクリーニングの品質はまちまちで、にわかには信じ難いほどひどいレベルのサービスを提供している会社もあります。

 

そんな低クオリティの会社を見極める方法は何かあるのでしょうか？

この章では、クオリティが低いクリーニング会社にありがちな4つの特徴をご紹介します。

 

料金が異常に安い

作業料金が異常に安い会社は、全体的にクオリティが低い傾向にあります。

やはり、どんなものでも相場というものがあります。その相場よりも安い価格で提供されているものは、サービスの品質が平均よりも低いのが世の常です。

ハウスクリーニング業者を選ぶ際は、クリーニングの相場を調べて、その価格帯から大きく逸脱していない会社を選ぶのが無難です。

 

作業時間が異常に短い

作業時間が短いということは、必要な作業工程を端折っていると考えられます。

空室クリーニングなどの空き部屋清掃は、間取りにもよりますが、大体1物件あたり1日程度の時間がかかるものです。例えば1Kなどの単身者物件であれば、作業員1名で1日作業か、作業員2名で半日作業であることがほとんどです。

業者が提示している作業時間が、これらの目安の時間よりも大幅に短い場合は、疑ってかかった方が良いと言えるでしょう。

作業時間について知りたい場合は、ホームページを調べるか、業者に直接電話をかけて聞いてみましょう。

 

口コミの数が少ない・口コミが自作自演くさい

口コミが全体的に少ない会社は、世間的な認知度が低く、従ってそれほど人気のない会社であると考えられます。

インターネットなどで業者の名前を調べてみて、口コミサイトへの投稿やレビューの数が少ない会社は、少し怪しいと考えて良いでしょう。

また、口コミがたくさん投稿されている会社であっても、注意が必要です。

口コミの内容を一つ一つチェックし、「各口コミの文体が似ている」「違う人物が投稿しているはずなのに同じ内容や言い回しが登場している」など、怪しい点をチェックしましょう。自作自演と思われる口コミが多い会社は、クオリティにも難がある場合がほとんどです。

 

会社のホームページやSNSアカウントが存在しない

インターネット上にホームページやSNSアカウントがなく、注文は電話のみ、という会社も注意が必要です。

ホームページにEメール窓口や投稿フォームがある会社は、こちらのタイミングでクレームの連絡などを文面で送ることができますが、窓口が電話しかない場合は相手の都合の良いタイミングでなければ連絡を取ることができません。

そのため、電話が繋がるのが非常に遅くなったり、下手をするとクレームの電話を無視されるなど、トンズラされてしまうこともあります。

 

結論：ハウスクリーニング会社は信頼と実績のあるところを選びましょう

安いところに頼んでも、クオリティが異常に低かったり、なんだかんだで追加料金をとられたり、やり直しのためにまたスケジュールを調整したりと、何かと面倒なことになる可能性があります。コストと時間で考えると、優良な業者に頼んでおいた方が結果的に安くついた、なんてこともしょっちゅうあります。

ハウスクリーニングを頼む場合は、多少お金がかかったとしても、口コミ評価が高く、実績の豊富なところを選ぶようにしましょう。

 

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